【第8話】KILL・WORKS
医学的証明は無いが人には弱点または穴や秘孔
など様々な呼ばれ方をする部位が実在して居る,
特定のその穴を攻撃すれば自律神経を崩したり,
リンパを潰して血流の循環を妨げて攻撃の
回転率を著しく低下させたり,あまつさえ弱点に
よれば人を一撃だけで粉砕も可能,世界ハイパーヘビー級のボクサーのラッセルは筋点打ちと言う内蔵に対する穴を突く攻撃を極めて居た,
だがしかし。
「何⁉︎俺の指が」
「千切れちまったなぁ,,,つまんねぇよ技も
貰っとくわ」
バゴーン,とんでもない一撃が飛ぶ。
「立てるかラッセル!5,4,3,2,1」
カンカンカンカンカン,相手はテラーと言う
熊を殴り飛ばしデコピンだけで肉が切れる
風圧の斬撃を放て零距離の寸勁すら日本刀すら
切れない骨を骨折させられるくらい強い
パンチを放てる奴が居た。
「嘘だろ⁉︎雷速みたいな速さしてやがったぞ
今」
あの体重が180kgのラッセルを宙に回しやがった。
「そんなボクサーさんがなぜ私に?」
佐藤は今,稀有な人材として様々な裏世界の
強者達が噂を都市伝説級の怪物を狙いに
きて居たのだ。
「あんたは内蔵破壊する一撃すら喰らっても
破裂せず切れない,神経や内蔵レベルに
強いアンタがなぜ,てか裏格闘技もやって
るんすね」
「アンタが佐藤だね,知ってるよ私あの生きる
伝説の跡目だって」
世界に法則と現象が存在するように,拳闘に拳法やルールがある,フラクタルなのだ,それの土俵を上げ続ける土台を超越することこそ次元つまりは場所からの超越なのだ,まさにバトルエリートがそうであったように佐藤があ今そこに至ってるのだ。
「へぇ,,,ぶっ倒しにきたんだ」
「そうだよ!」
次の瞬間拳が弾け飛ぶ,比喩表現すらなく
表された速さが幾億と秒間に全方位から
打ち込まれる。
「ガハ!」
「形を保つだけ凄いがなぁ!,,,あれ意識残ってる?」
楽な道など言語道断,たかが知れている楽な
道は狂い穴だらけの心となるしかない,山しか
ないイバラの任侠道,仁義がそこにあり愛
があるなら,狂った鋼の精神性すら超越する
金剛の魂を,死んだって死なない無敵の
タフネスを。
無意識に成り相手の死角を攻撃可能な技術,
相手は意識外から来る攻撃を防御不可能,
理性ではなく本能が身体を動作させる故に,
常に体力的持久性に左右されないつまりは
無尽蔵の体力を持ち,相手の弱点を常に
当てられる,未来予知に近しい幾数千の手を
読める予測力とそれに呼応して動作する
0秒反応が任意でも可能な程の反射神経が
あったって無意識から来る攻撃を回避また
ガードは不可能。
「なぜ残ってる⁉︎」
「当たり前だろぉ〜?」
バゴーン!一撃が飛ぶ,あのテラーを
一撃でのしやがった。
「俺も成長したなぁ,,,」
一方目黒先輩では。
「あぁレベッカ,,,いや花子」
目黒花子,彼女は自身の娘であり外国の裏取引の
スパイに派遣されて居る。
「マジか今日本に帰国してんのか⁉︎はよ
言ってよ帰国子女の子も居るんだ,,,え
家の前にもう来てる⁉︎」
ガチャっドアが開く。
「久しぶり!」
「うぁ急に抱きつきなさんな」
「会いたかったよお父さん,いやパパ」
「あはは」
弁護士の妻の血を色濃く継いだ娘は
美人,そして何よりだがほぼ全ての外国語を
瞬時にマスターした言語マスターでもある。
「さ,上がって上がって」
久々に会うからと言う理由もあり世間話に
花が咲く。
「ウチのお父さんはね凄いんだよ!地震,雷,火事
みたいな森羅万象と並べてもおかしくは無い
位に伝説で神秘で幻の存在に近しい!」
