保護
とりあえず役所に到着した。ずっと後ろに張り付かれているため正直言って動きずらいが、気にしない。とりあえず資格を提示する。
「あー。はい。わかりました。」
実はもう3回目だったりする。家出多すぎるだろ。まあ一回は迷子だったのだが。
少し待つと奥の方から人が出てくる。
「休憩室の使用許可降りましたよー。」
休憩室の前まで来た。
「ほら。入って。前で待っとくから。」
役所の人とは一対一で話してもらった方がいい。と言うのも一回保護制度を逆手に取ってなんか脅して同棲しようとしたバカがいるらしい。なので一回離して第三者と話すことでそういうことがないかを確かめるのだ。
のだが離してくれない。なんでだ。まあ引っぺがそうとしていたら、役所の人が
「それだけ懐いているのならいいんじゃないですか?」
と言ってきた。まあいいと言うならいいだろう。
部屋に入って着席する。お茶が出されているのだがいつも熱すぎるためスルーしておく。多分80度は超えている。
「君は親御さんのところに帰る意思はある?」
小さく首を振っている。小さく震えてもいる。
「じゃあ次の質問。一緒にきた人と過ごす?それとも…」
言い切る前に抱きついてきた。これには役所の人も苦笑いだ。
「じゃあ一緒に過ごすのでいい?」
小さくだが、首を縦に振っている。
「まあ、一応説明しておくね。もう一つの道としては孤児院に入ることだね。」
…だんだん抱きつく手が強まってきているのですが?
「じゃあ次に移ろうか。と言っても一度説明を受けてるから大丈夫かな?」
前回保護した時は孤児院に行ったけどその時にどちらの説明も受けたためバッチリだ。
「大丈夫です。」
こんな感じで大丈夫なのだろうかと思うだろうけど、実際に事件が起こったことは先ほどの一件しかない。と言うか犯罪率が低すぎるせいで防犯意識が低いのだ。
「後の手続きはやっておくからもう帰ってもいいよ。」
まあ今日は家に帰らせてもらおう。
白空 @xiaoyezhit91151
書きやすいから多くなる。
どちらかと言えば前作のをゆっくり書きたかった方が大きいかも。
前話のあの法律は自分でも無茶があると思う。