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第42話 おっちゃんなんで前歯無いん? んぁ?串から肉を前歯で抜いてたら前歯が抜けたんや(笑) マジか······

「途中からの罠、最初ビックリしましたよ~」

「51階の! まりあちゃん先頭の番だよね~階段踏み外したみたいに転けてた!」


 そう! それは見事な転け方だった。


「あれは笑わせて貰ったの」

「だっていきなりだよ! カチッ! とか鳴ったら足元無くなるんだよ!」

「どわぁぁぁ~! 言ってましたの! 深さ20センチくらいしかありませんでしたの!」


 浅かった。······マジで


「階段の踏外し(笑)、そんな感じでしたよね、でも、その後の」

「ああ! 逆に20センチほど盛り上がって」


 逆バージョンが来たのだ!


 ヘコんでから200メートルくらいしか進んで無いのにと思ってしまいました。


「飛んでましたの! ゴブリンさんも驚いてましたの!」


 目が見開き、口はぽかんと開いていたよ。


「うぅ~聖ちゃんあの時は、ゴブリン倒してくれてありがとうでした。······笑ってましたが」

「転けたまりあちゃんに、サビサビの短剣で、叩こうとしてたんだよ!」

「妾も動いたのじゃが聖ちゃんが速かったの」


 2人とも笑いながらでしたが、それも声に出して······


「横の壁が、にょきって出た時は」

「シェー! でしたの! シェー!」


 葉月は、あの名作のポーズを身体全体で全力で······


「シェー!」×4


 止めてあげなさい! 紗々まで······。まりあがorzですよ。


「葉月ちゃんだって、壁に手をついたら壁が無くなってひっくり返ってたじゃない! ひょわ~! とか言って!」

「魔物ハウスじゃったな寄生スライムの」

「従魔になりかけてぇ~必死に断ってたよねぇ~」


 数千匹 居たみたいやし、10メートル四方の部屋の床が1面寄生スライムさんでした


「あんなに沢山入りませんの! 多すぎますの! 引っ付いたら水玉の中みたいになりますの!」

「なるよねぇ~」×4

「その後は角うさぎ! 可愛いから! 目がキラキラだから! うるうるだから!」

「じゃから旦那様に頼んだじゃろうが、可愛いから」

「可愛かったねぇ~(ですの)」×4


 はい、可愛かったのに俺がやりました。······1匹くらい従魔に、······我慢しました。


「あのパペット? マペット? ソケット? 気持ち悪かったよ~」

「変な人形でした、動きが気持ち悪くて鳥肌ぶつぶつになりましたよ」

「うむうむ、あの動きはのぉ、ぞわぞわってきおった」

「こんな動きでしたの!」

「いゃぁ~! ぞわぞわする~!」×4


 いやっ、その表現力は凄いと思うが、止めてあげなさい皆逃げてますよ? それでも追いかけると······


「カブト虫居たのにクワガタ居なかった!」

「出た時は、勇大さんと聖ちゃん2人は目がキラキラしてましたよ」

「50センチもあったんだよ! 大きいんだよ! カッコ良かったじゃん! クワガタ居なかったけど······」


 思わず捕まえに行きそうになった俺達を、まりあと紗々が止めたんだよな。その間に三葉と葉月がやっつけちゃったし······。そしてクワガタは居なかった。······もっと深い階層へ行けば!


「虫はもういいです!蝶々は綺麗でしたが」

「あ奴等、麻痺の粉撒いておったの(笑)、効かんのじゃかなぁ」

「くしゃみ出たよ~葉月ちゃん鼻水出てたし!」

「出てませんの! 気のせいですの! 見間違いですの!」

「勇大さんにハンカチ借りてましたわ、うふふ」


 葉月の為に黙秘します。


「ユタさんは団子虫でドリブルしだすし」

「まだそこに居ますよね······」

「丸まると防御大となっとるでな、状態は気絶となっておる」

「丈夫ねぇ~20階くらいからずっとドリブルしてましたのに」

「途中の蜘蛛さんの糸で広がらない様にしてますの! アデ○ダスのマークを、白の墨で描いてありますの!」


 いいやん! ベストな大きさですやん! 適度に弾力有って弾みますやん! リフティングとかしちゃいますやん! マイボールですやん!


