第51話 先輩昇格おめでとうございます! あれ左遷だ 4支社任せられるって! 俺は辞退したお前がやれ
ダンジョンを巡り、魔力の供給が終わり戻ろうかと思ったが、そのまま、獣王国のダンジョンを攻略してスッキリしちゃおう! と言うわけで
「ナビ、おすすめのダンジョンある?」
『ここも、素材系ありますが、食材系、魔道具系が中々の深さで素材1800階層、食材1740階層、魔道具2300階層ですね』
「食材に1票ですの!」
「は~い!」×16
『うふふ、表示しますね』
「中々人気のダンジョンっぽいね~」
「だな、食材は皆を幸せにするからな」
「美味しいの作りますの!」
「晩ごはんは、ダンジョンで採取して食べようか!」
「は~い(ですの)!」
「人気の無いところは、よし、転移!」
パッ
「到着!」
「また、"えぇぇぇぇぇぇぇぇ~!" したいですの!」
「うふふ、楽しくなりますね」
「皆は良いか?」
「オッケー!」×15
「ありがとうですの! ギルドに行きますの!」
「は~い!」×16
とてとてとてとて
葉月は小走りになるのを、三葉が手を繋ぎギルドへ。
受け付けカウンターはがら空きで、買い取りカウンターは長蛇の列、依頼の掲示板を確認してダンジョン攻略の依頼木札を取り、受け付けカウンターへ向かう。
「これお願いしますの!」
葉月が木札を出し、おっちゃん受け付けが受け取る。
「3パーティーかな? リーダーのギルドプレートを提示して貰えるかな」
葉月ターンが無くなった、しょんぼりした葉月をなでなでしておく。
「これを、お願いします」
「はい、預かります」
魔道具に通している。
「魔道王国からですか、遠いところを良くおいでくださいました、ギルドプレートをお返ししますね」
「はい、ありがとうございます」
「では、他のパーティーは?」
「オレのパーティーだけですね」
「解りました、ではこちらがダンジョンプレートになりますので失くさないようにお願いします」
すかさず受け取る葉月、ポシェットに入れ、出す! 入れて! 出す!
シュパッ シュパッ
前より決まってるよ(笑)
「ありがとうですの!」
「お気をつけて」
俺達は冒険者ギルドを出て、目の前のダンジョン入口に向かう。
「ダンジョンの目の前がギルドだと楽チンだよな」
「じゃな、テンプレでは、この辺りで絡まれるパターンじゃが来んな」
「面倒くさくは無いのですねテンプレなら」
「「うんうん」」
ダンジョンへ入ってしまったので、絡まれイベントはスルーしてしまった。
「私がギルドプレート出せれば良かったですの」
「じゃな、初依頼の時は、どさくさに紛れた感があったからのぉ」
「向こうの大陸は、100超える国があるんだし、どこかでやれるよ」
「頑張りますの!」
「さて、何階層まで攻略出来てたっけ」
「木札には19階層と書いてありましたの!」
「んじゃさっさと抜けて行きますか!」
「は~い(ですの)!」
「皆動きもめちゃ良くなってきたな」
「そうですね、若干ですが直ちゃん達の方が、猫ボーナスで上ですね」
「人数差を覆してるやん!」
「うふふ、もうすぐ100階層ですし、晩ごはんにしましょうか」
「その予定で! 皆! 100階層でお泊まりだ! 晩ごはんだ!」
「は~い(ですの)!」×15
100階層のオークキング率いる軍団を、さらりと倒し大量のお肉を手に入れた。
「お肉大量なので、贅沢すき焼きにするですの!」
「肉のスライスはやっとくね、ナビ、お豆腐あるかな?」
「木綿豆腐がありますね、倉庫のパレットごと入荷してます」
「白菜! 人参! 茸! 木綿豆腐! お肉はオークキング! ですの! お葱は無しですの!」
パタパタと皆で用意カットだけだが。
「お出汁タイプで行きますの! 出汁入れて~♪ お砂糖~♪ お酒~♪ お醤油~♪ 味見して~♪ お砂糖~♪ 追加~♪ 美味しいですの~♪ 白菜~♪ 茸~♪ 人参~♪ お豆腐~♪ お野菜煮えたら~♪ お肉~♪ せ~の」
「いただきます(ですの)!」×17
皆が1口
「美味しい(ですの)!」×17
「キングやるなぁ!」
「うまうまですの!」
「「おいしぃ~!」」
「いやこの白菜も中々っすよ!」
「お肉追加はいりま~す!」
「お願いします(ですの)!」×16
・
・
・
・
何回追加したかわからない、お腹がぽんぽこやわ~
「キングより美味いお肉あるんかなぁ?」
「キングがおるなら、エンペラーかのぉ?」
「ミノタウロスさんは? 牛さん?」
「牛頭じゃから、牛じゃな」
『そろそろ?』
こくこく×16
・
・
『確保! お楽しみ下さい』
「ありがとう(ですの)!」×16
むにゅ
あれ? またかぁ~ナビ~
『うふふ、今は皆さんが練習中だそうで』
赤ちゃん大丈夫なの?
