第39話 先輩 家飲みで焼肉っすか? 野菜は切るだけ 肉は焼くだけ簡単だろ でも先輩······冷蔵庫に肉無いっすよ ······え?
「おねぇぢゃぁん! やだよぉ~いじめるよぉ~森に帰りたいぃ~」
「すがり付くな! ローパー12歳になったでしょ! あれだけ鍛えてやったのに! 魔道士じゃなく冒険者になって!」
「だって~!」
「とりあえずこれの処理をしなさい」
「やだぁ~! ギルマスやめるぅ~」
背の低い幼女みたいなシンディに、普通に17~18歳に見えるローパーちゃんがしがみついて、いやいやしている。
「はぁ、すみませんが、処理お願いします」
買い取り受け付けお姉さんに。
「はい、わかりました、アイテムボックスに入れて数の確認! 解体後の査定始めて下さい!」
買い取りカウンターの受け付けお姉さんが、ギルマスみたいやん!
って強いわ! レベル60あるやん! シンディの妹はレベル62! 僅差やん! 12歳の子にギルマスやらせたらあかんやん!
「確かに8671体あります。解体後の査定は少し時間がかかりますが」
「買い物いきますの! 後で良いの!」
「2時間後には」
「わかりました。では2時間後にこの割符をカウンターに提示して下さい」
「わかりましたの!」
「買い求め彷徨い歩くよ~!」
「聖は彷徨うな! せめてさ迷え!」
「魚屋行くですの?」
「ああ、エビに、イカに、貝、魚も良いの合ったら買い占めだぁ~!」
「くっくっくっ、ほどほどにの(笑)」
冒険者ギルドから出た俺達は、皆がキョロキョロ露店を見て歩く。
「おっ! 兄ちゃん! 嬢ちゃん! また来たか!」
「おっちゃんまいど!」
「まいど! おっちゃん居ましたですの!」
「今日は貝が、大漁たぜ! 見ていってくれ!」
「また三角のいますの! 買いますの! そっちの大あさり! ホンビノス? これも美味しいですの! 買いますの!」
「ははは、エビとイカある?」
「まいど! おぅ! 後ろの水槽だエビは60あるぞ、イカは25だな」
「全部もらうぜ!」
「だと思った! ははは!」
「おっちゃん壁にへばって取れませんの!」
「ん? アワビか、このヘラで壁に沿わせて殻と壁の間に入れてみな」
ポロっ
「取れましたの! 強かったですの!」
「それも何個ある?」
「5だな、中々取れないから朝から15個売れちまった」
「仕方ないかぁ5個もらうよ」
「やりましたの! こっちの小さい海老さんは? 美味しいですの?」
「油で揚げて塩だ、美味しいぞ! 酒のあてにも最高だ! 俺は毎日食うぜ」
「マジか! 買い占めだ! ってか酒飲むなら誘え!」
「誘いに行く場所知らねえよ !ははは!」
「だな! ははは!」
「デカいの採れてるがどうする?」
「葉月おっきいの残ってるか?」
「少ないですの! タイラントカウ祭りで減りましたの!」
「おっちゃん買いだ!」
「よし! 今日の全部持ってけ! 店仕舞いだ!」
「また台車貸せよ!」
「その水槽の裏に2台有るから持ってこい! 積み込むぞ!」
「これじゃな」
「三葉ありがとう、こいつら生きてるから入らへんねん」
「ユタさん楽しそう~」
「ですね。」
「数回買い物しただけで意気投合(笑)」
「あのテンションは真似できやんっすよ」
「直ちゃんの異世界話はあんな感じよ」
「まりあちゃんのがにてるっすよ!」
他の皆は呆気にとられ後を着いていくしか出来なかった。
