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第90話 蜂蜜の村で採取をしようと。 蜂蜜の? 違うよ(笑)

「ところでシロシロ、何で天神は暴走したんだ?」

「天神はこの星の守護者なんだ、この星の危機に駆けつけ排除する役目がプログラムされているの、今回の勇者の(かたまり)は、ごく稀に起きる現象で、創造神様が与えた職を、世界を越える際に変わっちゃう事があるの、あのままほっとくとこの星が崩壊するレベルの厄災が起きる」


 おいおいマジか······


「その、排除するための動きはフルオート、全自動で排除するまで止まらなくなるの、あっちの海神もその機能が着いてるわ」

「海神にも?」

「どの星にもいるわ、そして私と同じ管理神候補ね」

「私が管理神に······」

「まだまだ先の話だけどね」

「地球にも?」

「地球の子は人間に転生を、繰り返してるわね、今は、御神(みかみ) (いさむ)としてね」

「は? 親父? マジ?」

「マジよ、その様子を見に行ったら場所わからないし、迷子になって皆に助けてもらったし、勇が泊まりに来るし、ちなみに勇ちゃんは死ぬ間際まで記憶を封印してるから、ただの阪神好きのオヤジよ、今はね、まったく、私にまで阪神について熱く語るなんてあきれ果てるわ」

「あ~、なんかすまん、4月の大勝した日だろ、ゴールデンウィーク前の日曜に仕事の都合で泊まっててお前捕まってたもんな」

「そうよ! 無理やりテレビの前で膝に乗せられて、 "シロシロ! ツーランだぞ!" 知らないわよ! そんなのが1回の表からずっとよ! 2022年4月24日よ! 次の日が野球休みで助かったわ、次の日も雨で中止だし、その次の日、私はこの星の異変に気が付いて帰ったから······逆に、ほんと~に助かったわ(苦笑)」

「あはは、で、その週末に俺達が召喚された?」

「数日のバラつきはあるけど、今のところ1月前後のバラつきね、この後この星がラッシュになる予定ね」


 は?


「召喚されて来るのか?」

「寧々は、だいぶ前のラッシュの時に、千世達はその何回か後のラッシュの時、で今回のラッシュね、それも勇者の塊が有ったから時間差、タイムラグがあったのね」

「だから、2回に分けて召喚されて来たと言うことか」

「そう言う事ね」

「んじゃ、この星の召喚の阻止と、召喚されてしまったら、保護か送還か、排除かやね」

「やってくれるの?」

「ここまで関わってるし、しゃ~ないやん、そのお仕事終わらせて、まったりさせてもらうわ(笑)」

「ありがとう!」





 その後皆が帰って行った。


 聖達は、今ハマってる無限採取のダンジョンへ。


 パラミス達は公務の為。


 シンディ達はまだ旅の途中やし。


 エスさん達も公務や、各々の仕事があるし。


 一華達は、あいつらの修行の再開。


 玉藻達も向こうのが落ち着くからと。


 円卓の騎士メンバーは、冒険者になってくると。


 ルナ達も学校があるし。


 残ったのが


 まりあ、いなば、獣人の小女······この子ってアモルファスのダンジョンで会った子やん! なんでいるん!


「あっ! アモルファスのダンジョンにいた子だ!」

「はっ! 獣王国()獣王ボブの娘、マーリーと言います!」


 レゲエの人?


「王女様! ユタさんの称号が!」


 おい!


「えっと、よろしく?」

「はっ! 先日のお詫びをいたしたく、馳せ参じました! 誠に無礼な振る舞い申し訳ありませんでした! 部下一同の代表として心よりお詫び申し上げます!」


 土下座して額をテラスに押し付けているので、なでなで


「お詫びは受け取ったから顔を上げてね」

「はっ!」

「堅苦しいから楽にしてね、で、帰らないの?」

「わかりました。王様はこちらでお仕事をしようとしているので、お手伝いをしたいと思い、残りました」


 ん? 王様?