「逃がさないと従魔になりそうじゃな」


 逃がしてきます、蜘蛛の糸をほどきボス部屋からそっと出してやった。······帰れるよね?


「ツルツルの廊下でもユタさん楽しんでたよねぇ~」

「しゃ~しゃ~って口に出しながらアイススケートしてるみたいでした」

「バックもしておったな、旦那様は経験者かの」

「私一緒にスケートリンク連れてってもらったよ~」

「聖ちゃんもなのね、勇大さん上手かったですよ」

「トリプルアクセル決めてましたの!」


 元の世界ではアクセルまでです。


「まりあちゃんも決めたけどその後 壁にぶつかってたよ~」

「まるでトムが壁にぶつかった様に 身体の形に壁が穴開くかと思ったぞ」


 確かに! しかしねずみさんの巣穴は無かったよ。


「せっかく決まった! と思ったのにぃ~! あの壁があそこにあるから! 壊しに行きましょう! そうしましょう! 無かったことに!」

「ダンジョンの壁は壊れ無かったじゃないですかぁ~ユタさん思いっきり ヤクザキーック! とか言いながら蹴ったのに」

「壊れなかったのぉ」


 ビクともしませんでした。


「200階に入ってやっとオークでしょう、ダンジョン入った時思い出してオーク見たら、ぷぷっ」

「わかるわかる(ですの)」×4

 思い出さないで!