イカダに到着し、クエをクレーンで吊り上げた時は流石に
「でけ~!」×3
「舟傾いてる!」×4
「買お可愛いかも!下唇!」×5
「あんなに大きい!」×6
「ほぇぇ~!」×4
大騒ぎである。
イカダの縁に置かれクレーンが外されると、葉月はサッと鳥に狙われる前にアイテムボックスにしまいこんだ(笑)、憶えてたのね。
おっちゃんとわかれまた露店をうろうろしながら冒険者ギルドへ帰ってきた。
「査定出来ましたの?」
カウンターへ とてとてとてとて走りより空いていたお爺さんの受け付けに。
「ん? 買い取りのかの」
「そうですの! 割符ですの!」
「はいはい、確認しますねギルドプレートもお願いしますの」
お爺さんはいくつかの割符を確認し手元と羽津の顔を見比べ。
「嬢ちゃんこの割符拾ったのかの?」
「私のですの! 拾いませんの!」
「そ、そうかの、ギルドプレートは······なんじゃこりゃぁ! 落書きだらけじゃ無いか! ギルマスを! ってなぜそちらに居る!」
「もうや!」
と隠れられてないがシンディの後ろにいる。
買い取りのお姉さんが来てくれました。
「そちらの方の物で間違い有りませんからプレートへ振り込んで下さい」
「なぜじゃ? 改造はってギルマス印! 魔道王国ダンジョン街、冒険者ギルドマスターの印が!」
「それさっきもやりましたの、繰り返すならもう1回欲しいですの、でもバーベキューですの、早く帰りますの!」
「はぁ、早く処理を」
「はい、どうぞ······」
「ありがとうですの! また来ますの!」
やるせなさそうな目が俺達を見てるがギルドの入り口をくぐった。
路地裏へ行き人気の無いことを確認し転移!
パッ
「到着! 中々大事になって面白かったな!」
「カウンターのお爺さん最後目が ・д・ になってたよ~」
「なってた~!」
「あそこで買い取りのお姉さんじゃなくて別の人が来たらもう一落ち有ったんじゃね」
「うんうん」×6
盛り上ってますな。
「ユタ様キッチンで水槽ですの!」
「そうだな、台車1個押せるか?」
「大丈夫ですの!」
「よし、パラミス、パミュ、リリ葉月の下ごしらえ手伝ってくれる?」
「「「かしこまりました~!」」」
「キッチンへGo!」
今回はイカもタライに水をはり、生かしながらやるようだ、海老の大と小、貝も色々籠毎シンクの中へストローのブクブクも設置し
「何か手伝うことある?」
「カニ忘れてましたの!」
カニか、
まりあ! カニ取りに行くけど行くか?
行きます紗々ちゃんと聖ちゃんと直ちゃんが行きたいって他の皆も
マジか! 多すぎ無い? 2匹くらいと思ってたけど。
祭りにしますか? あっ!
どうした!
オーク······
あっ!······オークは俺が採ってくるよ
カニ2匹ですね······
ちょっと待っててね。
「セバス、セレスさん、オーク祭りにするから皆引きずってきて! 俺はエスさん達も引きずってくる!」
「「かしこまりました~!」」
カニ1人1匹までね
は~い×23
「葉月達はまりあとカニ採りね転移」
パッ
葉月、パラミス、パミュ、リリをまりあのもとへ飛ばし
俺も転移!
パッ
オークゥーどこだぁぁぁ~!
『11時の方向3キロ地点に約50』
了解!転移!
パッ
見つけたぞぉぉ~!
切猫、切仔猫を取り出し
シュ
シュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ
転移!
