【第2話】KILL・WORKS
サブタイトル:初任務
AM7:30に何時も通りの時刻に起床すると。
「おはよう」
「え?あ,おはようございます」
「よく眠れたかい?」
「はい,それはもうぐっすりと」
「それはよかった」
なんとオートロックを解除して玄関をピッキングして部屋に入って居たのだ。
「タワマンなんか久々に来たよ,地下駐車場とか
クッソ広かった」
「あの〜それで家になんの様で」
「はいこれ,手渡したくて」
「はぁ」
それはパージコーポレーションの手続き用紙だ。
「カキカキ〜っとはい」
「うん,よっしゃじゃ今夜のAM23:00に
虎澤駅東口に集合で」
「はい」
こうして約束を取り付けられる。
一方で目黒大地。
「(佐藤く〜ん,君の潜在的意識を気づいてるよ,躊躇の無さが何か垣間見えたんだ,もし僕が
死んだふりを1秒でも長くして居たなら,
君が通り魔をバラバラにして居る光景が)」
「先輩?何故顔を背けるんですか?」
ニチャー輪郭が壊れんばかりに口が避けん
ばかりに期待の新人に心を躍らせてニヤケて
居た。
「なんでも無いよ〜,じゃ僕は行くね,体を
休めるんだよ11:00から仕事だからね」
「はい!承知しました」
ガチャっと出て行く。
「管理人に連絡して開けて貰ったとかかな?」
、、、時間を巻き戻り2日前の深夜,
桜木街にて。
「世界中の政府組織,警察と国が協働しても
50年間一つとして情報を入手出来なかった
麻薬カルテルを壊滅させろって,依頼者は何を
考えてやがる」
「世界中の国と裏世界つまり反社会的勢力や
半グレなどのあらゆる手段を使っても見つけることの出来なかったそいつを見つけ出せってんだ,馬鹿げた話だろ」
「噂じゃあデマとまで言われる唯一残った
情報だって幹部クラスの情報,プログラムの書き換えやデータコードの改竄を組み換えて,
8056桁の情報処理が必要な暗号を解いて
手に入れたが,,,どころかその名前が個を表すのか複数を表すのか分からなかったんだ」
「白夜だろ」
「あぁ白夜だ,大地君ならどうやってそんな
奴らを見つけ出す」
「特定部隊と情報機関が50年だぞ?外国の
ラベリアのローズの特定部隊なんて,
インターネットの匿名掲示板まで活用して
謎解きして過去には12年間未解決だった犯人
特定をたったの1週間で誤情報や身バレ防止策を看破して重要指名手配犯の居場所を特定して逮捕したんだぞ?」
「そいつ確か整形もしてたよな,よく特定出来たよなぁ死亡説すら出たのに」
「んなこたぁ良い,ともかくそんな情報戦の
プロフェッショナル,スペシャリストの集団が
総動員しても無理なんだ,俺には無理だよ,
世界5分前仮説検証したりフェルマーの最終定理を証明したり,ヴォイニッチ手稿を解読とか
そんなレベルより遥かに上だぜ」
「スパコンでも困難な10^80個とか言う
およそ世界に満ちる原子数に相当する
数の枚数で神経衰弱する位には言語化すら
不可能」
「落ちつけ大地」
「落ちついてられるかよ,しかも警察の調べに
よれば未来予知レベルの最適な手駒の配置,
味方の采配も一流と来たもんだ」
「確かになぁ,そんな奴らが次の殺害対象なんだ」
「あぁクッソがぁ!」
「おいおいまてまてまて!」
目黒は得てのメイスでビルをぶん殴る,すると
ビルは倒壊する。
「あちゃー」
「あ,ごめん」
木の枝の様にメイスをぶん回す。
二つ名はメイスの大地であり怒りが臨界点に
達すると各所地域に隠してある特注品でバナジウム鋼と鉄の合金性であり500kgある上に丸太位持ち手がデカいメイスを引っ張り出して装備して周りを粉砕し尽くす悪癖がある。
「そう言う性〈タチ〉はそろそろ直せ」
「すまんすまん立花君,ニュースメディアは
これをどう取り上げるかなぁ」
「桜木街の廃墟の高層ビルが倒壊した,
との事,建築途中と老朽化が原因と見られると,
仕方ありませんねぇパパに頼んでおきますよ」
「マジありがとう」
AM0:21にてビルを破壊して居たんだ。
、、、現在に戻る。
「久々に読むか」
「嘘を完璧につく方法を教えてやろう,
完全な欺瞞には嘘を4事実を6で会話を
すれば良い,ハッタリもそうだが真実であれば
真実であるほど自分も本当の事を喋って居る
と言う顔や心音に成り相手はあ,本当なんじゃ
って信じるんだこれは擬似的な自己催眠術
会話法って自分は定義してる」
「完璧なポーカーフェイスでも表情筋,声色,汗の香りから心情を一言一句読み解ける洞察力を
持った奴が居るから」
「ふむふむ心理学者の本は面白い,自己催眠を
して相手に情報を取られる事を防ぎ心理戦を
乗り切るんだな」
AM12:00まで心理学の本を楽しみその後
に食事を取る。
「久々に自分で料理するなぁ」
フライパンに火を入れ油を少量敷く,
卵2個を解き塩を入れて解き,フライパンに
入れる,じゅわっと良い音が鳴る。
「おぉマジ腹減った旨そうだなぁ」
「よし火入れ完了,更に載せてソースを掛けて
っと,完成普通の卵焼き」
「いただきます」
AM12:12食事を取る終わる。
「ふぅ〜美味かったぁ」
その後胃袋にしっかり入るまで待ち、、、
AM13:42にて。
「さて筋トレすっか」
