第53話 こっそり······あっ! 見つかりました
受け付けのお姉さんを目指し、カウンターへ向かい、予定通りお姉さんに。
「朝ぶりです、依頼達成の報告に着ました」
俺達は、満面の笑みでお姉さんに笑顔を振り撒く。
「ひゃい! 木札とプリェ、プレートをお願いします」
かみかみですやん!(笑)
「お願いします」
木札を出し
シュパッ!
ギルドプレートとダンジョンプレートを、お姉さんに渡した。
ぷるぷるしてますね。
「お預かりしますね」
お姉さんは木札を確認後、ギルドプレートまず魔道具に通し、次に見たくなさそうにダンジョンプレートを見て止まった、と思ったら立ち上がり。
「新ダンジョン発見! 及び、ダンジョン攻略達成パーティーが誕生しました!」
「なっ! マジかよ!」
「スゲー! 達成者に乾杯!」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~! スゲーぞ~!」
「おめでとう!」
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
大騒ぎである。
「お姉さん、この騒ぎは?」
「前にダンジョン発見した方もこうして街を上げ祝福しました! 今回は攻略達成まで! 祝わないで冒険者なんてやってませんよ! 次は俺が! 次は私が! となるのは当然です」
「お静かに!」
「今から新ダンジョンの場所を公開します!」
お姉さんが、ダンジョンプレートを魔道具に通すと、全然気がついてなくて今気づいたが、ギルドの天井に教国全域の地図があった、その1点が光ダンジョンの場所を記してる。
「おい! その場所って!」
「え! 教会の場所じゃないの!」
「そんなところにあるわけ無いけど、あったってことだろ!」
「教会の秘密の地下室があって、門番も居ましたが、 こっそり入って攻略しましたよ」
「隠してた? そう言えば教会が卸すドロップ品て良いものが多かったよな!」
「それを隠して俺達から街から寄付金とか言ってたのか!」
「ブクブク太ってるやつが多いと想ったら糞がー!」
「ダンジョン探索には、まずは、あの教会を更地にするぞ!」
「建築士ギルドへ走れ!」
「おう!」×7
「街の皆にも知らせないと!」
徐々に依頼の報告に帰ってくる冒険者達、騒ぎは大きくなりギルドから近隣に、近隣から地区に、地区から街の全体に広まるまで時間はかからなかった。
「お姉さん、報酬は貰えるの?」
「そうでした!」
お姉さんはカウンターに飛び乗り。
「これより、新ダンジョン発見! 及びそのダンジョン攻略を成し遂げた、パーティー "わーるどじゃんぷ" への報酬贈呈を行います! ギルドマスター!サブマスター!」
「「おう!」」
カウンターの奥で、静観を続けていたギルドマスター、って禿げてますやん! ギルマスのハゲ率高くない? うちのギルマス大丈夫か?
ではなくて、ギルドマスターと、サブマスターは奥の壁から大きい額縁をギルドマスターが、小さい額縁をサブマスターが壁から外して、持ってこちらに向かって来る。
お姉さんはカウンターから俺達側へ飛び降りカウンターのしたから台を引き出した。
目線で乗ってと? 解りました乗りましょう、俺達は台に乗り、目線が高くなり集まっている皆の事が良く見えるようになりました。
ギルマスとサブマスがカウンターを回り込み表に出て来た。
そして額縁を頭上に上げた、皆にも見える様に。
そしてお姉さんが
「まずは、新ダンジョン発見! 達成報酬!
黒貨1枚! 100億プル! 贈呈!」
サブマスが額縁を下ろし、方向を変えこちらに向かって来る。
三葉と葉月がうずうずしているので
「三葉、葉月、貰っておいで」
聖、紗々、まりあが頷く
三葉、葉月も頷く
三葉が1歩前に
そしてサブマスが
「新ダンジョン発見おめでとう、これで終わらず、さらに良い冒険を楽しんで下さい」
サブマスから三葉へ額縁が渡された瞬間、地響きがするような歓声と拍手が!
