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第65話 在庫放出って先輩何してるんすか!  別に要らんし?  そ、それもそうですね。

 ぷるぷる···生まれたての仔猫の様に震え這いつくばってます。

 実際生まれたての仔猫ちゃんは、這いながら歩きます。マジで。


 ではなくて長時間の土下座状態から身体を伸ばした、が、足の痺れもありますが、身体が固まっていて上手く動かず、這いながら水晶玉の部屋ヘ行き名前を付けたところである。


「ユタ様! つんつんですの!」

「ふぐぅっ! あかんて、葉月まだあかんねんて!」

「うふふ、つんつん」

「まりあ! お願いやから5分待って!」

「葉月ちゃん、まりあちゃん、その辺でね(笑)」

「紗々! 優しいな、愛してるぞ!」

「つんつん」

「いやだから紗々言ってる事と、やってる事ちゃうやん!」

「もみもみじゃ(笑)」

「三葉! ってあれ、揉んでもらってる方がましになるな三葉ナイス」

「じゃろ、テトラの間で穴釣りして痺れた時はこうやって治したからの」

「僕も揉むよ」

「ありがとな、柚葉」

「私も~もみもみ」

「聖そこ違っ!」

「固まって来てるよ(笑)」

「いやそれはしゃーないって違っ! 転移&浮遊!」


 俺は少し離れた所に転移し浮遊で浮いた、始めから浮遊しておけば良かったよ。


「ぶ~(ですの)」×6

「ぶ~」

 リアはまだ合わせきれてない、すぐに合う様になるんやろね。


 俺はふわふわ浮かんだまま女の子達の所に行く、が微妙な顔をされる······。良いやん! 足シビシビして立ってられへんし、身体は何とかなって来たけど動きヅラいんやで! まぁ、俺の不注意やし、取り返し付かんし、ほんまに悪いとは思ってるんやで······


『はいはい、この子達に話を聞きたいのでしょ』

 そやな、ふぅ、気を取り直して

「で、どんな状況で、召喚されてこのダンジョンへ?」


「私達は剣道倶楽部で、放課後の活動無かったから、私達1年が道場の畳干しするのに、14人集まって12人が畳を(めく)って道場入口まで持っていく係りで、男子2人が外へ干す係りに別れて作業してたら中にいた12人が召喚されたの」


 召喚の範囲が道場内だった訳やね。


「召喚されて、王様と宰相さんと魔道士長さんに呼んでごめんって言われて話を聞いて、魔物が強くなって自分達だけではどうにも出来なくなった様で」

「兵士さん達も100人くらいしか居なくなって、って言ってました、それで藁にも縋る思いで召喚したと」


 自力で頑張っては来たけど、国の兵士が100人以下ならダメだよなぁ(苦笑)。


「だから男子達は、魔法剣士だったので魔物討伐の仕事をやるって言い出して訓練を、私達はその、支援職の成り上がりをしたくて、調理、錬金術、鍛冶、薬、商人、農民と、支援職だけでしたので素材を集めるだけでも役に立つと思い、ここに来ました」


 魔法剣士は良い職なんやし、本人次第やけど。女の子達は皆が異世界ファンなんやね。


「そして、ゴブリンに、てこずっているところを助けてもらって今ここです」

「だいたい解ったかな、皆と男の子達はその国を救いたい、と言う事やね」


 こくこくこくこく


「俺も良い国みたいやし救っても良いかと、皆の意見は?」

「良いよ~」聖

「やりましょう」紗々

「やるのじゃ!」三葉

「魔物さんはワンパンですの! しゅっ!」葉月

「ちょちょいのちょいです!」まりあ

「僕も賛成!」柚葉

「良く解らないから良いよ!」リア


 皆やる気やね、リアはまぁオッケーとしておこう。


「まぁ、予想通りやけど、1度王様に合って話をするのが良いか」

賛成(ですの)~!」×6

「状況はオッケーやし、六つ子ちゃん達は、ここまで乗り合い馬車?」

「はい」×6


 ナビ王城近くの人気の無いところある?