「エスさんバーベキューするから来い!」
「いきなりなんだ! バーベキュー? 酒は!」
「あるに決まってるだろ! 急げ! 奥さんと父ちゃん母ちゃんも探して連れてこい!」
「よっしゃ! すぐ連れてくる!」
隣に立っていた宰相さん、転移見られた? しゃ~ない
「王命である! 俺ことユタが使った魔法について他者に漏らすこと、口頭、書き記すこと、魔道具等使い漏らすことを禁止する!永続である!」
呆気にとられてる内にまにあった。
「内緒ね(笑)」
「古代魔法とは······」
「しかし、宰相さん魔族なんやね、始めてみた、おっと」
「初めまして、ユタと申します、冒険者ねずみ色ランクの鍛冶士です。これから宜しくお願いいたします」
ペコリ
「はい、エス様に保護されこちらで働かせてもらっております、初めまして魔道王国の宰相を勤めておりますエス様共々よろしくお願い申し上げます」
「エスさんとは友達だからよろしくするよ! こうやって、バーベキューにも誘いに来るし」
「最近友達が増えたと喜んで居りました」
「そっか、良かったよ、楽しく遊べる仲間が良かったから。そだ、宰相さんも一緒にバーベキューしませんか? 家族と約束なら仕方ないですけど」
「家族は国で捕まっております」
「え? 悪いことしちゃったの?」
「いえ、魔族でありながら獣人の妻を娶った事を皇帝知られ、私は転移の魔道具でこの大陸に飛ばされました、妻と子は私がとある物を手に入れ、海の向こうの帝国まで届けませんと、軟禁から解放されることは有りません」
「んと、触っていい?」
『はいはい』
言う前に(笑)
「どうぞ」
宰相さんに触り
『表示します』
おっ、この方かちかな
「猫耳の方? オレンジの髪の?」
「は? はいそうでさが」
「子供も同じ?」
「はい!」
「転移!」
パッ
「「きゃ!」」
「あぁ~! お前!」
「あなた!」
「パパ!」
3人で抱き合っている。
「なんだ!」
「あらあらまあまあ」
「宰相、言っておった家族か?」
「はい!」
「うむ、ユタありがとう」
「ユタさん、ありがとうございます」
「宰相お前の! ユタでかした!そうか、相手の知っている場所にも転移出来るのか!」
「今回はこっちに飛ばした」
「まあまあ、ありがとうございます」
「エスさん後で王命頼むね、転移!」
パッ
「到着! とりあえずエスさん頼むね」
「任せとけ!」
「準備してくる!」
オレはテラスを出てコンロを並べ始める、すると執事王の人達がテーブルを設置し、テーブルクロスをかけお皿を重ねたまま置いて布を被せる、いつもながら洗練された動きです。
オレは樽を設置!
ズンっ
またちょっとだけ
チョロチョロキュッ
2口分出た(笑)
ぐびぐび
うんうん美味い!
「俺の酒は!」
「セバス、ほいコップ」
「おっと。この樽酒うめ~よな」
ぐび
「だろ、しかし! これ以上の作るぜぇ~」
「飲ませろよ!」
「お前も手伝うに決まってるだろ! アルバトも引きずってでも手伝わせる!」
「くそ弟子が誰を引きずるだと!」
「アルバト! 近い内に湖見に行くぞ! 酒蔵の場所決めだ!」
「仕事ほっても行くぞ! 秋までには準備は整える手筈だ! それでその酒はワシには無いのか?」
「始まるまで待てんのか! ほれコップだ」
「勝手に飲むぞ!」
セバスとアルバトは酒盛りを始めた。
俺は収納で解体後、さらに焼肉サイズにして待機。
コンロに火種さんを ぽいっ ぽいっ 鉄板、網を熱して行くって、この間熱々のまま収納したの忘れてた、ビッグボアの脂をぬりぬり鉄板を仕上げていく。
皆が集まりだしたので、大皿をコンロの近くにテーブルを出し、上に置きオーク肉を置いていく。
少し暗くなり始めたので光さんお願いしま~す 。
ほいっと!
ふよふよ
ん? 光の精霊さん?
ふよふよ
はは、良かったら楽しんで行ってね。
しまった! グレープフルーツ!
転移!
パッ
ダッシュ
シュ
転移!
パッ
よし! テーブル出して~虎鉄~!
