第49話 店長嫌な客が······ ん? どんな客だ? 面倒臭そうな······ ん~この秘境行きの旅行券渡して帰ってもらいなさい。 店長! 流石です! 旅行券持って消えました!
むにゅ
ん? この頭誰? 猫耳? あかんやん! 入っ! 転移!
パッ
ドホンッ
お風呂へ転移。
「マジかぁ」
カラッ
虎鉄がやって来た。
カ、ラッ!
お風呂の引戸を、何とか頑張って閉めてお風呂に入る。
「おはよ、突然転移してごめんね」
なでなで
カラカラカラッ
トトトトトトトト
バシャン!
玉藻の子供達が、お風呂に飛び込んだ。
玉藻もやって来た。
『マスターは人気者ですね、群れの雄としては強さもありますので満点の合格ですね』
「いやいや、ヤバい事になってたんやけど」
『ステータスで見れば状況が把握出来ますよ、うふふ』
えぇ~見たく無いような、······ステータス!
名前 ユタ
種族 亜神
性別 ♂
状態 健康·スラさん
職業 鍛冶神
刀神
皇神
忍神
魔道神
建築神
酒神
精霊神
錬金神▼
スキル
魔法 転移·ルーム·飛翔·環境対応·時空間·●
料理
テイマー
武術
多重思考
念話
神眼
神体強化
無限収納
完全耐性▼
装備
称号
魔法生物の創造主
ドラゴンスレイヤー 地龍 水龍 風龍 火龍
天狐の主
ダンジョンマスター
グ・パヤナタ・シー マスター
世界樹の祝福
世界樹の加護
世界樹の祝福
世界樹の加護
ハーレム神
妻 聖·紗々·三葉·葉月·まりあ·パラミス·パミュ·シンディ·光·グロリア·リリ·直·ローパー·アキ·美夜
候補 ケイ·ユリ
超越者
亜神
従魔 虎鉄·スラさん×3·玉藻·光
候補から移った? 妻へ?
「マジかぁ~! どないしょっ! えぇぇぇぇぇぇぇ~!」
とてとてとてとて×11
ザバアァァァン
「転移!」
パッ
「ぶぅ~!」
部屋に転移し服を着た。
「はぁ、ナビ」
『は~い』
「全員?」
『耳っ子ケイちゃんと、ユリちゃん以外がですね』
「この世界の結婚式ってどんなの? もうしなきゃだよ。ってステータスには名字表示されてたし結婚しちゃった後になるの?」
『王族くらいですね、他者を呼んでやるのは、普通の人達はその家族だけでお食事会ですね』
「了解。ウエディングドレスとかはあった方が良いよなあ、セレスさん」
「はい」
「15人分のウエディングドレスって用意出来ますか?」
「はい! 直に!」
消えた。
「俺を呼ぶんだろ? 集めて来てやる! 昼から酒だな! あははははははははっ!」
消えた。
『頑張りましょうね』
「ああ、指輪造ってくるよ、虎鉄!」
トトトトトトトト
「鍛冶場行くよ、手伝って!」
なでなで
『······』
こくこく
俺は鍛冶場へ虎鉄と向かった。
「シンプルな普段から着けてられるのと、宝石は、やっぱダイアモンドだよなぁ、本体はオリハルコンで、付与はサイズ調整は欲しいし、ん~付与の本はある? 予備の」
『ポイントしましたよ』
「ありがとう、ふむふむ、良さげなの多いなぁってか全部は······、行けそうやね、ミスリルを加えて、ふむふむ、宝石にも······、宝石デカ過ぎたな、これは成金さんみたいやわ! 米粒ちょいくらいがバランス良さげやん! ······、模様は······、なんかやらしいから無し! シンプルに······、ふむ、良いんやない! 虎鉄どうや?」
『······』
こくこく
「よし! 内側に名前彫って完成! 皆の分造るぞ! あっ! ティアラも造っちゃおう!」
・
・
・
・
・
・
「ふぅ、完成! 虎鉄ありがとな! 片付けして戻ろうか」
『う ん』
こくこく
「虎鉄! 喋れた!」
『す こ し で き た』
なでなで
「頑張ってるからだな!」
庭では既に猪鹿蝶騎士団が集まってくれている。
俺のお嫁さん達以外が揃った感じだ。
エスさんが俺を手招きし、俺はそれに従い歩み寄る。