「みっちゃんのウインドアローの連射で飛ばされてましたの!」

「その後はスパスパして終わりでしたけど」


 俺はその時少し内股になりましたよ。


「変な玉ドロップしましたの! みっちゃんに渡しましたの! これで大丈夫ですの!」

「うむ、任せておけ! 最高の物に仕上げる故、待っておれ! くっくっくっ」

「うんうん」×4

「キングクラスならもっと良いの出るかなぁ~」

「うむ、後は蛇の魔物が居れば良いの、亀でも良いぞ」

「見つけたら全部スパスパしますの!」

「賛成ぇ~!」×4











「ポツポツと噴火しやがって!」

「そうだよなぁ、昼寝しとかなきゃ夜に居眠りしちまうぜ」

「僕は深夜アニメ見てたから夜ふかし得意かな」

「うんうん」×3

「俺は苦手だ」

「晩御飯出来たってぇ~! 戻っておいで~!」

「は~い」×7


 私達は6人、7人、7人に分かれ3交代だ。


 1年1組 6人

 ブレイド+音無の男の子4人で 7人

 わーるどじゃんぷ+シンディとローパーで 7人


 男の子組には夜中の見張りをしてもら、まぁ、頑張ってね。


「うめぇ~! ピリ辛ソーセージ! 俺コレ好き!」

「チョリソーになります、ドワーフはお酒を好みますので辛めの物が沢山あります。ぽっ」


「この肉と野菜のやつも胡椒効いて美味いぞ! めちゃ好きだ!」

「はい、家庭料理になりますが、妻が旦那様に作る料理です。愛情を込めて。ぽっ」


「レバニラみたいなのは甘辛だ! これ好きだぜ!」

「スタミナをつける為にニンニクが入り、お肉もその青菜もスタミナ回復には最適な食材です。ぽっ」


「その辺りも美味しいけど、このスープあっさりしている様でコクがあって色んな味や風味が溶け込んでて、好きです!」

「色々な野菜畑、お肉、骨までもじっくり煮込み作りました。ぽっ」


「料理も美味しいけど部屋の雰囲気良いよね、こんな落ちついたの好きなんだ」

「私の生家の食堂をイメージしました、まるで私の家を褒めていただいた様に嬉しいです。ぽっ」


「家具とかわからないけどこの椅子の背もたれの模様とか、このテーブルなんて木目が綺麗で好き!」

「はわっ! ありがとうございます! 実は私が父の家具工房に勝手に入り作った物です、嬉しいです。ぽっ」


「このナイフやフォーク、スプーンも凄く綺麗! 磨かれて鏡みたい持ち手の彫刻? こう言う模様好きだな!」

「私が作りました。これでも鍛冶士の銀なのですよ。自分の作品が認めて貰えて嬉しいです。ぽっ」




「なぁなぁ、あれって口説いてんの? 楓ちゃん」

「口説いてるとしか聞こえませんね(苦笑)」

「皆 好き好き言ってますね」

「メイドさんは、ぽっぽっしてるっすね」

「私達の所には副メイド長さんしか居ませんし(笑)」

「申し訳ありません(苦笑)、丁度恋に恋する12歳ですので」

「そうなんですね! 同い年! 応援しましょう!」

「うんうん」×13

「まぁ! 結婚も出来ますので私も応援させて貰います」

「副メイド長さんは良いの?」

「私は既に結婚し子供も5人居ますわ。男の子ばかりで元気過ぎですよ。」

「そんな風に見えないっすよ! 幼女っすよ!」

「やなぁロリっ子にしか見えやんわ」

「ロリロリ可愛いのに髭もじゃさんが旦那様とか」

「うちの旦那様はドワーフとしては珍しく髭を剃り、身体も細身で身長も私より少し高いだけです。子供はお髭生えてますが(苦笑)」

「旦那様はショタ!」



「あっ! 手とか繋ぎ出してますよ!」

「見詰めあってるっす!」

「よし! そこだ!」

「近づいてぇ~~~」

「······」

 皆が息をのむ······


 ちゅ×7


 来たぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!×15(副メイド長 含む)