『皆さんまだと言うより、保留中ですね』
保留中?
『まりあさんの魔法で待機して貰ってますね、まぁ、も少し休んでて下さいね』
あ、······またか······
「起きますの! 朝ごはんですの!」
「んあっ?」
「おはよですの! 朝ごはんですの!」
「葉月? おはよ、もう朝ごはん?」
「いっぱい寝てましたの! 食べますの!」
「了解! 皆おはよう! 寝過ぎたみたいやね、ごめんな!」
「今日は、アジの味醂干しですの! 卵焼き! もずく酢にタコ&胡瓜! 豆腐の味噌汁ですの! せ~の」
「いただきます(ですの)!」×17
「味醂干し好きやけどたまに胡麻が歯に挟まるよな」
「あるあるやなぁ、私も前に学校の給食で出て午後の授業が集中出来やんかったわ」
「味醂干しちゃうけどフライビーンズの皮取らんと食べてて皮挟まったら中々しつこいで」
「あるあるやぁ、あの皮もパリパリやで食べてまうよなぁ」
「お好みの青海苔は歯を気にするけど結構 唇に着いてるやんな」
「そうそう後で口拭いたらめちゃついてるし、あせるっちゅうねん! ちゅうもできやんわ!」
「んで、綺麗に拭けたと思たら手についてるしな」
・
・
・
「今日は攻略完了目指して行きますか! Let's Go!」
「Go (ですの)!」
10時の休憩と、お昼ごはん食べて走り、倒しまくって、1740階層ボス部屋前。
「後半、鶏肉多かったね!」
「ニワトリの大きいのがいましたの!」
「唐揚げね!」
「ヤミツキーも草原フィールドで採れたし、ほんと良いダンジョン!」
「んじゃ! 開けるよ!」
ギィィィィィ!
「光龍! 光の属性トラゴン来た~! 皆一撃は確実にね!」
「ドラゴンスレイヤー(ですの)!」×16
皆が一撃づつ与え俺達は下がり、皆は首だけに集中し、皮に傷が付かないよう丁寧に倒し終えた。
「ドラゴンスレイヤー(ですの)!」×16
「皆もおめでとう!」
きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
「待って! も~1匹来る!」
「闇龍! 闇属性ドラゴン! おかわりだぁ~! 一撃ねぇ~!」
「は~い(ですの)!」×16
後は同じパターンで美味しくいただきました。
「完勝!」×17
「うそっ子卒業ですの! ステータス! はへっ?」
「葉月どうした?」
「ん? ステータスおかしいですの?」
「ん? あぁ、最近見てなかった?」
「久しぶりに見ましたの」
「表示して皆に見せてくれる」
「わかりましたの、ステータス」
名前 ハヅキ・ミカミ (御神 葉月)
種族 亜神
性別 ♀
状態 健康·丸
職業 調理神
忍神
刀神
魔道神▼
スキル
魔法 転移·ルーム·飛翔·環境対応●
多重思考
念話
料理
武術
神眼
神体強化
無限収納
完全耐性▼
装備
称号 魔法生物の創造主
ダンジョンマスター
世界樹の祝福
世界樹の加護
世界樹の祝福
世界樹の加護
ユタ・ミカミの妻
光の精霊女王の友達
超越者
亜神
海神の祝福
海神の加護
ドラゴンスレイヤー 光龍 闇龍
従魔 円·凛·丸·ティア·ティアママ
「うむ、妾とそう変わらんな」
「神様になってるっす」
「あはは! 皆も見てみなよ」
「ステータス」×11
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」×11
来たぁぁぁぁぁぁ~!×5
「皆もなってるですの! 同じですの!」
「さっき美夜とケイとユリが変わって全員 亜神になりました! ずっと一緒に生きて行けます!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!」×16
皆が喜び歓声を上げ、飛び跳ね舞い踊る。
やっと落ち着いた所で最後の部屋へ、水晶玉が浮いている。
グロリアが踏み出し ペト
『素体情報確認しました』
『お名前を』
「グロリア!」
『登録 マスターグロリア ご用命を』
「他のダンジョンとのリンクと獣王国の全域範囲結界」
『他のダンジョンマスター確認しました リンク 完了』
魔力供給!
むむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ~!
『Lv MAX11』
『獣王国 全域範囲結界展開 完了』
「あなたの名前は エステファン!」
『エステファン 登録しました』
「お疲れ様!」
「お疲れ様!」×16
「さて、お楽しみの奴行きましょ~! 転移!」
パッ
路地裏から皆で冒険者ギルドへ。
流石に買い取りカウンターは長い列が続いて居るが、受け付けカウンターは誰も並んでいない。
葉月は誰を選ぶか!
何と! 1番やり手そうなお姉さんをピックアップ!
葉月は慎重にカウンターへ、そして
「依頼の達成してきましたの!」
「はい、ギルドプレート、ダンジョンプレートを提示して下さい」
「ユタ様、ギルドプレート貸して下さいですの!」
「はい、お願いね」
俺はねずみ色のプレートを出し手渡す。
「ありがとうですの!」
そして振り返り
「お姉さんお待たせですの!」
シュパッ
決まった!
「お願いしますの!」
ダンジョンプレートは下にして、見えない様に工夫している。
「はいお預かりしますね」
受け付けのやり手お姉さんは、ギルドプレートを魔道具にとおし、ダンジョンプレートに目を向け止まった!
ドキドキ×17
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
さぁ次は!
買い取りカウンターに並んでいた冒険者達も、こちらに注目している。
受け付けカウンターの、奥でもこちらを注目。
「ギ、ギルドマスタァァァァァー!」
よしよし×17
前方が湾にハゲ上がった大男、ムキムキである耳は犬かな? が近づき
「どうした、何か問題か?」
「コ、コ、これを!」
何とか言葉を紡ぎだし、湾ハゲギルドマスターへダンジョンプレート渡した。
ギルドマスターは、ダンジョンプレートを見て止まった!
さあさあ!
「何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
いただきます!×17
「1741階層! 攻略完了! それが何で昨日の登録なんだ! 誰だ!」
「私が昨日登録しました、魔道具に記録が残ってますので間違いありません」
昨日の良いおっちゃん、仕事が出来る人やね。
「なら昨日の夕方登録で、今帰って丸1日で1741階層を踏破! こいつらのランクは!」
お姉さん頑張れ!
「は、はい! ら、ランクはねずみ色です! 依頼達成回数は1回! 魔法帝国ダンジョン踏破のみです! 今回が2回目の依頼です!」
「なっ、なっ、何なんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
良いぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~!×17
「頑張りましたの! 報酬は? まだですの?」
「お前達、ねずみ色でダンジョン制覇したのか?」
「ダンジョンプレートに出てますの! 頑張りましたの! ダンジョンマスターですの!」
「ラストのボスは?」
「言うと後の人の楽しみが無くなりますの! 行って初めて見るからドキドキしますの! 冒険者はドキドキ好きですの! だからドキドキは取っちゃ メ なの!」
「ああ、君の職くらいは聞いても良いかな?」
「調理士ですの! ギルドプレートですの!」
シュパッ!
やっぱりきまった! ダブルコンボ!
「なっ! 落書き······、いや、この墨はギルド専用、······魔道王国ダンジョン街冒険者ギルドマスター印が押されてる、Sランク、ダンジョンマスター、ドラゴンスレイヤー、ユタの妻?······」
湾ハゲギルドマスターはまた止まった。
「どうしたですの?」
「何かあったのかね」
第3者登場~!