「ユタに娘が取られるとはなぁ、予想はしてたが」
「ユタさん、グロリアをよろしくね」
「はい、ずっと大切にします」
「すまなかった!」
俺に深く頭を下げるのは、バランスト·フィフス·アモルファス国王。
「王さん、パラミスとパミュは幸せにするね」
「頼む!」
「ユタさん、2人をよろしくお願いします」
「王妃さん、ずっと大切にしますね」
まりあか、シンディが連れてきてくれたんやね。
その後は、アキの両親、直は辞退、まぁ、逃げて来たようなもんだし、それから
「ユタ! うちのリリを不幸にしたらシバきまくってやる!」
「声をかけるのは初めてになります、リリをどうぞ末永くよろしくお願いします」
「セバス、奥さん、ずっとリリを大切にします」
「よし! エスに開会させるぞ、そこに酒樽出せ!」
「はいはい、ほいっと!」
ズンッ
『もう2樽ワインと日本酒が入荷してます。後、まったりダンジョンから、飛空艇が回されて来ますので後で夫婦水入らずで』
ありがとな
「セバス! 酒追加だぁ~!」
ズンッ
ズンッ
「よっしゃぁ~! こっちは! ワインか! こっちは! 日本酒! 美味い! エス! 開会だぁ!」
アルバトがエスさんに、木箱を下に置くから乗れと。
エスさんが木箱に登り。
「注目!」
流石王様やね、一声で皆のざわめきが消えエスさんに注目。
「今日は、そこにいるユタが どうしてもと皆を集めた、ユタがこの国ヘ来てまだ1月足らず、だと言うのにとんでもない事をしでかす、俺達の常識を笑って乗り越え、幾度もあった危機も、ひょいっと退けてしまう、そんなユタが結婚だ! 花嫁を紹介する呼ばれた花嫁は出てきてくれ」
エスさんが俺を呼び
「この木箱ごと地面を50センチ上げろ、皆が上がれるサイズに、テラス側には階段もつけろよ」
はは、そう言う事ね、了解! 土魔法! 高さ50センチ幅15メートル奥行き5メートルで周囲は2段の階段付き! ほいっと!
ズズンッ!地面が盛り上がり舞台が出来た。
「では、花嫁の登場だ!」
「ヒジリ!」
テラスからウエディングドレスを着た聖が舞台に上がる。
指輪とティアラを着ける。
「サシャ!」
紗々もウエディング姿だ。
指輪とティアラを着ける。
「ミツハ!」
緊張してる三葉は中々見れないな。
指輪とティアラを着ける。
「ハヅキ!」
前髪が横に流され顔が見える、可愛いよ。
指輪とティアラを着ける。
「マリア!」
あはは、あれは絶対同じ方の手足が出てるな。
指輪とティアラを着ける。
「パラミス!」
綺麗だねパラミス、よろしくね。
指輪とティアラを着ける。
「パミュ!」
顔が真っ赤だ、綺麗だよパミュ。
指輪とティアラを着ける。
「リリ!」
ウエディング姿が新鮮だ、いつもはメイド服だし。
指輪とティアラを着ける。
「シンディ!」
ホントに見た目は幼女なのにお姉さん。
指輪とティアラを着ける。
「グロリア!」
エスさん睨まないで、グロリア綺麗だよ。
指輪とティアラを着ける。
「ナオ!」
お澄まししてるね、可愛いよ。
指輪とティアラを着ける。
「ローパー!」
凄くキレイ! よろしくね。
指輪とティアラを着ける。
「アキ!」
満面の笑顔で、楽しくしようね。
指輪とティアラを着ける。
「ミヤ!」
元の世界からだとは、美夜、ずっとよろしくね。
指輪とティアラを着ける。
「ケイ!」
とてとてとてとて、小走り、転けないでね。
指輪とティアラを着ける。
「ユリ!」
とてとてとてとて、あはは、最後だからって。
指輪とティアラを着ける。
「以上! ユタの嫁達だ! 成人してないから正式では無いが、皆! 祝いの時間だ! 今日は仕事を忘れ! 喜びを分かち合うぞ! グラスを!」
「この愉快な仲間の前途を祝うぞ! 乾杯!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~!
きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
宴が始まった。
俺の周りはお嫁さんだらけ。
酒を飲み、お喋り。楽しいね。
2時間ほど経った時、上空に飛空艇が到着。
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ~!」×多数
俺は少し浮き上がり、皆から見える高さに。
「皆様! 俺達はちょっと遊覧飛行で出掛けますのでこの後も楽しんでください!」
「おいこらユタ! それは何だ!」
「ん? 飛空艇だよ」
「んなもん持ち出すな! 非常識!」
うんうん×多数
「だって、出来たら造るやん! 乗るやん! 飛ぶやん! 楽しいやん!」
「いやいや」×多数
「まあまあ、行ってくるね!転移!」
パッ
「おいこら待てやぁぁぁぁぁぁ~!」
うんうん×多数
「さて、遊覧飛行で新婚旅行! 準備は良いか!」
「は~い(ですの)!」×16
「出発! まずは星の海へLet's Go!」
俺達は飛び立った。
宇宙空間。
皆で星を見ながらまったり。
「明日は一緒にダンジョン行こう」
「旅路はアモルファスの王都に、3日滞在予定ですのでそれまでに帰れば大丈夫です、後、アモルファスの王様と王妃様を国へ返さないと」
「じゃあ、先に返して、明日は皆のレベルアップして、簡単には誰にも負けない様にしないとね、心配だし(笑)」
「では、送り届けて来ますね、転移!」
パッ
シンディが転移で送りに行った。
しばらくして帰って来たが
「ユタ、言いにくいのですが、獣王国国王が、会いたいと言ってるみたいで······」
「パス! 絶っ対! 面倒臭いよね?」
「戦闘狂じゃろ? ワンパンじゃ」
「でこぴんですの!」
「まぁ、関係ないですもんね(苦笑)、なら、ほって置きましょう」
「パラミスとパミュも良いかな?」
「しつこい国王ですから何とも(苦笑)」
「逆にワンパン? の方が楽かも(苦笑)」
「マジかぁ~」
「嫌いなものは先に食べちゃう~!」
「ユタは昔から面倒臭いの放っといて後で苦労するじゃん」
「美夜の言う通りかな、アモルファスに居るの?」
「執務室に送った時に、宰相さんが連れて来たんですよ、以前から召喚者に会いたいと王国に来る前に脱出したので、その後に王国へ到着したはずなのですが、まだ居るとは」
「はぁ、俺だけで行ってみるよ」
『執務室に、その方は居ないですね』
「すぐ戻るね。転移!」
パッ
王さんと、宰相さんがいた。
「王さん、俺に会いたいってヤツは?」
「なっ!」
「早くしてね、新婚旅行中に会いたいってバカ野郎をシバきに来ただけやから」
「あの、」
「宰相さん! 早くして!」
「はっ!」
宰相さんは走り去った。
「王さん、こんな面倒臭いの俺の嫁に頼るな! 自分で何とかしろ!」
「すまぬ」
宰相さんが走って戻ってきた、その後ろにはニヤニヤしたおっさんが、頭にウサギの耳を着け入ってきた、ニヤニヤしてるのに! 2メートルを超える大男なのに! ウサギさんですか! ぷぷ!