『表示しますね』

 良いな

「んじゃ突撃やね、転移!」

 パッ


「到着! 場所はわかる?」


 六つ子ちゃん達、キョロキョロ見渡し


「はい、王城の近くですね、転移、······ずるっ子です!」

「懐かしいフレーズが、皆覚えられるよ」

「やったぁ~!」×6

「それじゃあ案内よろしくね」

「はい、着いてきて下さい」


 路地裏から大通りへ抜け、屋台があったのでふらふら行きかけた所を、紗々に捕まった。


「勇大さん我慢ですよ、終わったら来ても良いですから」

「全くじゃ、ほれ焼き串、それを食しておれ」


 紗々や皆に何度か引き止められながら、以前に買ってあった焼き串をかじり王城へ。


 門に近付いて見ると、門には1名の兵士が門番をしているようだ。普通なら左右に居るよなぁ。


『場内も圧倒的に女性が多いですね、兵士が少ないと言うのはほぼ確実ですね』

 そやなぁ、神眼でも兵士が25名が城内、他の町に散らばり70名やね、ほんまに100人いないやん!

 女の子達が門番さんと話をして、門番さんは俺達に深く頭を下げた。


俺は、ゆったり聞こえる?

『はいマスターユウタ』

 この国に範囲結界、魔物の排除、排除先は大国の範囲結界外、後、俺達とこの国に敵対心のある者、犯罪者及び予備軍も大国の範囲結界外に排除、お願い出来る?


『この国全域範囲結界展開 完了 ユウタ様達に及びこの国に敵対する者、魔物 犯罪者 犯罪予備軍の大国範囲結界外に排除 完了』

 ありがとな、また何かあったらよろしく、ゆったりも何かあったら念話で教えてね。


『はい』

『良いですね、そうそうケイちゃんとユリちゃんは、ダンジョン巡りに飛んで行きました(笑)』

 転移がだいぶ気に入ったみたいやね(笑)


 そうこうしている内に、門の通用口の鍵が開けられそうだ。


 俺達14人は、開けられた通用口をくぐり、お城の方に歩いていく。


 庭師達が数人居るが、他は見当たらない、ほどなくしてお城の入口をくぐり、メイドさんが先導してくれる。


 どこかで時間待ちだなと思ったら、謁見場にいきなりなり通される、良いの? 王様の用意とか色々あるんや無いのか? 扉をくぐると、中央に大きく円になる様に机が並べられ、椅子が22席分ある、奥にそこそこ歳のいったおっちゃん2人、その右隣から6人の中学生が立ち並んでいる、聞いた男の子達の様やな。そして、六つ子ちゃん達は左側へ並び、俺達はこの正面って事か、俺と三葉が真ん中で俺側に紗々、聖、リア、三葉側に葉月、まりあ、柚葉が並んだ。