「花子ちゃん,,,誇張が過ぎる,そう思って居
ました,ですが貴方を見て確信しました,
納得だなあのオーラ,神の転生体,より巨大な
秩序の世界から舞い降り遊びにきた
メタ存在と言っても過言に見えない位に
強いオーラだ」
「二人とも言い過ぎ言い過ぎ,お父さん娘と
そのボーイフレンドに褒められ過ぎて
照れちゃうから」
「えへへ」
「(実際僕はこの人に対してあらゆる科学兵器も武技も武器も通用するところが目に浮かばない,
人類,いや地上に生きとし生きる霊長類や
動植物や建物より強く硬くそして巨大な気迫,
ゴリラを超える[ストレングス/強度],
チーターを超える[スピード/速度],
ライオンを超える[バトルインテリジェンス
クオーエンス/戦闘智力],
鷹を超える[アジリティ/俊敏性],
サイを超える[デュラビリティ/耐久力],
熊を超える[エンデュランス/持久力],
その他諸々に置いて多種多様な特化した
動植物を超え,なんだったら人や動物より昆虫や細菌,微生物なんかが人サイズまで拡張したん
じゃないかと思うほど強い)」
「君は中々凄い見所がある,僅か15歳と言う
歳月にしてまぁだらしなく見えるが120kgの
体重に165.6cmと言う肉体だ,丹田はよく
鍛えられパンチはシャコの様,君は日本人かい?」
「はい,小島と申します」
「小島君か,,,よし私の弟子にならないか?」
「えぇぇ⁉︎弟子ぃ⁉︎」
「待ってお父さん,耳かして」
「な」
「彼は外国では有名なの,インドミナスの異名を持ち誰からも操られない暴君にして傍若無人,
警察や国家権力すら我儘な君主の横暴を許さざる負えないのよ」
「えぇ?そんな風貌には」
「あれはあくまでも表向きの装いよ」
「纏ってるのか」
「過去にはとんでもない対戦を沢山してきたのよ」
「(何で目黒父娘はこしょこしょ話してるんだろ?)」
過去に行く。
「ははは!メディアの印象操作能力は
やはり凄い!」
「反逆的な意志の人間を無理矢理に犯罪者
に仕立て上げたり政治家をサポートしたり,
すげぇ」
右はネズミ,左は狼の着ぐるみを着たマスコット
キャラクターの赤狼と蒼鼠そして取材する
マスコミを操りメディア業界のほぼ全てを
牛耳る敬文楽御と言う男が居た。
「私たち兄弟の殺し屋いれば大丈夫」
「はいそうですとも,護衛を任せて貰えて
光栄極まれりです」
だがしかし,そいつらは間違えたんだ,あの
小島の家族に手を出してしまったからだ,
日本人の小島一家が外国に転勤した際に,
拉致監禁した挙句に実験に使いあまつさえ
罪を全て被せて自殺したことにしたのだ,
母親の腹には三子が宿って居たが腹を掻っ捌かれて皆が目の前で串刺しにされて居た。
最後の一人に残った小島宗次郎は狂わない為に
感情に仮面を被り家族と共に生きて帰る事を
願い目隠しされながら待つ,だがしかし,
残虐性の権化のような奴らは拷問に苦しみ
抜いて目ん玉を口に捩じ込まれた死体と
赤ちゃんの串団子を見て精神は完全に
崩壊してしまった。
「感情を押し殺してきた,だけどもう限界みたいだ,ごめんな宗次郎,仮人格の俺じゃ感情抑制は
不可能だ」
次の瞬間,組織全体が地下深くから地上に飛び上がる。
「グガァァァ!」
一撃の拳にして体積質量に変換して
一個の城単位に匹敵するほどのアジトを
バラバラに爆破させたのだ,そのあとは
殺戮と蹂躙だった,一人一人が中隊の軍隊並み
の実力者の1万2千人の完全武装した殺し屋
達が一斉に連携して全方位から攻撃を
仕掛けても完全に無駄,1200tに登る
ミサイルに匹敵する大量の銃弾すら無傷で
あった。