「ギルドマスターさん止まりましたの! 気分悪いですの?」
「ふむ、そこのお姉さん状況を」
「はいそちらのパーティーの依頼達成の報告を聞く際に大変な事がわかりました。まず、依頼を受けたのが昨日の夕刻、達成が本日夕刻」
「別段変わったことでは無いな」
「依頼内容によっては、受けた依頼はダンジョン攻略」
「攻略したと! 30階層はあると言われていたダンジョンだぞ! それを攻略!」
「はい、達成階層は1741階層ですが」
「は?」
「1741階層です」
「1741?」
「はい、1741階層」
「ば、バカなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
シャァァァァァァァァァァァ~!×17
「はっ!」
湾ハゲギルマスが再起動。
「こんな子達が! 黒ランク?」
「いえ、ねずみ色です。今回が2回目の依頼でした」
「なぜ、ねずみ色?」
「この方が冒険者ギルドに登録したのが、······まだ1月足らずですし、依頼を受けておりません、が、買い取りはとてつもなく買わせていただいて居るようです。全ギルドに下ろされる魔物の、1年分ほどは大国で買い取らさせて頂いてます」
「依頼を受けないからランクは上がらない?」
「その通りです、私、鑑定するのも仕事にさせられていますので見てしまったのですが」
俺達は、人差し指を唇にあて
しぃ~×17
「絶対喋りません!」
「依頼料まだですの? 失敗ですの?」
「いえ、達成です。ですが、今その報酬がギルドに無くて」
「魔法帝国は大金貨10枚とかふざけてましたが、こちらの報酬は?」
「黒貨10枚1000億プルになります」
「誰が出す予定で?」
「獣王国国王様です」
「お城に行けばあるんやね」
『足りませんね、全貴族から巻き上げてギリギリですね』
マジか(笑)
「依頼にその金額があるのですから」
「無いですね、実は私、獣王国の財務ですのでその半分と少しくらいだと、全貴族の私財を出せば何とか」
「ではそれで、頂きますね」
ナビ~♪
『は~い♪ポイントしました~♪』
ありがと~♪
「出してもらえるなら、になりますが」
「いえ、勝手にお城からと全貴族からお財布に入っているものも含めて頂きますね、収納! 981億プルしかありませんね? 残り19億プルは?」
「何?」
「981億プルは徴収しましたので残りは19億プルですね」
「はっ! 財布の中身が無い! まさか!」
「はい、お城のお金全部と獣王国の貴族全ての私財を頂きました」
「残りはお城と貴族から貴金属ですかね」
お願いします!
『は~い』
「そんなことが······」
「では、収納!」
目の前の財務の貴族さんの指輪から剣、見えているところが無くなった。
「宝剣と指輪にネックレスまで······」
「換金して余ったらお城に返しておきますね」
「なっ! 何を言っておる! すぐ返すのだ!」
「え? 正当な報酬ですよね、財務の貴方がお城と貴族合わせてって言ったのですから、私はギルドで依頼を受け達成し報酬を頂きました、何か間違った事はありますか? どう思いますギルドマスターに受け付けのお姉さん」
「私は間違っていないと証言いたします、国からの依頼、それを払うのは私達の税からです、だとすれば国庫から、足りなければ貴族様方々の私財、私達の税から出ているお金です、それを達成者達に確実に支払うことが私達の義務、違いますかギルドマスター」
「その通りだ、だから貴方の返せと言う主張は盗賊と同じだ、それ以上言うなら盗賊として拘束します」
「なっ! くそっ! おぼえてろ!」
三下のおぼえてろ!頂きましたぁ~!×17
「解決ですね(笑)」
「正直、マジで頂いた?」
「マジで(笑)」
「はぁ、ランク上げるか? って言いたいところだが、はぁ、2回ではなぁ」
「そうなんですね、何回くらい?」
「10回連続達成でねずみ色から鉄色ですね、それ以降は規定で言えないのですいません」
「そっかぁ、ダンジョン11個攻略してもダメダメらしい」
「ダメダメですの? ぶう~ですの!」
「は? 11ダンジョン攻略?」
「はいうちのメンバーの11人がダンジョンマスターですよ」
「まぁ、そのくらいはですね(苦笑)」
ギルマスがまた固まってるが三葉が俺をつんつんポーションを渡してくる(笑)
三葉も(笑)
俺はギルマスをつんつんし
「はっ!」
「ギルマス、これを」
ポーションを手渡す。
「飲んでください、良くなりますよ」
ギルマスはポーションの栓抜き一気に飲んだ。
「何のポーションだ?」
「きゃぁぁぁぁぁぁ~!」
受け付けのお姉さんが叫んだため、カウンター奥の職員がこちらを注目した!