「呼ぶと早いな虎鉄、このグレープフルーツ綺麗にお願い」
ペロッ
「流石!早い!ありがとうな」
なでなで
まな板と包丁とりだして、サクサク切っていく、切った端から隣にまりあが来てお皿に移してくれる、そのお皿を紗々、聖、三葉、直がテーブルへ配ってくれる。
だいたい準備は終わったかな?
ギルマスとお兄さん? とアルトさんも来たね。
傭兵さん達も帰ってたんだ! 商人さんまた馬車で来てますやん。
「テンシュさんお疲れさま! またお酒持ってきてくれたの?」
「ユタさんお疲れ様です。はい、皆さん沢山飲まれますので」
「ちょっと馬車の裏へ」
「はい?」
テンシュさんと馬車の裏へ来て
「あそこの大きな樽有りますよね」
「はい、大変美味しいお酒ですな、売りに出せば相当な額になりますよ」
「で、ほいっと! アイテムボックス確認してね(笑)」
「んなっ! これは!」
「あの樽」ニヤリ
「ふっふっふ、どれだけ遊ぶつもりですか(笑)」
「思い付くまま! 楽しもうぜ!」
「はっはは! しからばグランドマスターにでもなって遊ぶサポートしないとダメですなぁ」ニヤリ
「期待しております」ニヤリ
「「はっはっは!」」
「ついでにこれも! ほいっと!」
「海を真水に変えるつもりですか? はっはっは!」
「(笑)そだ、砂糖とか胡椒も高値?」
「この街では安価ですね、ダンジョンの浅い層でドロップしますので、冒険者の多いこの街ですと酒ですね」
「北の森に酒蔵の出来たら忙しくなりますね」
「普通なら呆れる所ですが、ユタ殿なら(笑)、多きなのを作りましょう、働きたいが仕事がない者が沢山居ますので、仕込みから任せて私達はこうして集まり遊ぶ、ですね」
「それが良いよね(笑)、さあ、エスさんのケツでも蹴って開会してもらいましょう」
「はい」
始まったバーベキューは盛り上がり、肉がどんどん減っていく俺はオークを追加しにテーブルを回る。
「おいユタ! こっち来い」
「エスさん、飲んでる?」
ぐびぐび
「ああ、宰相も猪鹿蝶騎士団入って繰れたぞ!」
「宰相隊 隊長! マジっすか!」
「ああ、隊員は妻と娘だ!」
「初めまして! ユタと言います! 冒険者ねずみ色ランクで鍛冶士です! これからよろしくお願いします!」
「うふふ、初めまして、こちらこそよろしくお願い申し上げます、娘共々お救い下さいましてありがとうございます」
「ユタ君 初めましてよろしくおねがいします! 冒険者いいなぁ! ダンジョンとか行くの?」
「まだちょっとしか行ったこと無いかな、今はこの街の北にある、北の森で魔物を採ったりしてるんだ、今日のお肉はオークで、今日皆で採ってきたんだよ」
売ってしまって無くなったのは内緒だ!
「すご~い! 刀とかびゅんびゅんってやるの?」
「刀知ってるんだ! 俺も刀使ってるよ」
「はわわ~! パパも前に使ってたんだよ! ね!」
「マジっすか! うちのパーティーは刀ばかりですよ(笑)」
「ほう、あの切れ味は良いものです」
うんうんと頷く宰相さん。
「刀みたいなぁ~」
上目遣いは卑怯だ! 仕方がない切猫、切仔猫は不味いからアルバトの刀を出す。
「気を付けてね、はい」
手渡すとそれはもうキラキラ笑顔。
「抜いて見てもいい?」
またその上目遣い
「手とか切れない様にね」
「ほわぁ~キレー」
「あそこの髭もじゃのアルバトが打った刀だよ」
しかしこの子、片手で軽く持つなぁ、獣人ならでわぁぁ~!