 王様が、話し始める。


「まずは、ご足労ありがとう、私がこの国の王だ、左は宰相、壁際は、この国の貴族の半数近くがこの城で働いており集まってもらった、ではお座り下され」


 王様、良い人っぽいね、嘘もついてないし、促され俺達は席につく。


「先触れにより話は聞いたが可能なのか?」


 ここは俺やろね。

『頑張って下さいね』


「魔物の排除でしたら既に終了しました、後、犯罪者とその予備軍の排除も終わりました、他に要望は有りますか?」


 その時勢い良く謁見場に向かって来る者が数人、そしてその勢いのまま扉を開け放った。


「急ぎ報告があります! 東西南北の街よりの報告です! 魔物が消えた! との事です!」

「報告です! 内定を進めていた盗賊ギルドの本拠地から人が全て消えました!」

「王都内衛兵よりの報告です、スラムの民のほとんどが消え小さな子供達だけが残っているとの事です!」

「その子供達の保護の申請が大至急で届いています! 許可を!」


 目を見開き聞いていた王様と宰相さん、顔を見合せ王様が頷く。


 宰相さんが立ち上がり


「子供達の保護を直ちに開始せよ! 財務! 予算の算出! スラムの解体、建て直しだ! 今やらねばならん! 国庫を空にしても構わん! 急務だ!」


 それを聞き動き出そうとする財務さん、俺は


「財務さんちょっとだけ待ってくれる?」


 財務さんが非常口のあのマーク状態で止まった。


「王様に少し、ほいっと! アイテムボックスにそこそこ入れたから、それを使ってよ」

「アイテムボックスとな、ふむぅ~! 何だこれは! いったいいくらあるのだ! 宰相! 財務ここに!」


 王様の所に集まるようだが、宰相が大きな机を俺達の円卓の中に出した。


 王様が皆を、見渡しながら


「皆の者、良く見ておけ、今その者が我が国の為に、私に託してくれた物だ!」


 王様はそう言い大きな机に金貨を出していく、皆が固まる俺達8人以外。


 止まらない金貨の流れ、チャラチャラチャリンチャリンと山になり、机からこぼれ落ちた、それでも止まらず机を覆いつくしようやく止まった。


 そこで俺は


「王命である! ここに有る金はこの国! この国の民のためだけに使う事を許可する! 永続である!」


 俺の言葉だけ響き渡り、俺以外の7人が拍手始め、左右の12名が拍手を始める。


 そして王様が、宰相さんが、財務さんが、壁際の貴族さん達、この場にいた兵士さん達、報告に来た兵士さん達、俺達に出す筈だったお茶の用意をしていたメイドさん達が拍手。


 長く鳴り響いたパチパチという音が静になり、王様が


「王命である! この者達に永劫の感謝を! 永続である!」


 王様は深く俺達に向かい頭を下げた。回りの皆が姿勢を正しい深く頭を下げた。





「アモルファス王国でも、そうであったか」


 俺達は召喚されてからの流れを簡単に説明し今やろうとしている事も話した。


「この国には魔物の襲来は無くなりましたが、他の国ではこうはなりません、この国の善良さが有ればこそ、俺もこの子達も手を貸し力を貸そうと思ったのです、冒険者達の仕事が少なくなったのは申し訳有りませんが」


『未発見があるのですよ! この王都近くに!』

 マジか!問題解決?

『of course(もちろん)あっ、発音はオブ・コースね、ブは軽く濁るから間違えないで、勇大様なら歌っちゃいそうですし(笑)』

 確かに! でも高い声は出ないっす。


「ふむ、国内での街道の行き来にしても盗賊や、人拐いなども居なくなれば、護衛依頼も無くなるか、後は、国境のダンジョンに頼る他は」

「そこで、未発見のダンジョンがあるのですが、王都近くに」

「はっ!」

「地図有りますか? 王都の南に有りますので、現在は大岩ですね、その下にダンジョンの入口が有ります」

「誠の話ならそれは、すぐ赴きたいが、確か高さが20メートルほど有る大岩の事だとすれば、動かすことにどれ程の時が必要か」


 だろうな、元の世界でも爆破して重機で避けて瓦礫の撤去が必要やし

「秘密にしてくれるなら今すぐにでも」

「うむ、それは問題ない」

「王様と宰相さん兵士さん方もいた方が良いですが10名ほど一緒に行きましょう、人選は?」


 王様達は少し話し合い、その結果10名の兵士と、召喚者組12名を連れて行く事になった。


「では内緒でお願いしますよ」


 現地は人影無しやね。


「行きます!転移!」

 パッ


 声も無く固まる王様達はとりあえずほっといて


「岩も取っちゃいますね、収納!」


 辺りにあった岩も合わせて収納。辺りは穴だらけになってしまった。


 あかんやん! ぼこぼこやん! 深いのは10メートルくらいあるやん!


 ここは、ついでに土魔法! 地均し&ダンジョン入口を、アステカの神殿やったかな? お城やったか? 風にほいっと! さらについでに街道を、途中の川には橋を作って、王都の南門までほいっと!