それが鳴り止まぬうちにお姉さんが
「発見したダンジョンの攻略達成! 達成報酬! 黒貨10枚! 1000億プル! 贈呈!」
ギルマスが頭上から額縁を下ろし、慎重に向きを変えこちらに向かって来る。
葉月が1歩前に
そして、ギルマスが
「ダンジョン攻略、2031階層にもなるダンジョンの攻略! その偉業を称える、パーティー "わーるどじゃんぷ" この名が冒険者の憧れになるだろう! おめでとう!」
そしてギルマスから葉月へ、額縁が渡された瞬間、先程の発見の時を上回る歓声と拍手! 冒険者ギルドから街に歓声が広がっていく俺達は顔を見合せ笑う、俺は収納から革袋に金貨をいっぱい詰めてお姉さんに
「お姉さん、これで皆にもお酒と食事を頼めますか?」
「はっ! 承知しました! ・・!」
最後の所だけ小声で(笑)
「お願いします」
お姉さんはまたカウンターに飛び乗り。
「静まれ!」
どこから出したのか拡声器の様な物で叫んだ。
辺りは静まり
「パーティー "わーるどじゃんぷ" 様より、お酒と食事のお金をいただきました! ギルド内のお酒と食事をこの時間より飲み放題! 食べ放題! 街へ知らせお酒と食材引っ張って来て下さい! 屋台も集め! お祭り開催です!」
その言葉が終わったと思ったら、爆発したんじゃないかと思うほどの歓声! 表では空に向かってファイアーボールを打ち上げ、上空で爆発させたりと本気の祭りの様相に。
既に日は落ち暗くなるはずが、ギルド内は勿論、ギルド前の大通りには屋台が集まり、人が犇めきあっている。宙には生活魔法の光が多数浮かび、昼間かと見間違うほどの明るさだ。
俺達も美味しい料理をいただきました。
「予定とは違う方向やけどこんなんも良いな」
「えぇぇぇぇぇぇぇ~! は無かったね~」
「たまには? 祭りばかりですが知らない人達とも楽しいものです」
「しばらくお金は要らんの、くっくっ」
「黒色10枚綺麗ですの!」
「スゴいですね! ミスリル、オリハルコン、アダマンタイト、ヒヒイロカネの合金、スゴい武器造れそうです」
「だよね、比率を変えたら効率良さげなの出来そうやけど、今の武器気にいってるしなぁ」
「はい、それはもうユタさんが作って下さいましたし」
「嬉しいよ、ほんまやったら報酬貰ったら次にいく予定が(笑)」
「です」
「静まれ!」
楽しい時間をやぶる、闖入者達が現れた、皆白いローブを纏いブクブク太ってるおっさん達だ。
教会やね。
「ここにダンジョンを攻略したものが居ると聞き来たが、どこのどいつだ!」
ギルド内は静まりかえる。
しゃぁないか。俺は立ち上がり
「何やおっさん?」
「なっ! 無礼な! 口の聞き方を慎め!」
「ぶ~ぶ~言っても、なんて言ってるかわからん! ちゃんと立場をわきまえて喋れ! おっさんこそ食生活を慎めブクブクしやがって!」
「貴様言わせておけば! 神殿騎士達よ、奴を捕らえよ! 極刑だ!」
ナビ~♪
『は~い♪ブクブクも軽くやっておいてね魔道具たんまり~♪』
了解! 教会全てのお宝セットいける?
『うふふ♪ 頑張りま~す♪』
ゾロソロと入ってくる神殿騎士とやら、剣を抜いたのを確認し
シュ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
外にもいたのでついでやね(笑)
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドサッ×多数
ついでに表の奴らも腹パンパク
シュ
トッ
「うぐぅぅぅ~」
おっさんは一応軽く、ってパンしか魔道具違うの無いんかい! 靴下まで無いやん!