まりあ! 直! 聖! 紗々! 三葉! 葉月! 来て
「来たよぉぉ~! マジ!」×6
"ですの" も "っす" も出ないくらい驚いてる。
直が
「親戚の子に猫耳付いてる~」
「マジか!」×6
「行ってくるね」
行動力あるなぁ、刀しまいこんで話をしている2人でハネてるし当たりかぁ、オレンジ毛の西洋系の親戚ってハーフさんだろうか、手を繋ぎこちらに来るし!
宰相さんが
「ほう、仲良くなれたようですね」
「はい、その様です」
「パパ、皆と一緒にお話ししてきてもいい?」
「よろしいですか?」
「大丈夫っす!」
「ありがとう、迷惑かけない様にね」
「は~い、ユタ君も行こぉ~!」
「はは、ユタ殿よろしくお願いします」
「はい、では執事隊 隊長! 隊員お預かりします!(笑)」
「はい!(笑)」
そしていつもの部屋へ
「直ちゃんほんまビックリやわ!」
「アキちゃんも来てたとはビックリっすよ!」
「あ~親戚?」
「大阪生まれの大阪育ち! 父ちゃんが外国人な、母ちゃんが直ちゃんの母ちゃんと姉妹やねん」
「こっち来たタイミングも一緒っす! 猫も助けたっすよ!」
「私、身体あかんかったから、病院住まいやって、中庭で白猫と遊んでて、私あんまり食べられへんかったから残したご飯やっててそこで、こけたまま気~ついたら耳ついとったわ!」
「元の年齢も一緒っすよ、3歳で転生で5年で今8歳っす」
「生まれ変わって丈夫な身体! 最高や! この身体獣人言うてな魔法使えんらしいけど、これが使えるんやわ、軟禁やったから本はいっぱい貸してくれよるけど外も出さしてくれやんし、こっそり練習や! 4属性と光と闇、生活魔法も覚えたで! さっきは刀術覚えたしな!」
「猫パワー炸裂やね(苦笑)」
「なんやユタ君関西か?」
「せやで、標準語や、ちなみに俺は元48歳やおっさんや飴ちゃんやろか? ほれ」
マジで飴ちゃんやる。
「おおきにな、久しぶりやわ聞くのもしゃべるんも」
「俺はまだこっち来てから1月たってへんからなぁ」
「からだは子」
「ダメダメ!」
「アキとはいっつも病院で、本いっぱい持って行ったっすよ」
「異世界もんやな、せやから多少知識あって助かったわ、この後どないしよう、ここに住みたい、直ちゃんや元の世界の人達と」
「冒険者になれば? 俺達と面白可笑しく過ごそうよ」
「ユタ君エエの? 皆一緒でエエの」
こくこくこくこく······
皆が居た。
「こちらのパパとママに、ちゃんと冒険者したいと伝えて、一緒に冒険者しよう」
「行ってくる!」
立ち上がるとものすごく速っ!
「仲間増えそうやね、仲良く楽しく遊べる仲間に!」
「はい(ですの)!」×23
「あ~すると1年1組入り? 女の子やし、元、異世界の累計17歳やけど」
「猫耳ちゃんきたぁ~!」×5
「問題ないぞ!」×3
「猫耳ちゃん! 遠くで見守る!」×4
音無諸君! 離れて離れて!
「所で······何でギルマス? シンディさん妹が迷い込んでますが、どうやって来たの?」
「気が付いてないパターンでしたぁ~」
「シンディさんにずっとくっついてましたよ(苦笑)」
「角煮は、じっくり煮込みますの! 間違ったですの!」
「葉月、そこまで間違えるのは苦しいのじゃ、旦那様も確認不足じゃの」
「関西ですの! ボケないとですの! ツッコまないとですの!」
「マジか!」
「エスさんに王命してもらったっすよ」
「知らなかったん俺だけ?」
うんうん
皆が頷く
ナビ
『うふふ、釣り合いそうなメンバーでしたから、さらに1人増えますし』
割り振りが、シンディとローパーは、まとめた方が良いのか?