ここは力はおさえて、よわよわに思われる様にしてっと
『うふふ、悪い事考えてる』
ニヤニヤしながら おっさんは俺を見ている。
「あんたが俺に会いたいって?」
「何だ? ガキか」
「で、何の用? 俺忙しいんやけど」
「ああ、アモルファス王国が召喚をして、強い者を手に入れたと聞いてな、顔を見に来たのだ」
ニヤニヤばっかしやがって(笑)
「そうか、ならもう帰れよ、目的は達成したやろ?」
「いやいや、力を見んとなぁ」
ニヤニヤニヤニヤもうジハこうかな(笑)
「ん? 見てわからんかったら やると気付きもしないで床におねんねしちゃうよ?」
「ほう、鑑定は出来ぬがお主の様なガキには負けんよ」
ニヤニヤまだ出きるんや(笑)
「ふ~ん、なぁ、王さん宰相さん、もうシバいて良いかな? ただでさえ呼び出されてこれって」
俺もニヤニヤ
王さん達は青い顔をするだけで動かない。
「シバくだと? ははははは! 出来ぬ事をほざくな」
ニヤニヤもう良いかな(笑)
シュ
パンッ!
シュ
「出来たぞ? よわよわのおっさん、シバきたらんか?」
俺がニヤニヤ
シュ
パンッ!
シュ
「どうだ? あぁ、鼻が歪んで男前になったな(笑)」
ニヤニヤ
シュ
パンッ
シュ
「あれ? 戻し過ぎたな、悪ぃ事したな、すまんすまん(笑)」
ニヤニヤ
シュ
パンッ
シュ
「良い感じだな、最初からめり込ませたら良かったのか(笑)」
ニヤニヤ
「ふへいは!」
「何言ってんかわからんぞ(笑)」
ニヤニヤ
シュ
グイッ
シュ
「そら、引っ張って直してやったぞ、男前に(笑)」
ニヤニヤ
ぷるぷる震えている。
「無礼な!」
「おっさんが無礼だろ! 俺は今日 結婚して家族旅行してたんや! それを俺の嫁に何ふざけたことしとんのや!」
「こやつ! お主の力が見たいから態々出向いたのだ! 相手をせい!」
「こんだけシバかれて相手にならんのが、まだわからんのか? まずは謝れよおっさん! 頭は床につけてだ!」
おっさんの頭を少しジャンプして掴み、床に向かって投げる!
ドンッ
「グハッ」
「その格好で、お忙しいところ お呼びしましたこと、深くお詫び申し上げます。って言うのが普通や! ニヤニヤ何見下した顔しとんねんワレ!」
ドンッ
頭を踏んであげた。
「グォッ」
離れて
「ホレ、ちゃんと謝れおっさん!」
「貴様! 獣王国を敵に回すか!」
「おっさんは既に俺の敵だが?」
おっさんは目を見開き口をポカンと開けている。
「ちなみに俺はこの国の人間ちゃうから、今は魔道王国に住んでるから、来れるもんなら来ても良いぞ? 俺1人で相手してやるから糞ジジィ」
「宣戦布告だ! いや今ここで殺してやる!」
そこそこのスピードで突っ込んでくるが、ひょいっと横に避け足をかける。
ズザァァァァ~!
ドスンッ
勢い良く執務室の壁に頭からぶつかる(笑)
だが、中々タフな様で素早く立ち上がりまた突っ込んでくるが、足掛け。
ズザァァァァ~!
ゴスッ
ドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッドサッ
書棚にぶつかり本がおっさんに降り注ぐ(笑)
「避けるな! 真面目に戦え!」
今度は突っ込んで来ずに、自分の間合いでパンチを繰り出してくる、が遅いので
ひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょい
「なぁ、まだやんの?」
ひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょいひょい
「ぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇ」
「ぜぇぜぇうるさいおっさんやなぁ、もう気がすんだやろ? ちゃんと謝ったら今日のところは許したるぞ?」
「ぜぇぜぇぜぇぜぇ、なぜ戦わん!」
「何で戦わなあかんねん! おっさんと何の関わりもあらへんっちゅうねん! いきなり会いたいとか抜かしてニヤニヤ笑てからに、謝ることも出来んヤツは糞や! まず頭を床につけんかい!」
そして頭を掴みまた床に叩きつけた。
ドンッ
「ほら、早よしてくれ負けウサギ」
「言わせておけば!」
そう言い剣を抜いたので、腹パンパク!