「まぁ! 部屋へ······」

「ゴクリ」×14

 ・

 ・

 ・

「ランデブーして入りよった!」

「きゃ~~~!!」×14


「あっ! 夜当番は······」

「1年1組がやるわ、クラスメイトだし······」



「お片付けを私達でやりましょうか(苦笑)」

「は~い!」×13

「申し訳ありません」

「良いっすよ! あの娘達の良い思い出になる様に祈るっす!」

「そうですね、今夜は私が皆様のお世話係りです」






「山は先っちょ赤く見えやん?」

「マグマですかね、蓋したらダメ?」

「蓋飛んでエラい事になりそうやでそれ」

「ラムネの開けた時みたいに吹き出るかも、ドパンッ! って」

「ドパンッ! てよりブシュッ! じゃない?」

「用務員さんは······」

「······」×5

「ん? 何か飛んでるね」

「ほんとだ、円ちゃん?」

「でもいっぱい居るよ? 小さいし?」

「ずんぐりしてるね、太りすぎの鳥!」

「鑑定! ヤミツキー:美味! 箒準備!」

「はい!」×5

「魔法は小さめウインドアロー! 狙いは頭! 身体には傷つけないで! 収納も取りこぼしの無いように! 行きますよ! せ~の!」

「いただきます!」×6


 ふわり 浮かび上がり

 シュ 一瞬で加速


 シュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ


 中略


 パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパッ


 シュ

 ふわり

 スタッ


「ごちそうさまでした!」×6

「ヤミツキーの大群をあっという間で ははは······」

「夜食にバーベキュー? 焼き鳥?」

「太るよっ!」×5

「ささみの炙りポン酢は?」

「採用!副メイド長さん!」×5

「かしこまりました。では1匹お出しして頂ければ」

「1番大きいの?」

「あれは残して皆が揃った時やない? 喜ぶで」

「じゃあ、これでお願いします!」


 ドンッ


「はい、お預かりしますね」


 副メイド長さんは家に入った。


 私達は待ちきれないのでテーブルとか椅子とか用意したり。


「美味しく出来るかなぁ、大根おろし付きだとさらにテンション上がりそう!」

「ささみの炙りのお寿司も美味しいよ」

「なにそれ! 美味しそう! 作り方わかるの!」

「酢飯の作り方が(苦笑)、すし酢って商品が売っててご飯にまぜるだけだったし」

「葉月ちゃん案件です!」

「お寿司祭り!」

「賛成!」×5

「マグロとかサーモン居ないのかな? この前の大きいのは用務員さんは、クエ って言ってたし」

「お魚屋さんに聞こう!」

「エビ、タコ、イカもあったし、貝もお寿司あるよね」

「この間の蛇の蒲焼きも美味しかったし、鰻のお寿司みたいで良いんじゃない!」

「ローストビーフとかお肉のお寿司もあるよね!」

「肉団子の軍艦巻きが、くるくるさんで回ってた!」

「カニやな! 茹でガニも美味いで! サーモン苦手やわ」

「嘘っ! スゴい人気だよ!」

「焼いたんは好っきゃけど、あの生は好かん」

「えぇ~」×3

「「うんうん」」

「え?」×3

「3対3やな!」


 実はユタも苦手です。


「何か匂いが苦手」

「「うんうん」」

「美味しいのにぃ~」×3

「外国ん人達が、回転寿司を食べる様になってからちゃうか? おとんもおかんも食べへんで」

「うちの家族も」

「私のところも」

「お爺ちゃんはうちも食べなかったな」

「そう言えばね」

「取ってあげても要らないって言われてから、私しか食べてないかも」

「あれちゃうか? オリーブオイルかかったやつ! あれをすし飯に乗せたんが始まりとか! ちゃうか?」

「鮭って虫? アニサキス? がいて生で食べられない魚で、最近まで生食ダメダメだったらしいよ。お爺ちゃん情報だけど」

「そっか、ダメダメなんや、食わんで良かったわ」

「美味しいのにぃ~」×3

「お待たせしました。」

「やった~!」×6


 美味しくいただきました。


「交代だよ~!」

「もう? 早くない? それに春真っ盛りじゃ?」

「五月蝿くて無理!」×7

「えぇ~! やだぁ~~!」×6

「家造る! 土魔法! むむむむむむむ~!」

「私も手伝う! むむむむむむむ~!」

「私も! むむむむむむむ~!」

「屋根行きますよ! むむむむむむむ~!」×3

「補強! むむむむむむむ~!」×3

 ・

 ・

「完成!」×13

「ベットとかは収納してきたから中に並べるね」

「ありがとう~!」×6

「そだ! ささみの炙りポン酢和えあるよ!」

「何それ美味しそう!」×7







 皆のわいわいきゃっきゃっを聴きながら、寝てしまいました。


『は~い、勇大様捕縛完了』

「ほんと! ダンジョンだから無理かと思ってた!」

「だよねぇ~」

「今日は、私達だけですね」

「やっちゃいますの? 痛くないですの?」

「痛いと聞くのぉ、じゃが旦那様を待ってたのではいつになるやら」

「うんうん」×4

「順番は? 阿弥陀様?」

「紙ありますのでそうしましょう!」

「縦線5本線引いてぇ~番号は適当に~横線もぉ~ここは折り返しぃ~オッケー皆名前書いて、2本づつ横線ね!」

「は~い(ですの)!」×5


「左端の三葉ちゃんから行きますよぉ~!」


 あっみだくじ~♪ あっみだくじ~♪


「3! 3番目ですぅ~!」

「うむ、真ん中じゃな」


「次まりあちゃん!」


 あっみだくじ~♪ あっみだくじ~♪


「2番だよぉ~!」

「1番じゃなかったか! 残念!」


「次は私ねいくよぉ~!」


 あっみだくじ~♪ あっみだくじ~♪


「5番······」


「気を取り直して葉月ちゃん!」


 あっみだくじ~♪ あっみだくじ~♪


「4! 4番目って事は! 紗々ちゃんおめでと~!」

「おめでと~(ですの)!」×3

「皆さんありがとう! 私頑張る!」

「4番ですの! ちょと怖かったから良かったですの!」


『うふふ、お外の男の子達も何やら良い感じにお近づきしてますし、うふふ』


「紗々ちゃん頑張れえぇ~」

「しぃ~じゃ」

「······」×3


「ここだよね、······っ!」

「······!」

「ふぅ、回復!」

 魔法使った!

 その手があった!

 なるほどの!

 ですの!

 ・

 ・

 ・

「はぁ♥️お待たせしました、まりあちゃん」

「はい!」


「んと、ぐりぐりっと、······痛っ! 回復!」

(ふむふむ

頑張りました

上手く行きましたね

ですの!

 ・

 ・

 ・

「んふ♥️ちゃんと出来ました、三葉ちゃん」

「う、うむ」


「ふぅふぅ、ぐっ大きいぃ、······くはっ! か、回復!」

頑張ったね

良かったです

うんうん

ですの!