「ユタさん王様なの?」

「ちゃうから!」

「いえ、前獣王を、倒したのですから王様となります。私は臣下としてお側に」

「いやいや、やらんからね、王様なんて」

「既に国に知らされ、各国へのお知らせも終わってます」

「マジ?」

「はい、それにアモルファス王国、魔道王国、大国の王女を娶っており、他の後継者、嫡子もいないとなれば、4国の王、皇帝になられます。さらに! こちらでもマール公国の女王様の輿入れが決まっているとの事を聞きましたので5国の王です」

「私は魔王だから6国だ! ユタ凄いね!」


 orz


「あ! ユタさんがorzだ~あははは(苦笑)」

「ユタ様! お気を確かに!」

「よいしょっと!」

「いなばちゃん乗っちゃダメ!」

「よいしょにゃ!」

「よいしょ!」

「タマも虎鉄ちゃんまで!」

「あははは······」

「······じゃあ私も、よいしょ!」

「乗るんかい(にゃ)!」

「私も乗った方が良いのでしょうか······」

「頭しか残ってないから、タマと虎鉄ちゃんに頭に乗ってもらって、はいどうぞ!」

「乗んな!」


 頭に乗せられたタマと虎鉄で気が付いた。


 が時既に遅し、マーリーが乗る。


「ってか乗んな!」

「あはは、元気出た~!」


 皆は降りてくれた······




 それから召喚した国のダンジョン攻略から始めようとして


「ユタ! 北の森で泳ぎの練習してくる!」


 おい! まぁ、良いか。


「じゃあ、まりあと2人で行くか」

「私は?」


 マーリーか


「王はしないって伝えてきて、マジでやんないよ王様なんて」

「しかし」


 しょぼんとしてるし


「ユタさん、こういう時は一旦保留って便利な言葉がありますよ」


 まりあが、こしょこしょ小声で耳打ちしてきた。


 なるほど、それなら良いか。


「今はその気が無いから保留って伝えておいてよ、保留なら良いでしょ」

「かしこまりました、転」

「ストップ! 転移は他の人に見つかったりしないようにね」

「はい、では、転移!」

 パッ


「ユタ! 釣竿! 釣りもするから!」

「あはは、はい、ルアーは色々入れておくからね」

「ありがと~! ちゅ」


 ちゅ


「転移!」

 パッ


「いなばちゃん元気いっぱいです」

「だな、てか、1週間前のメンバーに戻ったな(笑)」

「ですね、8日前にこっちに来たのですもんね」

「よし、ナビ一応王都かな?」

『ボロボロですので、素材ダンジョンのある村にしませんか?』

「人気がないから村?」

「その可能性が高いんやろね」

『元々あった村の近くにダンジョンが出来たが、人気がないから村のままパターン?』

「ああ、ダンジョン発見で盛り上がったのに、人気がないからヘコんだ感じやね(苦笑)」

『うふふ、表示しますね』

「ほわぁ~! 花畑ですよ!」

「ほんまや!」

『養蜂の村ですので、開発を拒否し続けてますねパターンでした!』

「「そりゃわからんわ!」」


 確かに養蜂なら開発されたら存続が怪しくなるよね。


「周りに人気もないし行きますか!」

「ギルドは?」

『村に出張所がありますよその近くを、表示しますね』

「よし、転移!」

 パッ


「到着やけど、どこだ?」

「ユタさんあっちが村ですね」

『いきなり村の中だと目立ちますので(笑)』

「あはは、そりゃそうやね、んじゃ、出発!」

「おお~!」


 俺達は花畑を眺めながら村を目指す。


 村は2メートルほどの高さの柵がぐるりと村の家々を中心に囲われ広さはそこそこありそうだ。


 一応門番さんも居るようで俺達は


「こんにちは!」

「こんにちは、ダンジョンかい?」

「はい、素材系のダンジョンだそうで楽しみです!」

「はは、そりゃ良かった、素材は人気が無いと知ってるが、楽しみで来たのは初めてだ(笑)」

「俺は好きだけどなぁ」

「あはは、そうか、なら頑張ってくれ、身分証は一応見せてくれよ」

「「はい!」」


 ギルドカードを出し


 シュパッ!

 シュパッ!


 門番さんに提示


「はいよ、良い素材があるようにお祈りしておくよ、冒険者ギルドはダンジョンの入口横にあるから頑張ってくれよ」

「「ありがとう!」」


 ギルドカードをしまい、俺達は村の中に進む。

 蜜蜂の巣箱があり、働き蜂が、花畑と巣の往復をしている。


「ここの蜜蜂は大きくないですね」

「秘密基地の蜂は大きいからな(笑)」

「手のひらサイズですもん! ここのは小指の先サイズで可愛らしいサイズです」


 手のひらを上に向け、蜂を乗せているイメージをしているようだ。


「あはは、でもこれだけ養蜂が盛んなら花畑は潰せないよな」

「凄く花畑が、綺麗ですし、蜂蜜も採れるみたいだし!」


 その言い方だと綺麗なのがメインみたいやん!