「ぶ~ぶ~のおっさんは何しに来たんだ?」
「何をした?」
「ん? 剣抜かれたから、殺られる前にやっただけだよ」
「バカな、ほんの一瞬で······」
「で、何しに来たんや?」
「ダンジョンを解放させるために」
「頑張って解放したら良いやん」
「入ることもできんらしい」
「教会関係者は入れない様にしたからなぁ辞めたら入れるかもね」
「そんな事が出来るのか······」
「それから、この街の皆は教会がダンジョン隠していたのを知ってしまったからね、寄付とか無くなるし返せと言われるから覚悟しておく事やね」
「教会の存亡は」
「潰えるやろうね、それもギルドを通して国、大陸中、他の大陸まで広がり、教会は存続出来るのかなぁ」
「······」
「ギルマスさん、この人達、剣を抜き襲いかかろうとした盗賊みたいなもんだよね?」
「既に衛兵を呼んだ表のもそうだろ?」
「うん、皆同じ格好してたし」
「わかった、お前ら! 倒れてる奴縛り上げろ! 報酬は大銅貨だ! 働け!」
「おっしゃー!」×多数
俺はギルマスのアイテムボックスに、大銅貨を大量投入、三葉に例のポーション貰って
「ギルマス、これ飲んで」
ギルマスは受け取り
「何か分からないが」
栓抜き一気に飲んだ。
「後、皆の報酬アイテムボックスへ入れたぞ」
「ん? なっ! お前は、はぁ~ありがたく使わせて貰う」
「ひよぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
サブマスが、叫んだ!
来たぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×6
「なんだサブマス!」
「ギルマス頭!」
「はぁ?」
頭を触るギルマス
来るぞぉぉぉぉぉぉ~!
「何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
お姉さんまで
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
冒険者達も
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
三重奏来たぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×6
あっ、収納!
『忘れる所でしたよ』
ユタさんが悪い顔してる~
教会破産じゃな
腹パンやりたかったですの
あの後、衛兵だけでは足らずお城からの応援もあり、教会の人、全てが拘束され現状は王城の中庭の一角に隔離されてるらしい薄着で、教国なのに王様、実は元々は王国だったのを教会が、力を持ち政権を取られていた状態だったそうだ。
王様との謁見とか言われたが、面倒くさいから断ったら怒られ、明日の朝から謁見らしい。
「はぁ、ややなぁ」
「面倒くさいって言ったらギルマスに怒られたね」
「面倒くさいやん! 王様を、怒らせて良いなら(笑)」
「悪い顔してる~王様に悪戯?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ~! 言わせるですの?」
「それ良いな! 教会からパクパクしたのドサドサドサってやろうか!」
「どれくらいあったの?」
「この大陸中の教会からだから、今日の報酬よりあるな、魔道具や貴金属、武器防具等々、お城つぶれるかも(笑)」
「それより旦那様」
「ちゅ」×5
俺達はお城の応接室に通され待たされている。
「何で来てやったのに待たせんねん! お茶くらい出すのが普通ちゃうんか! ここで待て! だけで何時間待たせんねん! もう昼やぞ! 潰すか! ナビ! この城のお宝セット!」
『は~い♪』
「収納! よし! 帰ろう」
「は~い(ですの)!」×5
俺は応接室の扉を蹴破り外へ出る。
ナビに進行方向を、ナビして貰いながら、パンになった兵士や、貴族であろう者達を無視し進む、何か大広間で裸の集団が居るが無視し、大きな扉を蹴破りさらに進み、やっと見た記憶があるホールへ出た、正面の扉も蹴破り外に出たら冒険者ギルドのギルドマスターがいたので
「ギルマスおはよう! ここの王さんあかんわ、呼び出しといてお茶も茶菓子も出さないで、数時間も待たせる糞王やから、付き合いは辞めといた方が良いぞ」
「お前はそれで、扉を蹴破り出て来たと」
「ん? ああ、応接室から全部蹴破ったし、お城のお宝は慰謝料で貰ったよ」
「いつここへ連れてこられた?」
「朝ごはん食べてすぐだから8時にはお城の門はくぐったぞ」
「それから、今か? お茶も茶菓子も無しで?」
「そや、ってかムカつく」
シュ
シャシャシャシャシャシャシャ
シュ
ズズンッ
玄関の柱を全て切り飛ばす、時間差でポーチの屋根が落ちた。
「常識無いやんここの糞王」
「怒るのも無理無いが、扉の向こうは裸の貴族達か?」
「知らん、服が魔道具やったから俺が収納した」
そこへポーチを、乗り越え薄着の男が
「何をする貴様!」
「何やおっさん? 朝の早よから呼び出されて、お茶も茶菓子も寄越さんとほったらかしで、昼まで待たされたらこれくらいやるやろ! お城残ってるだけましやないか!」
「そんな事で城を壊すのか!」
「お城収納!」
お城が更地に成り、地下室があった場所は穴があるだけだ、一応中にいた人は転移で地面に下ろしてあげた。
「壊すお城が無くなったわ、で、あんた誰?」
「し、城が!」
「誰や聞いてるんやけど」
「王だ」
「お前か糞王、人を呼び出したら出迎えすんのが常識や! そんな事も解らんから教会なんぞに国取られるねん」
「言わせておけば不敬罪で極刑だ!」
「まずは謝ろうな」
俺は糞王の頭を地面に叩きつけた。
ズンッ
「糞王、それが謝る姿勢や、ほれ謝れ」
「貴様ぁ!」
転移!