きゃぁぁぁぁぁぁ~!
なぁぁぁぁぁぁぁ~!
よし!次!×17
「どうした!」
「ギルマス、······頭」
受け付けのお姉さんが、そ~とギルマスの頭を指差す。
さあ来い!×17
「頭がどうかしたか······」
手を頭に、止まった! カウント!
3.2.1.0
「何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!×17
そこへ叫んだギルマスを見た冒険者達も
ギルマス頭がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
ダメ押しやったぁぁぁぁぁぁぁ~!×17
やっと落ち着いたギルドを、俺達は2回目の依頼達成登録をし、静に出て行くのであった。
「何を出て行こうとしてるんだ?」
「まだなにか?」
「ギルドプレートにダンジョンマスターと登録せねばならん」
「別に良いぞ、書きたかったら落書きしてもらうから」
「落書きはダメ! 頼むからちゃんと登録させて下さい」
頭まで下げだした。
「はぁ、お姉さんお願いします」
「はい、承知しました」
俺達はギルドカードを渡す。
「あっ! ドラゴンスレイヤーも登録出来ましたよね!」
「は? はい出来ますが、はっ!」
お姉さんは俺達を1人づつ見回し、こくりと頷いた。
「では、お1人づつ登録していきますね」
お姉さんは魔道具を操作し、登録していく。
葉月のプレートが完成し、葉月に手渡すのかと思いきや、確認のためギルマスに。
「なぜドラゴンスレイヤーなのだ?」
静にお姉さんに聞く。
「鑑定の結果です」
「光龍と闇龍2匹? ダンジョンマスターも?」
「はい」
「わかった、次は」
俺がやってもらうことに
「お願いします(笑)」
「はいお預かりしますね、っ!」
魔道具を操作し登録、そしてギルマスへ
「なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~! ダンジョンマスター? 良いだろう、ドラゴンスレイヤー? 何とか納得する! だが4属性+光と闇の龍を倒してるだと!」
「鑑定の結果です」
「属性龍を制覇にダンジョンマスターか、何でねずみ色何かやってるんだよ。······すまんが休ませてもらう」
ギルドプレートを俺に手渡し、ギルマスの去っていく後ろ姿は哀愁たっぷりでした。
「スゴいですね、ドラゴンは貴方の他は、2匹ですが全員あの小さな子達まで」
「頑張りながら、楽しんで修行しましたから」
「楽しむですか、私も後2年で成人ですし頑張ってみようかな」
「へ? なっ! お姉さんって言ってごめんなさい、お手伝いって状態に出るんですね(苦笑)」
「はい、鑑定が出来るから、学校帰りにママのお手伝い」
と横の高校生にしか見えない方を見る。······マジか。
シンディとローパーレベルの驚きやわ。
「頑張ってね、飴ちゃんあげるよ」
俺は収納から飴ちゃんと大銅貨を3枚出して大銅貨を隠すように飴ちゃんを大銅貨の上に置いてあげた。
「っ! ありがとうございます(笑)」
チャリンと鳴らないように慎重に、スカートのポケットへ入れた。
「良い子だからね、お母さん良い娘さんですね(笑)」
「はい、良く頑張ってくれてます(笑)」
「俺がもう少し大人なら、ほっとかないくらいですよ。ははは」
「あらあら、すぐ大人になりますよ、この子もすぐ私を抜いちゃって」
胸に手を置かない!
等とやってる内に登録は進み、皆がギルドプレートにドラゴンスレイヤーの称号が記された、葉月も書いてもらったダンジョンマスターとドラゴンスレイヤーは、消してもらいSと、ユタの妻だけ落書きが残った。何か考えてるみたいなのでまた増えそうではあるが
「ありがとうございました、では!」
「ありがとうございました(ですの)!」
「はい、またいらして下さい!」
今度こそギルドを出た。
「晩ごはん食べて帰る?」
「お魚気分ですね~この辺りはお魚無さそう」
「お昼ごはんがお肉たっぷり食べたので、私もお魚かな」
「「おにくでいいよ~」」
「ちゃんこ鍋はどうですの?」
「採用!」×16