「ふぅ」

「旦那様妾やることが無いではないか!」三葉

「私も神殿ぐわぁってやりたかったです!」まりあ

「やり直しを要求するですの! 私もやりたかったですの!」葉月

「うふふ、私はこの神殿良いとおもいますよ」紗々

「ずるっ子~アステカさんは秘境だ! 違っ! 違わないけど卑怯だ~!」聖

「土魔法練習しよう!」柚葉

「うんうん、流石ユタだ」リア


 皆の意見は置いておいて


「王様、ダンジョンですので管理は任せて良いですか?」


 ナビ、ここ何系?

『潜ってもらわない事には看板無いですし、深さは550階層なので若いですね』

 了解! って聖達が7人ダンジョンへ入っていった

『先に行かれちゃいましたね』

 良いか(苦笑)

『フィールドタイプで食材系ですね、葉月ちゃんが喜んでます』


「ちなみに、食材系のダンジョンですので」

「聖ちゃん達は?」


 六つ子ちゃん達が聞いて来た。


「ダンジョン入って採取してるね」


 王様達はまだ動かない、口乾いちゃうよ(笑)。


「あはは、三葉ちゃん、葉月ちゃんが、先頭っぽいね、私達と同じオタさんだから」

「葉月が調理士なのもあるけど先頭やね」

「それでさ、男子達は帰れるんだよね?」

「約束さえ守れれば、この世界の事を誰にも漏らさない如何なる手段を用いても、これだけなんだけどね」

「なるほど、それなら帰してあげたいな」


 男の子達を見ながらそう言う。


「本人達次第だからね、もしかしたらこの国で頑張りたいと思ってる子も居るかもだし」

「ちょっと話してくるね」


 そう言い、駆けていった。


 俺は王様達に近付き声をかける。


「王様」

「はっ!」


 気が付いた様だ。


「冒険者の仕事不足も解決、食料関係も、戦争もこの国には誰も侵入出来ませんから、良い国造り出来そうですね」

「何から何まで感謝しかない、それしか今は思い付かん」

「それだけで良いですよ、召喚は良くは無かったですがその後の対応は私が思う限り完璧ですね」

「他の国は奴隷にしておるからな、何事にもまずは真摯に向き合い答えを出すのが先だ、信頼関係からは更なる力が宿ると父から聞いたがその通りだった」

「良いお父さんだったのですね」

「うむ、まだ生きておるがな。だから今も良い父だ(笑)」

「これは失礼しました(笑)」


 そこへ


「ただいま(ですの)!」×7


 リアも揃ったね。


「お帰り楽しかった?」

「お肉も野菜も! 果物、塩、砂糖、胡椒! 食材のオンパレードですの!」

「魔物も、よわよわでしたし」

「マスターはリアで夕凪(ゆうなぎ)、設定はしてないですよリンクだけですね」

「了解巡りはケイ&ユリ?」

「はい、行ってくる~! って念話が来ましたよ」

「やっぱり(笑)」

「お主達マスターとはダンジョンマスターか?」

「そうですの! 私は世界樹(ユグドラシル)のダンジョンマスターですの! あっ! これ内緒ですの! やり直しを求めますの! うそっ子にしておいて下さいの!」

「なっ!」×12


 現地の人は驚くよね(笑)。


「聞かなかった事にする良いな!」


 王様は困惑顔だが対応してくれた。追従する兵士達。


「はっ!」×11

「ありがとうですの! 助かりますの!」


 紗々達がダンジョンの細かな事を、兵士さん達に説明をしている。ってかリアのレベルちょっとしか上がってないけど上がり具合はスゴいね(苦笑)、この世界最強かな? 玉藻の方がまだ強いか。


 さて向こうは話が付いたかな。


 振り向くとこちらに来るところだった。


「皆、残りたいと」

「は? マジ?」

「マジだそうです、実は」


 男の子達が声をかぶせる。


「それは俺達から言うよ、まずは俺から。俺、孤児なんだけど家族達は皆死んじゃって養護施設に居たんだ、だから俺は元の世界に未練も無い、好きな子も出来たしこの世界で生きて行きたい」


