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美女連環の刑 承の巻 (中原争奪編)

 美女連環の刑 承の巻


 呂布は董卓が殺されて逃走する中、王允の奴、なんてモノを作り出したんだー。

 董卓の親父がバックドロップで頭蓋骨陥没で殺されるとは、なんて恐ろしいものを作るんだ!

 とにかく逃げるとしよう。

 呂布は長安から逃げて、曹操(そうそう)の拠点を主である曹操が不在だったため襲撃して落とすことに成功したのだ。

「ちょろいちょろい曹操なんて雑魚だ」

「流石は呂布様です」

「陣中の呂布。最強と呼ばれるわけですな」

 

 呂布が曹操の拠点を出陣中に襲撃して落とすことができたのは陳宮 、張邈の裏切りにより内応したため落とすことができたのだ。

 しかし後ろをつかれたとはいえ拠点を奪われた曹操は激怒して軍を反転して呂布と激突したのだ。

 呂布は最強と呼ばれている猛将。 曹操軍を相手に優位に戦を進めたのだが。



 ある日

「リョフサマー」

 呂布が振り向くとそこには貂蝉がいたのだ。

「げっ、貂蝉」

「ナンデニゲルノデス」

「だってお前死体じゃん顔とか腐っているぞ」

 そう、人造人間だったが防腐処理はされていないので腐ってゾンビになっていたのだ。

 だから呂布がビビッて逃げ出したのですが。

「逃げられたいなら、覚悟しろ」

 呂布は方天戟を振り下ろして貂蝉を攻撃して真っ二つにするが、

 真っ二つになった貂蝉はうねうね動き再生したのだ。

「アイシテイルワー」

「うわ—助けてくれー」

貂蝉が呂布に突進して抱き着いて呂布は失神したのだ。

 総大将失神で、指揮系列が乱れた呂布軍はあっという間に曹操軍に敗北してしまったのです。

 目を覚ました呂布は貂蝉の隙をついて逃げ出したのでした。


 呂布の配下であった張遼・高順などの名将たちが善戦したので、全滅せずに呂布一行は逃げ延びたのでした。


 曹操軍に敗北して呂布一行は隣州である徐州の劉備に助けを求めたのだ。

「劉備殿助けてくれー」

「ってお前は呂布、どうしてここに?」

 呂布は董卓暗殺の後、曹操軍とたたかったことなどを話し劉備一行に保護を求めたのでした。

 しかし、劉備の臣下は反対していた。

「兄者、断るべきです」

「そうですぞ、呂布は養父を殺し汚い手を使って、曹操殿の背後を突いた野獣同然の将だいつ裏切るかわからないものを受け入れるべきではありませんぞ」

「張飛よそして関羽よ、俺は義を旗に戦っている。俺には助けを求めるものを見捨てることはできん」

 何とか呂布は劉備たちに保護されたのでした。

 そして徐州の所有権をめぐって曹操が攻めてきたのでした。


 しかし曹操軍に比べ数は少ないものの、呂布・関羽・張飛・張遼・高順といった猛将たちがそろい踏みしていたためなんとか曹操軍を打ち破ったのでした。

「呂布殿のやりますな」

「関羽殿こそ」

 そこに貂蝉が現れたのでした。

「リョフサマーワタシカラナンデニゲルノデスー」

 ボロボロの朽ち果てた貂蝉が追ってきたのです。

「うわっこいつ臭いぞ。兄者どうする?」

「関羽雲長見参!」

 関羽は愛刀である青龍偃月刀で貂蝉をぶった斬るのですが

「ワタシトリョフサマのオウセヲジャマシナイデクダサル」

 貂蝉のチョークスリーパーで関羽はやられてしまい。

「うわ—助けてくれー」

 呂布が逃げ出したのでした。


 張飛が貂蝉を見て、腐っている、臭い、爛れている、関羽より強いとそろえば

「そりゃ逃げるわ……」

 間が悪いことに貂蝉の乱入で総崩れになった劉備・呂布軍を斥侯が監視していたため、

引き返してきた曹操軍にやられてしまったのでした。

 呂布と劉備というライバルが消え曹操軍は瞬く間に中元を制圧してしまったのでした。




荀彧サイト

 曹操不在の隙を突かれ次々と拠点を落とされ絶体絶命だった曹操軍でしたが、貂蝉の乱入により呂布軍が撤退していったのです。

「あれ?呂布が撤退していくぞ。 とにかくチャンスだ!追撃するぞ!」

 だが、呂布が撤退していったのは貂蝉ゾンビのせいである。

 そんなところに攻撃したのですから当然貂蝉に気付かれたのです。


「キエエエエ、ワタシトリョフサマのジャマヲシナイデクダサル」

 そう、曹操軍は貂蝉に攻撃されたのです。

「うわーゾンビだー助けてくれー」

 そこに現われたのが荀彧だった。

「ウワーソウシキイヤダータスケテー」

 突然貂蝉は逃げ出したのでした。



 そう荀彧は人物評価の禰衡(でいこう)に「文若(荀彧)は弔問に行くのがお似合いだ」と評されているのです。 それは弔問の使者に向いている風貌顔であるといわれているのです。

荀彧は葬式向けの顔ということでゾンビが苦手にしています。

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