パッ
「よし、帰ろう」
「王は?」
「ん? 俺のホームグラウンドある大陸の、帝国の端の方に飛ばした」
「それ、帰って来れるか?」
「俺達に敵対してる限りは無理」
「はは、それも良いか、俺も仕事中にいきなり引っ張られたからなぁ」
「ギルマス王様しない? ふさふさになったし、男前上がったし」
「ふさふさ! これはマジ感謝するぞ! 20歳過ぎから抜け毛がなぁ」
「俺の連れにもおった、薬も色々試したけど体質に合わんくて、30歳には地肌が見えてたもんなぁ」
「まぁ、王は面倒くさいからやらんがこれどうする?」
「その内何とかするやろ?」
「あの辺りは近衛兵の筈だが武器防具も?」
「この壁に囲まれた範囲だけな、欲しいなら出すぞ? ギルマスやったら悪いことしなさそう?」
「やらんわ! まぁ、その辺に出して置いてくれ、じゃあ呼び出した本人も居ないし帰るか」
「ああ、この後新しいダンジョン見つけてくるからプレート頂戴」
「まだあるのか?」
「3つ、報酬は置いとくよ(笑)、でも今回のは見つけても湖の底が入口、後のは残しておくけど山頂、草原、がヒント湖も残しておこうか?」
「ん~、そうだな、冒険者は薬草採るのも全部は採らない様に気をつける、そうして貰えると助かるな、俺も誰にも言わないと約束する」
「なら俺は小国に遊びに行くかな」
「ああ、そうか、注意するだけ無駄かもだが、癖のある国もあるから」
「火の粉は振り払うよ(笑)」
「かっ、悪い顔しやがって、」
「じゃあ、ダンジョンプレートは違う国で貰うよ」
「たまには遊びに来いよ、うちの受付が気に入ったみたいだからな」
「俺17人お嫁さん居るから無理やなぁ(苦笑)」
「そー言った事では無さそうだが、まあ奥さんを大事にな」
「勿論!」
「俺はギルドに戻るな」
「またね」
「ああ」
ギルマスが去った後
「さて、予定が、予定が、湖、······キャンプする?」
「ティアとティアママも連れてくですの!」
「そうか! 玉藻達も一緒に! あっ、シンディ達がどうだろうかやなぁ」
『シンディ達は今夜泊まる領地の領主に食事会招かれてますね、パラミスとパミュとグロリアも新たな領主との会談で無理ですね、ケイちゃんとユリちゃんは大丈夫ですね!』
「呼んであげるですの!」
「修行ばかりじゃあ可哀想ですし」
「ナビ今から呼んでも大丈夫?」
『大丈夫そうです、湖に行ってからに、円ちゃん達や虎鉄ちゃん達も呼ぶのでしょう』
「だな、よし路地裏探そう!」
「は~い(ですの)!」×5
人気の無い路地裏がすぐ見つかった、転移!