シュ
ド
ドサッ
「糞面倒臭いのはどこに捨ててきたら良いかな? 面倒臭いので大国の端の方で良いか、転移!」
パッ
「王さん、宰相さん、後よろしくね、明日か明後日にはアモルファスのダンジョン攻略するからよろしくね、じゃあ、転移!」
パッ
「獣王国国王を大国の端へ飛ばしたと······」
「はい、そう聞こえました、裸にして飛ばしましたね······」
「今居る者には勝手に出て行ったと」
「はっ、その様に伝えますが、ダンジョン攻略?」
「攻略するとどうなるのだ?」
「文献には、その土地を自在に出来ると、書かれてはいましたが······」
「ただいま!」
「お帰りなさい(ですの)!」×16
「面倒臭いのごめんなさいユタ」
「もうすんだし、シバいて大国の端の所に旅に出たよ(笑)」
「旦那様が悪い顔をしとるのぉ(笑)、その分じゃと、煽りまくって怒ったところを腹パンじゃの」
「正解! 始めはデコピンで、鼻・鼻ってやってたら、ふがふが言うから鼻は引っ張って直してやったぞ(笑)、それで剣抜くから腹パンパクで転移だな」
「うわぁ、バカですねぇ~戦うの好きなのに相手の強さわからないなんてね~」
「獣王さんは、2度と大国の端っこから出れないっすね」
「「はらぱん! しゅしゅしゅ!」」
「あはは、腹パンはこうするんや! シュッシュッ! や!」
アキ中々鋭い腹パンやん! 耳っ子にはまだ早いか?
「よし! 今なら島の方が昼間やからぐるっと回って明日に備えてゆっくり休みましょう!」
「は~い(ですの)!」×16
島の近くを飛んでるとイルカ達が群れで泳いでいたり、大きなシーサーペントが、飛空艇にちょっかいかけてきたので採取。お肉が美味しいと出たので採るでしょう!
大きなクラゲはゆらゆらと揺れ触手を伸ばしてきたので握手。
『お主達、面白い物に乗っとるの』
「こんにちわ!」×17
「はい、飛空艇と言います。あっ! 初めまして! ユタと言います! この皆は俺のお嫁さんです! 冒険者のねずみ色で鍛冶士をしてます! よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」×16
『ほっほっほっ、そうじゃの、初めまして、ワシは海神じゃ、よろしくの、飛空艇のぉ、ふむ、ダンジョンか、この海域もユグドラシルが来てくれて魔力の流れが心地よくなった、お主が、マスターじゃな』
「初めましてですの! 葉月と言いますの! 冒険者sランクですの! ユタ様の奥さんですの! 今日結婚しましたの! 大きいですの! ぷにぷにしてますの! 友達になりませんか? ですの!」
『ほっほっほっ、善き哉善き哉、お主達の様な者はとんと見かけん様になったでのぉ、ふむ、ワシと友になってくれるか、ほっほっほっ、良しなに頼むぞ、ワシは海をたゆたうのが定め、海が生まれし時よりの年寄りじゃが、よろしゅうの』
「はい(ですの)! 魔力供給!」×17
むむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ~!
『Lv MAX』
『ワシが、この話し方は合わなくなりましたね、しかし、レベルMAX······、何十億年ぶりかしらレベルアップ、あなた達は本当楽しい方達ね』
「やったですの! 強くなりましたの! 原初の方ですの!」
「ほんまや! 海神さんめっちゃ凄く強くなりましたね!」
「うむ、この触手に触れているだけで海を感じるほどだぞ、優しき力じゃ」
『うふふ、今ならいたずらっ子のリヴァイアサンにも勝てますね。そうです、結婚のお祝いに、祝福と加護を!』
皆が握手をしていた触手から光が溢れ俺達を包んだ。
それから、色々な話をしたりした。美味しい魚の話しや、海の中のダンジョンなど。
辺りが薄暗くなるまで。
なので俺、聖、紗々、三葉、葉月、まりあ以外は大分前に寝てしまった。
『楽しかったです。また合うこともあるでしょう。またその時を楽しみにしてます』
「またね(ですの)!」×6
海神は、ゆらゆらと去って行った。
「さて、帰って朝ごはん食べて、アモルファスのダンジョン攻略しますか!」
「は~い(ですの)!」×5