 ・

 ・

 ・

「旦那様♥️お待たせ、葉月」

「みっちゃん幸せそうで良かったですの!」


「よいしょ、合わせてほいっと! いぃい~!」

「回復じゃ!」

「か、回復ですの~! はふぅ、ビックリですの! 治りましたの! やりますの! うんしょ! うんしょ! うんしょ!」

焦りました

勢い良くやるから

三葉ちゃんらしい

まったくじゃ

 ・

 ・

 ・

「······♥️」

「ビクビクしとるの」

「ははは(苦笑)」×3

「葉月をお姫様抱っこする日が来るとは(苦笑)」

「最後は私ぃ~!」


「はぁはぁ、······くっ、······ふぁっ! 痛くない? でも出てるし?」

運動のせいかしら

言いますもんね

聖ちゃんはラッキーじゃの)

 ・

 ・

 ・

「ん~♥️2周目?」


 こくこくこくこく







「美味しいっすねぇ~! このささみどうしたっすか?」

「飛んで来て、鑑定すると美味しいって(笑)」

「見張りのはずが、狩りしちゃったのですね」

「いっぱい採ったから、祭り!」


 うんうん


「美味しい魔物多いよね、蛇さんも美味しいし」

「魔物は毒性で無い動物系は、上下はありますがほとんどが美味しいですね」

「定番のビッグボアも、タイラントカウも美味しいし、新たにヤミツキーがランクイン!」

「ヤミツキーで焼き鳥、照り焼き、唐揚げ、お鍋も美味しいよね!」

「その炙りでお寿司も」

「ありね!」×7

「すし酢の作り方しってる?」

「すし酢やったら 4:2:1やったはず」

「?」×12

「アキちゃん何が4:2:1っすか! わからないっすよ!」

「おお! せやな、お酢4:砂糖2:塩1や!」

「すると5合炊いたら?」

「ん~とな、5合やったら、お酢が100ccで、砂糖が50g、塩が25gやな! 粉末出汁ちょい入れても美味いで」

「料理出来るんだ!」×12

「アキはお寿司だけっすっね」

「お寿司だけはお婆ちゃんと作ってたから、病院で」

「病院って、まぁ意外な特技ね、物凄く限定的ですけど」


 こくこくこくこく


「ヤミツキー寿司を、絶対作ろう!」

「賛成!」×13



「用務員さん達どの辺かなぁ」

「600階くらいあるらしいし、150くらいは行ってるかな?」

「4日で1番下で、帰ってくるのに4日かなぁ、だとするとそれくらいは行ってないと辛いよね」

「だよねぇ~」

「お宝とか有るのかな?」

「宝石いっぱいのティアラとか頭に飾ってみたい!」

「王女様みたい! どうなの本物の王女様って飾るの?」

「いえいえ王妃だけですよ」×3

「王妃様かぁ~」×7

「憧れはしますねぇ~」×3

「重くて首がぁ~言ってますよ(苦笑)」×3

「うふふ、軽量の付与すると軽く見られると、王族では付与しませんね、結婚の時にドワーフは飾りますが軽量化しますね、私もしました」

「結婚!」×14

「全員貰ってくれるかなぁ」

「貰って欲しいよねぇ~」

「奥手っぽいっすから」

「ガンガン来いっちゅうねん!」

「だよね~」×13

「うふふ、もてもてなのですね」


 ズズンッ


「地震かぁ」

「震度3?」

「大したことは無いですね、山頂の赤みも変わってませんし」



「そろそろ わーるどじゃんぷは、寝とき、朝早めに起こすし」

「10時くらいかな? 明ける前まで寝させて貰うねおやすみなさい」

「おやすみなさい」×6

「おやすみぃ~」×6


「しかしあいつらどんだけ頑張っとんねん」

「五月蝿くて寝れないくらいですから(苦笑)」


 ズズンッ


「余震、さっきより小さいですし、このまま噴火もですね」

「気は抜かないでしっかり見張りましょう」



「暇ですね、ヤミツキーまた来ませんかね」

「だよねぇ~トランプでもあれば」

『トランプをアキちゃんのアイテムボックスに移しましたよ』

「ナビさんありがとう」×6

『うふふ、お暇そうでしたから、向こうは240階まで到達ですね』

「速っ!」×6

『勇大様が寝ちゃったので、うふふ』

「いいなぁ~」×6

『既成事実ですよ、次は皆さんですね』

「頑張ったねぇ~頑張ろぉ~!」×6

『では何かありましたら念話して下さい』

「は~い」×6


「葉月ちゃんは、えいっ! とか、ほいっと! とかしてそう」

「絶対やってるぅ~」×5

「よし! まずは置いといて、ババ抜き?」

「大富豪は?」

「大富豪!」×5

「は~い、シャッフルして配るねぇ~!」


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