戦争以上の対戦すら軽く凌ぐ怪物に皆が
恐怖した,戦慄した,皆が蹂躙殺戮された,
それは徒使空拳つまり素手だけの鏖殺だ。
「ガァァァ」
そんな過去がある。
話は戻り殺し屋兄弟。
「あんたが支持役知ってるオデが
殺す,ウガァァァァ」
血の底で唸るような大轟音は簡単に
ロケットや火山噴火の音波を超える。
「鼓膜破れるね」
「骨伝導に頼れば良い,最悪嗅覚さえありゃ
どうにでもなる」
この二人も只者じゃあ無い,毎秒100万Hz
以上の国家が開発した特殊周波数を発生させて周辺を探索する高周音波機を使うが全く捕らえられないほどに足が早く警察官の集団を
潰したのだ。
だが封印が解除されてしまった怪物に
勝てる訳は無い,12,15,43,78,100,150,10000,
57420,7648104,∞,ω+1またℵ,,,Ω,???。
「アガガガガフンガァァァ」
血管ははち切れんばかりに,それは他者に対する怒り?違う,理不尽また不条理なイラダチ?違う,
大切なものを守れなかった自身に対してだ。
自己嫌悪のノルアドレナリンのバフ,集中力,
破壊力を高めて痛覚を鈍化,そして体力的持久性の限界を超えて余力すらなくなろうが意志が
負けを認めるまで倒れない。
血も涙もない,そして殺しに躊躇いがない,
しかも不死としか言いようが無いほどの
タフネス,刀は肉どころか薄皮一つすら
捌けず弾かれた弾丸は当たったって無駄。
「アガガガガ」
「なんやこいつワイらより早いやんけ⁉︎」
「ワシの一撃すら喰らわん」
妹の速さ,兄の倒壊したビルにぶつかるほどの
パンチ,無駄無駄無駄。
「アガァァァァ」
そいつは兄弟すらも,全くの無駄に過ぎなかった。
今に戻る。
「そんな人なの小島くんは」
「俺より強く無い?」
「あの〜すいませんお二人」
肩を叩く。
「あの僕を弟子って」
「あぁ,君には私の娘と一緒に任務をこなす
バディーになってもらおうと思ったが
変わったよ,君はパージコーポレーションに
所属しなさい」
「パージコーポレーション?」
「あぁパージコーポレーションってのは
カクカクシカジカなんだ」
「なるほど」
「さぁ,じゃあ早速一緒に行くぞ」
こうして小島と言う存在が仲間に入った。
AM14:45,パージコーポレーションと
バトルオーガナイゼーションは対談して居た,
ある組織を討伐する為に。
「あんた佐藤さん?」
「はい」
「初めまして,私は小島宗次郎と申します,話は
聞きましたよ目黒氏から」
「君は年齢の割に大人びてるね」
「ありがとうございます,それより聞きましたよ
佐藤さん,貴方がパーコレに入ってから任務が
ガンガン成功し続けて居ると,まさか伝説的な
白夜と言う組織にすら勝てたとか」
「褒めても何も出ませんよ」
「わかってますよ,凄いですねと言う事を
言いたくてですね」
後ろでは新人二人は会話して居る,表では。
「はぁ〜,,,あんたら二人がかりでも勝てない
化け物ですか,,,(片方はドラゴンと呼ばれる
人外,片方は武王と呼ばれる格闘技の超人,
なんなんだ一体)」
「そいつは白夜すら利用して居たなんだったら
駒としか見て居なかった存在だった,一人だけで
全てを成し遂げてきた奴がいたんだよ」
「ドラゴンが言う通りやばい奴だよ,やつは
御前や始祖総括して大いなる者なんて様々な名前を持つ変幻自在,
今現在わかってんのは素手だけで俺とバッハ
二人がかりでも指一本で遊ばれた,だが
腰には斧が携帯されて居たからな,多分だが
奴は更に強くなる」
「マジか」
新たな化け物を倒す為の準備が始まって居た。
サブタイトル:新たな存在