「だな、近くに街は無いのかな?」

『馬車で1日の所にありますね、そこそこな町が』

「そこそこなんだ」

『はい、村からやっとレベルアップした所な感じですね、大きな村でもまだ通りそうですが、中々沢山の人が居ますから』

「やっぱり人が集まると大きくなって行くんやね」

「ですね、ユタさん、ダンジョンがあれでしょうか、中々大きい木の横にある建物に、冒険者ギルドって書いてありますね」


 ものすごく手書き感がありますね。


「それっぽいな、樹洞とは中々良いやん」


 栴檀(せんだん)の木かな? 大きいやん! ツリーハウスは作っちゃまずいよな(笑)


 俺達は冒険者ギルドの出張所に入り、やっぱり狭いが左側に依頼が、しかし、食事処はなく、買い取りカウンターも無く、受け付けカウンターしかない······マジか、6畳くらいしか無いやん!


 人気がないから仕方ないのか(苦笑)


 まぁ、良いか、依頼を見つけ手に取りまりあに渡す。


「良いんですか!」

「良いよ、こないだは俺やったしね」

「ありがとうございます! さてさてどうしましょうか(笑)」

「普通でね、ここには報酬無いやろうし」

「そっか、街まで行かないと無いかもですね」

「やろ」


 すぐ横のカウンターへ向き直り


「この依頼を、お願いします」

「はい、久しぶりの冒険者さんですね(笑)」


 やっぱり人気がないからやろうな(苦笑)


「そんなに来る人少ないのですか?」

「錬金術や薬士の依頼があれば、たまに来るくらいだよ、そこそこの薬草が採れるからね、でも魔物が多いのがねぇ、ゴブリンなんだけど20匹くらいで来るから運が悪いとやられるからね、あはは」


 まぁ、6人パーティーなら余裕か。


「ギルドカードも頼めるかい」


 まりあが


 シュパッ!


「お願いします!」

「預かるね」


 おばちゃんは、カタ カタ カタ カタ と慎重に人差し指で魔道具を、操作し打ち込んでいく。


 何とか打ち終わり、ギルドカードを通し


「はい、受け付け完了だよ、無いとは思うけど、攻略したら、この国の街のギルドへ行ってね、ここにはこんな大金は無いからね(笑)」


 あったらビックリするよ!


「は~い、絶対ものにしてやります!」


 カードを受け取り


「頑張んなさい、怪我しないようにね!」

「「は~い」」


 出張所を出て、隣のちょっと手作り階段を上り、樹洞へ入った。


 フィールドタイプやな薬草がポツポツあるね。


「ナビ、何階層?」

『610階層です! 若いダンジョンですね』

「なら、軽く採取しながらやね」


 横を見ると、まりあが薬草を採取していた(笑)


「はい、銅貨1枚分くらいは簡単に採取出来ますね! ゴブリンの反応も結構遠いですから」

「だね、んじゃ、行きますか!」

「は~い♪」



「そのカエルさんは毒有りやけど美味! 採取!」

「毒ですか? 肉ですか? 皮も需要が有るそうですよ!」

「ぜんぶ!」

「は~い♪」



「ここの岩山全部岩塩や! 収納!」

「その下ミスリルの鉱床ですよ! 錬金術教えてください!」

「ん? まずはこうしてミスリルだけをザルで(ふるい)にかけるイメージで! ほいっと! こんな感じ」

「ふむふむ、篩に~かける! ほいっと! 出来ました!」

「あはは、一発で錬金神が追加されてるし!」

「ほんと! ステータス!」


 名前 マリア・ミカミ (御神 まりあ)