と言う感じでAM14:00まで自重トレして
AM17:30までランニングして有酸素運動を
終了させ帰宅して風呂に入る。
「ふぅ〜気持ちぃ」
風呂終わりのAM17:30に夜ご飯には味噌汁と
納豆で夜ご飯を食べ終えてAM20:00まで
休み,現在時刻AM20:01〜21:00に,
ストレッチして居た。
「んんん〜よっしゃ良い感じにほぐれた〜,,,
そういや代表取締役って影武者だったのかなぁ,
聞いてみっかな」
ピンポーンと玄関呼び鈴が鳴る。
「入って良いですよ」
「は〜い」
ガチャ。
「え⁉︎」
「どうも〜」
「40階ですよ⁉︎今エントランスに居ましたよね?」
「うん,階段使って上がって来た」
「は,はぁ」
「そんで今日は,初仕事でしょ?」
「はい」
「だからサポートしようと思って」
「なんと,ありがたい」
「今回する仕事はこれね」
「ふむふむ,,,3日前にニュースに報道された
近日の未解決連続殺人事件の犯人の暗殺か」
「君に頼みたい」
「承知しました」
「位置情報は情報屋パト・エリックに頼んだから,彼に接触してくれたら居場所は分かる」
「情報屋のパトさんですか」
「あぁ,イギリスと日本のハーフで青い目が特徴的,目の下にほくろがあって鼻が高い」
「典型的なイケメンっすね」
「セクシーだし探偵事務所を営んでいて,
しっかりしていて,経済状況に応じた適した
株の売買能力があって探偵業が無くても
金を集められる位に凄いぞ」
「だがスタイルや容姿だけじゃない,飛び抜けた
推理力だ,証拠を掴む力もそうだけどあいつの
憶測の精度が凄い,十中八九間違いなく
当たるぞ」
「直近だが五年前には詭計や計略や策略など諸々を総括してトリック,このトリックや証拠となる情報が一切合切存在しない完全に迷宮入りしたアレン・パードリックの未解決事件を解決した実績がある」
「完全に迷宮入りした事件の解決⁉︎」
「凄い奴だよ,共感と言って犯罪心理学を読み込んで事件内容に応じた犯人が何をするのか,
そう言った行動推測が類を見ない程に高い」
「そんな方が味方なんですか」
「第三者だよ,金を支払うなら誰でも良い中立の立場」
「は,はぁなるほど」
そこから時間が経ってAM22:43にて。
「そろそろ行きますか」
「あぁ行くか」
こうして出発してAM22:55に虎澤駅東口に
到着。
「ナイフ支給する,サツには見つからないように
ちゃんと銃刀法違反になっちゃうから,
あそこに居る身長が190cm位の奴だ」
「ふむ(正確には192.3cm)」
「あの〜」
「君が新しく入った子だね?」
「はい」
「僕のことはもう聞いてるよね,早速
情報を伝える」
するとパトは一枚の写真を出す。
「今はここをアジトにして居る様だよ」
「多分なんですが,森久保の方ですよね」
「凄いな一枚で場所を当てるなんて」
「建築や景観で分かりました,よく服を買いに
森久保の商店街に行くので」
「なるほど,それじゃこれGPS」
「あGPS付けてるんですね」
「顔と背格好を伝える為の写真だからね」
「じゃあ早速車を走らせて来ます」
AM0:43に森久保に到着する。
「う〜んそりゃ付近を回るなんて当たり前だよなぁ」
到着した場所には,警察官が警備しており,
約30人の人員が配置されて居た。
「う〜ん,,,気配を消せるかなぁ,,,」
落ちつく,落ちつく,頭を無にして世闇に
溶け込む。
「,,,」
「ふ〜ん,あれ暗殺術の歩法[息死]じゃね?
なんで佐藤君が」
無意識に自身が行う行動が暗殺者のそれで
あることを,目黒は見抜いて居た。
「,,,」
「先輩〜今日の見回り変わりますよ」
「おっもうそんな時間帯?じゃ休憩してきま〜す」
「,,,」
全く持ってバレる気配なし。
そうしてアジト侵入する。
「警察はこの場所を見つけ出せてないんだな」
「ぐ〜すぴ〜ぐ〜すぴ〜Zzz」
「あいつじゃね?」
「え〜じゃあさよならさん」
グサリ,眠る犯罪者は永眠する。
「任務完了〜心臓を一突きしてって待てよ,
指紋,,,カメラっと,よ〜し完璧に完了」
証拠を一つとして残さず息の根を止める。
「よ〜し帰ろっと」
こうして初任務を終えて,車まで戻る途中。
「あの〜そこの人」
「⁉︎」
先程先輩と話して居た若者が来た。
「はい?」
「こんな時間帯に一体何をして居るのですか?」
「職務質問は任意ですよね」
「まぁ〜君は怪しいってよりなんか怖いね〜,
君はパーコレの人?」
「え⁉︎」
「あぁ大丈夫僕は警察内に潜入調査してるのよ,
君が任務を失敗した際のサポートに回る様に,
昨日の夜に言われたんだよ〜」
「そんなすぐに行動出来るんですか⁉︎」
「目黒暁って警察本部長が居るんだが,その
父親に頼んで貰ったんだよ」
「大地さんって凄い方なんですね」
「あぁ,あとこの紙取っといて」
「はい」
こうして連絡先を渡されて車に帰り。
「行きましょう先輩」
「あぁ」
AM2:10に先輩と話す。
「今日の任務は見事だったよ〜まさか暗殺術の
息死を使えたなんて」
「息死?」
「おぅ(マジ天才肌じゃん)」
「いや〜知らないってんなら良いや」
「?」
なんて他愛もない話をしてAM3:00には解散,今日も一日が終わった。