パッ
「よし到着! 向こうは準備良いかな?」
『いつでも~♪』
「転移!」
パッ
「「おつからさま~!」」
「お疲れ様!」×6
『変わり無いわね』
『これ、あまり遠くに行ってはダメですよ』
玉藻の子供達は走り回っている。
「玉藻、子供達にはあそこは狭いかなぁ」
『そんな事無いですね、他だ単にテンション上がってるだけですね』
「なら安心、てかここに別荘たてようか!」
「別荘? 建てても良いですか?」
「紗々、良いぞイメージ頼むよ今夜はここに泊まるし」
「解りました、ログハウスって憧れてましたので」
紗々が腕に抱きつきイメージを送ってくる。
「トレントいっぱいあるから、ほお、皆も入れるイメージになってるんや! なるほど行くよ! ほいっと!」
ズズっと50メートル四方が少し50センチほど盛り上がる、そこに何百本ものトレントが飛び交い、徐々に組上がっていく、土魔法により石の柱で所々補強されるが、ほぼトレント製だ、床も貼られ窓が造られ扉や家具まで、そしてやはりテラスは大きなウッドデッキ、三角屋根が出来上がり1番高い所は50メートル以上ありそうだ、そしてなぜか屋根には猫の紋章みたいなのが描かれている。最後に木屑等が収納され完成。
「紗々こんな感じ?」
「はい! 猫の紋章も完璧です! 中見てきても良いですか?」
「良いぞ、俺は表で色々するから、直すところあったら教えてね」
「はい」
紗々が小走りに走っていく。
それを追いかける皆。
「ナビ?」
『は~い』
「酒蔵造るのどこが良いかな?」
『場所的にはあそこの水が流れ出しているところは止めて、地盤の固い所がお勧めですねまあ、魔法で固めてやるなら小川付近がベストですね』
「そうしようか、とりあえず地下4階、地上3階天井高さはいつもの樽が2段重ね出来るレベルでだと10メートルくらいか、エレベーターも手に入れたから少々高さ? ふかさか、あっても大丈夫やね、やっちゃうか!小川まで転移!」
パッ
「湖から森までは200メートルくらいあるかな?
小川ってか川幅25メートルくらいは小川か? 流れは緩やかやし、湖の延長みたいな感じかな?」
『森の中で、幅が狭くなる部分の所で段差が出来、流れが出来てますね』
「そうなんや、まぁ、今度見てみよう。ティアママ! 地下深く掘りたいけど、ここって100メートルほど掘っても大丈夫?」
『大丈夫ですよ水脈はこちら側にはありませんから水質も問題無いですね』
「了解、ありがとう! なら場所はオッケーやし、小川、にも結構泳いでるなルアーでやれるかな、ナビ、釣り道具の入荷無いかなぁ」
『少しだけですがエギングロッド、スピニングリールは、ルアーで使えそうではありますね、ルアーはスプーン、スピナー、プラグ辺りは各種』
「竿とリール出して貰ってこっちの素材です造るよ、自分で釣った魚焼くとかテンション上がるし美味しいしね。ほいっと! ラインが蜘蛛の糸って言ってたし造っていきますか!」
皆の釣竿を造るため気合いを入れた。
『勇大様? 酒蔵ぁ~!』
「はっ! 危ない! くっっ、あの魚は精神系の魔法を!」
『勇大様には効きませんよ~!』
「うっ、良いやん! 釣りしたかってんもん! お魚が光反射してキラキラやん! 美味しそうやん! 大きいやん! 面白そうやん! ちょっとだけやん! スピナーでは釣ったこと無いからやってみたいやん! 湖でも船釣りしてみたいやん!」
『酒蔵さくっと造って、釣りすれば問題解決!』
「は~い、湖から50メートル離して幅は、100メートルで、奥行きは50メートル! 深さ50メートルで、土魔法さん! ほいっと!」
ズンッ
大きな穴が出来た······
「デカっ! 壁はコンクリートみたいにツルツルに、厚みは10メートル床もや! カチカチで! ほいっと!」
『ほうほう、この広さで床とか天井持ちませんよ?』
「2メートルくらいあれば行けない? 無理な気がするね、······24メートル四方に区切るか! 24メートル四方で8分割! ほいっと! んで、底から10メートルの高さに、2メートルの天井兼、床! 続けて床から10メートルの高さに、2メートルの天井兼、床! も一つ床から10メートルの高さに、2メートルの天井兼、床! 最後は床から12メートルの高さに、2メートルの天井兼、床! 崩れないかな?」
『大丈夫そうですね(笑)』
「じゃあ、各部屋を繋ぐ出入口! ほいっと! いけてるな、各部屋の森側の右角に、樽が乗るエレベーター設置! ほいっと!」
地上には、8個のエレベーター出入口の出っ張りが出来ました。
「1階部分も、ほいっと! あら?」
パタ、これは使いすぎたからかな?
『うふふ、皆さ~ん♪ 勇大様フリーズしたので回収お願いしま~す!』
は~い♪×7