 種族 創星神

 性別 ♀

 状態 健康·ポチ

 職業 聖女神

    鍛冶神

    忍神

    刀神

    魔道神

    農業神

    建築神

    錬金神▼

 スキル

  魔法 転移·ルーム·飛翔·環境対応●

  多重思考

  念話

  料理

  武術

  神眼

  神体強化

  無限収納

  完全耐性▼

 装備 魔裏安·真魔裏安

 称号 聖女

 魔法生物の創造主

 世界樹(ユグドラシル)の祝福

 世界樹(ユグドラシル)の加護

 世界樹(イルミンスール)の祝福

 世界樹(イルミンスール)の加護

 ユタ・ミカミの妻

 光の精霊女王の友達

 超越者

 創星神

 海神(わだつみ)の祝福

 海神(わだつみ)の加護

 ドラゴンスレイヤー 光龍 闇龍 火龍 水龍 風龍 土龍

 いじられ神

 Don't touch(さわるなアンデッド)

 シロシロの友

 従魔 ポチ·タマ


「ほんとだ! 建築神も増えてる!」

「橋を、造ったからかな? おめでとう!」

「シロシロの友って、称号もですね、ユタさんは?」

「おれか? ステータス!」


 名前 ユタ・ミカミ(御神 勇大)

 種族 創星神

 性別 ♂

 状態 健康·スラさん

 職業 鍛冶神

    刀神

    皇神

    忍神

    魔道神

    建築神

    酒神

    精霊神

    錬金神

    農業神

    聖神▼

 スキル

  魔法 転移·ルーム·飛翔·環境対応·時空間·●

  料理

  テイマー

  武術

  多重思考

  念話

  神眼

  神体強化

  無限収納

  完全耐性▼

 装備 切猫·切仔猫

 称号 

 魔法生物の創造主

 ドラゴンスレイヤー 地龍 水龍 風龍 火龍 光龍 闇龍 龍神

 天狐の主

 ダンジョンマスター

 グ・パヤナタ・シー マスター

 世界樹(ユグドラシル)の祝福

 世界樹(ユグドラシル)の加護

 世界樹(イルミンスール)の祝福

 世界樹(イルミンスール)の加護

 ハーレム神

 妻 聖·紗々·三葉·葉月·まりあ·パラミス·パミュ·シンディ·光·グロリア·リリ·直·ローパー·アキ·美夜·ケイ·ユリ·柚葉·リア·一華(いちか)·二華(にちか)·三華(みか)·五華(いつか)·六華(ろっか)·七華(ななか)·ルア·玉藻·エトリ·いなば·ティアママ·円·ティア·海神(わだつみ)·マール·天神(あまつかみ)

 超越者

 創星神

 海神(わだつみ)の祝福

 海神(わだつみ)の加護

 リヴァイアサンの主

 悪魔 マルコシアスの主

 ○○王の天敵

 ドラゴンライダー

 龍神の主

 シロシロの友

 従魔 虎鉄·スラさん×3·玉藻·光·エトリ·いなば·リア·ルア·天神(あまつかみ)


「聖神が増えてるね、シロシロもあるな」

「あぁ~ユタさんが怒った原因が解っちゃいました」

「俺からは何もしてないんやけどね(苦笑)。ついたのは仕方ないよ」

「お嫁さんですし、従魔さんですし、主さんですし!」

「あはは」

「そだ、良いダンジョンですよね、魔物もよわよわで、採取する物も豊富、13階でミスリルですよ」

「だよな、まぁ、内緒にするけどな」

「蜂さんの花畑を守らないとですね」

「そうそう、さぁ、次の階層へ行きますか!」

「は~い♪」



「ユタさん、海ありましたね」

「ラスト10階層が海って、攻略させる気が無いよな(笑)」

「ラスボスも、属性龍の6連ですし(笑)」

「神眼で見たら水晶玉の部屋のドアに罠やし、1階層に戻るし(笑)」

「それ解除したら落とし穴開きましたし(笑)。それも転移罠でしたし(笑)」

「中に入ったら、フィギュアが壁全面って、やるなぁ! う○星や○らのラ○ちゃん! 懐かしいやん!」

「こっちには鬼○の刃のキャラが勢揃いですよ!」

「「えちえちのもあるのね(苦笑)」」


 数万体のフィギュアがクリアケースに入れられ壁が出来ている。


 オリハルコン製だ、俺達はこのフィギュアの作者に敬意を。


 全てのフィギュアに保存のための付与をかけ、ダンジョン名は、作業していた机の上にあったフィアットと、3人の泥棒と女スパイ、それに手錠を振り回す警官を見て


 "THE THIRD"


 と命名した。





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