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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

未来。全ての病気は薬で治る。宇宙での戦い始まり

作者: ヒロモト
掲載日:2026/03/11

「先生ありがとうございました」


「お大事に」


俺の最後の患者。マチさんが帰っていく。


これでこの安室医院も閉店ガラガラか。

最後の手術もつまらなかった。

俺が子供の頃。まだ西暦があった時代は『病気』も『ガン』もみんな言葉として知っていたのに今では病気も怪我も薬で治る時代だ。

今の子どもたちは『ガン?エイズ?ハッケツビョウ?なにそれ?』ってな感じだ。

マチさんも末期ガンだった。

古き良き『手術体験』をしたかったのか手術を俺に任せてくれた。

でもつまんなかったなー。

ちょっと身体に穴を空けて万能『ダーム薬』を流し込むだけ。

地球時代から続いた『病院』の文化は今日消えた。

俺も116才。薬で見た目は少年だがこれからどうしよう?老化体験でもしようかなぁ……うぅわっ!


とんでもない爆発音と衝撃。

俺は冗談でなく100メートルは吹っ飛んだ。


「なんだ!?」


爆弾か?爆弾だけはマズイ。

一瞬でふっ飛ばされたら流石に俺達でも死ぬ。


俺は歯に仕込んだ薬を噛んですぐに怪我を治すと焼け野原になった街を見た。


「……こりゃひでぇや」


肉片と血のパラダイスだな。

人々はパニックを起こしている。

無理はない。俺は一応医者だから血を見るのに慣れているが彼らは……。


「……マチさん?」


赤い髪の頭蓋。これはマチさんだ。

さっき治ったのにもう死んじまったのかよ。

ムカついた。

こっちは人を治したくて。人の命を救う為に医者になったんだよ。


「てめぇらか!こらぁ!」


俺の頭上にいる3体の人型巨大ロボット。

銃とバズーカを構えている。

こいつらしかいねぇ。


「死んだって構うか!」


理性を失う寸前だったが、なんとか踏みとどまる。

俺もロボットに乗らねぇと犬死にだ。

でもこんな宇宙の辺境にそう都合よく

……


「あったぁ!」


しばらく爆撃の中街を走り回っていると白い布に覆われた白いロボットが。

俺は布を引っ剥がしてロボットに乗り込んだ。

こんなものがあったのか。

誰のか知らんが借りるぜ!

ロボットには乗ったこと無いが、こっちは医学部出てんだ。舐めるな!


「よく分からんが分かった!」


白いロボットが立ち上がりメインカメラが光った。

上手く起動できたみたいだな。

空にいる3体のロボットがこちらを見ている。

来るっ!あの真ん中の赤いのがきっとボスだ。


流石に緊張する。落ち着け。

何でもいい。ゆっくりと数字を数えろ。今は何年だ?人々が宇宙に出て1.2.3.4.5あ〜。今年で宇宙世紀0079年だ!

よしっ!俺は冷静!


「安室!行きますっ!」 


あいつらは『ガン』だ。

そして俺は奴らを殺す『ダーム薬』!

そうだ。このロボットの名前はその2つを合わせて……。


















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