 真剣な目で俺を見ながら言った。


「俺はってか残りの5人は、ヤクザの子供だからよ、いつも集まって遊んでた、俺達に元の世界では後ろ指指される生き方をしていくしかねぇ、だけどこの世界ならそんな事も無い同じ目で見てくれる、親を怖がって、誰もよってきてくれない元の世界には戻りたくない! 一緒に来なかったあの2人には悪いけど、あいつらは普通の家庭を持ってるからな、頼むこの世界に残させてくれ!」


 5人が一斉に頭を下げる。俺は


「解った、出来る限りは俺もフォローするよ、悪さしたら100年外れないこの首輪はめるぞ」


 そう言って、ショッキングピンクの馬車の車輪形封印の首輪を見せた。


「絶対しません!」×6


 俺もこれはめられるくらいなら、裸で王都を走っても良いから全力で遠慮する。


「レベル上げはしないとなぁ」

「私達が国境のダンジョンで、この6人を鍛えます」

「そうか! 同じ剣道倶楽部やったな、2日で?」

「もちろん!」×6

「男の子達、頑張れよ女の子達は採取も忘れない様にね、あそこも良いのが沢山あるしマンドラゴラは気をつけてね」

「ゴブリンと一緒に講釈聞きましたし(笑)」

「だな、後、魔道王国に魔道書沢山有るから勉強もしなよ」

「そのずるい魔法使いたいですから、入り浸りますよ皆で」

「どんどん来い! そうだ皆は剣道やから刀だろ? 持ってた奴より良いの出すよ」


 俺は大きめのテーブルを出し、今までパクさんしてきた中で上位から24本出した、二刀流やもん!


「この中から2本づつな! その前に付与魔法! 自動修復! クリーン! 属性魔法! 魔力操作! 属性魔法増幅! 多重思考! 完全耐性! アイテムボックス! 鑑定! ふぅ、こんなもんかな? また思い付いた頃に専用の刀打つからどんなのが良いか紙にでも書いておいてね絵付きならさらに助かる、ほれ選べ!」


 12人が机に群がり、握って重さを確認したりしているのを兵士達は羨ましそうにしていたので


「王様、良さげな剣とか鎧欲しくない」


 ((ニヤニヤ))


 兵士さん達は王様を見て貰え! 貰え! と声には出さないが口が動いている。


「良いのか?」


 俺は王様のアイテムボックスへほいっと!


 数えるのが嫌になる程、移してやった。


「剣を兵士に与えるのは王様の役目だろ? 渡してあげなよアイテムボックスから」


 ((ニヤニヤ))


「っ! お、お主! 何を考えておる! 我国民全てに下げ渡したとしても余るわ! 金貨といい武器防具といい何でもありだな!」

「それだけあると何かに使えるだろ? 融かして鍋でも作れるだろうし、俺もたまに使ってるぞ、海老採る籠ワナとかに」

「はぁ、有りがたく貰おう感謝だ、私に娘が居ればお主に嫁がせ、お主を王にしてしまいたい気分だ! まったく、先に渡して貰いたい顔をしてる兵に下げ渡す、揃いの魔法剣があるな、左端の者から取りに来い!」


 兵士さん達は綺麗に一列に並び、王から剣を貰っている、うん凄く嬉しそうだ。




 その後王様と宰相だけお城に戻り、兵士達はしばらくダンジョンの見張り兼管理をするらしい、テントを出していたのでトレントでログハウスを造りここで泊まって良いよと無理やり押し付けた。

 男の子達と六つ子ちゃん達はこれから国境のダンジョンに潜るらしい、なので適当に屋台めしををアイテムボックスに放り込んでやり、転移させた。


 皆は俺を残して転移していった······ダンジョン攻略が途中だったらしい。


『残されちゃいましたね』

 帰って今日は寝ようかな(苦笑)。







 

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