「ローパー、俺達と一緒に楽しく冒険するか?」
俺とシンディ、そして皆の顔を見て
「私も一緒でいいの?」
「歓迎するよローパー」
「ユタ、まだ全然子供だからローパーは、でもよろしくね」
「お姉ちゃん、皆様よろしくおねがいします!」
「よろしく(ですの)!」×6
「ローパーちゃんよろしくね!」×5
「歓迎します!」×6
「楽しもうぜ!」×3
「ギャップ萌え!」×4
音無達が暴走しだした?
「ブレイド無しなら音無加入?」
「無難? か?」×19
「賛成!」×4
「ローパーはどうしたい?」
「私、魔法が主体、短剣が少し、魔力は多い方です。男の子の中でも大丈夫です! 今までもパーティー男の子多かったし!」
「シンディと一緒じゃなくていいなら、シンディはどう思う?」
「心配な気もするけど私が教えた直弟子だからなぁ~やれるとは思うけど」
「メンバー的に直の所はシンディ抜けても安定はしてるのか? 直 居るし、んで、音無に魔法系居なかった所に2人入ればパーティーのバランスは良いんだよなぁ」
「お姉ちゃんと一緒でもいいの?」
「うちはいいっすよ」
決まりかけたところへ、アキが両親とエスさん家族引き連れやって来た。
「ユタ、ちゃんと面倒見ろよ!」
「娘をよろしくお願いします」
「可愛がって下さい」
「よろしくおねがいします」
「アキ良かったっすね!」
「直ちゃんありがとう! 皆さんよろしくおねがいします!」
「よろしくおねがいします(ですの)!」×25
何だかんだでバーベキューも、お肉の消費スピードが落ち、果物や飲み物の消費に傾いてきた、余り食べられてなかった俺は、鉄板に陣取り焼きうどん、この前買った紅生姜入れたから味がしまる、そこにふよふよ精霊さん。
「楽しめた」
ふよふよふるふる
「わかんないやごめん、精霊魔法か」
ナビ精霊魔法使えたらお話しも出来るの?
『出来るのだと言われてますが、難しいですよ熊さんと話す程度に』
難しいね(苦笑)
ふよふよ
手を出すとふよふよ寄ってきて、手のひらにのっかった。
「ははは。ほんのり暖かいんやね、魔力でもどうぞむむ~」
ふるふるふよふよ
「はははもっとあげようか?」
ふるふるふるふる
「オッケーむむむむむむむむ~!」
ふよふよふよふよ
「むむむむむむむむむむむむむむむむ~!」
『あはははははぁ~!』
「おっ! 笑い声はわかるんや! もっとかな、むむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ~!」
『あはは!貴方すご~い!魔力いっぱいね』
「へ? 喋れたね」
『あれ? 私の言葉わかるの?』
「うん、俺はユタです、冒険者ねずみ色で鍛冶士だよ」
『ユタか! よろしくね。私は光の小精霊って言われてるのだけど、人と話が出来るのは精霊王様だけのはずだし?』
「まあ、今話せてるし、光の小精霊さんお名前は?」
『名前はないよ? あるのは精霊王様だけだよ』
「そうなんだ? ん~光の小精霊って長いから光って名前はどお?」
『私の名前! 光! ユタ!』
目の前でカメラのフラッシュが、視界が一瞬真っ白になり、すぐに視界が戻った。
「光! 大丈夫?」
『ビックリした! 何か一気に入って来たの、貴方の魔力が』
ほとんど白に近い金髪、真っ白な肌、背中には光で羽があるように見える、今の同い年くらいの容姿で瞳は赤。
「えっと、人の姿に見えるけど光だよね?」
『?······嘘! 手がある、足もこんなにはっきりと、精霊王様みたい······』
『勇大様、やっちゃいましたね(笑)』
いやいやど~なってんの?
『ステータス見えるでしょ』
鑑定!




