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第28話 下積み生活。その4

「とりあえず皆には銀貨1枚づつね、無駄遣いはダメやでぇ~多分元の世界だと1万円かな?お昼も買うし、それくらいは必要やと、では屋台を買い占めじゃー!」

「ダメダメ(ですの)!」×9

「冗談は半分にして」

「半分もダメ(ですの)!」×9

「ぼちぼち時間もあれやし、買いにってその焼き串! 2本下さい! フライドポテトがある! ソースはオーロラソースで! 揚げ物あるんや! 唐揚げ無いの? そこは作ろ! あっ! そのうどんっぽいの! 器これに! ネギ無しで!」

「楽しそう(ですの)!」×9

「じゃー! 買い物だー!」


 皆が買い物してるうちに玉藻達はお出かけ、まりあと合流し鍛冶士ギルドへ、カウンターのおっちゃんに挨拶し、昨日の扉から入るとまだ音は無く静である、ガチャカチャと道具を、自分のさばきやすい場所にセッティング、炉の火を確認し温度を上げる為空気を送り込む。


 そんな事をしているのを眺め、歩く内に扉に到着。


 外に出るとパラパラと各建物へ吸い込まれて行く鍛冶士達。


 俺とまりあもアルバト工房ヘ到着扉を開け入るとアルバト達が居た。


「「おはようございます今日もよろしく!」」

「おう、おはようさん遅れずきたな」

「おはよう宜しくな」×3

「この3人は今防具をやってる奴らだ金属、革あらゆる素材を使い人の命を護る物を作る、ある意味武器より大切であり、そこを考え作っていく事が大切だ。お前らは革を使うから、革鎧の作り方を1から見せる盗め」


 皮の鞣し方から始まり革ヘ。

 革裏の仕上げ、けがき、、切り出し、縫い目引き、縫い穴開け、縫い、角取り、仕上げで1パーツ

 繰り返しパーツを、造り、組合せ、鎧の完成だ。


「これが革で鎧の完成だ、今回は、革のみだが部分部分で金属部品を使い、ある程度身体に合わせ調節出来る様にする事も出来るが、身体のサイズに鎧を合わせる方が丈夫で良い、専用を造る事だな、そうすれば動きへの抵抗が少なくなり阻害しないし着ている事を忘れるくらいだ」

「金属で補強とかすると思ったけど」

「補強は部分的にしても良いがお主達が持つ皮なら必要無いな、ビッグボアは強靭で軽い、龍は属性耐性もある。どうしても使いたいと言うなら武器も同じだがミスリルが良いな、贅沢を言うならオリハルコン、アダマンタイト、ヒヒイロカネだが量を普通は揃えられん」

「はわわ、魔法金属······」

「ダンジョンの宝箱から出るインゴットを大量に手に入れたら良いがな、後はオークションにはたまに出るそうだが帝国が買って行きよる」

「なるほど革鎧なら手持ちで良い感じだね」

「うむ、魔法付与を施すなら魔道士グランドマスターに頼るが良いな、代表的には、軽量、強靭、防水、防火、防寒、防熱等だな、関係無いが金属鎧は環境適正が付けられて無ければ真夏、真冬は地獄だぞ着ておれん!」

「ははは! 夏は鎧で料理が出来そうやね」

「黒鉄の鎧なぞ肉が焼けるぞ! ぐはははははは!」

「フライパンで焼くわ! はははははは!」

「うんうん」×4

「よし、革は今回はこれだ、革鎧の型は胸当てで良いか、サイズはお主はこれで、嬢ちゃんはこれだ、今日中に完成しなくとも良い!自分の身、友の身を護る物だと思い造れ!」

「「はい!」」

「お前らはいつもの作業に戻れ」

「はい!」×3



 くぅ

 お腹すいたな


「可愛い音が鳴りましたよ」

「あぁ、そろそろお昼か」

「はい、他のお弟子さんは行っちゃったみたいですね」

「食べようか、テーブル出してぇ料理をホイだ」

「私もホイ」

「では、いただきます」

「いただきます」

「肉団子か! シチューに入ってたんや! 俺はうどんっぽいのにしたから明日はそれにしよう!」

「中々のお味です、お野菜もトロトロで、おうどん? も美味しそう」

「フライドポテトは失敗だった、あの場で食べたら最高だったがこの分厚いのは芯まで火が通ってない!」

「不揃いですもんね、下茹ではしないのですね、お母さんが作るときは、皮付きのままオレンジ切るみたいに切って、電子レンジでチーンってやってから揚げてました」

「電子レンジ無いね」

「無いですね」

「これなら端がカリカリまで揚げて頂戴! って言いたいよまったく」

「うふふ、明日からは焼き物メイン&汁物ですね」

「「主食忘れた!」」

「パンとか忘れたね、うどんが主役ではあるがご飯欲しいな」

「私もシチューに浸けてって思ったら買い忘れてました」

「買い物下手だね」

「ですね」



「ごちそうさま」

「ごちそうさまでした」


 さっとクリーンして収納。


「アルバトが言ってた魔法付与欲しいよな」

「欲しいです」

『2人とも今日で終わりそうですし、魔道士グランドマスターさんに習えば?』

「ん~中途半端には成らないが何か違う気がする」

「魔道書的な物は無いのかな?」

『属性魔法は、1年1組に教わって付与は魔道書······。付与有りました、古代魔法も、現在のも、古代魔法はお城で、現在のは、元魔道士長と盗賊のアジトの物ですね、ちなみに属性魔法もありますし魔法各種の書盛り沢山です』

「「おおー!」」

『夜はお勉強会ですね、果物の追加は大丈夫ですか? カレー祭りで消費しましたよ』

「そうだな、今晩皆がお風呂に入ってる時に島に行くか」

「お風呂上がりが楽しみです」

『北の森では梨が食べ頃でしょうか、島なら葡萄が』

「「梨! 今から行こう! 場所は! 転移!」」

 パッ


「「梨祭り!時間無いダッシュ!」」


 シュ

 シュ


「「オッケー! 帰ろう! 転移!」」

 パッ


「「お疲れ様でした!」」

『1分かかってませんねクスクス』

「「梨好き!」」

『うふふ、皆が喜びますね』

「梨はリンゴより好き」

「私も、夏は路上販売のトラックが来て一山いくらで売ってました」

「俺も海釣りの帰りの路上販売で良く買った」

「葡萄は種無しの紫で、デラウェア? 小粒の」

「親指と人差し指と中指で摘まむとプルッて出て美味しいよな」

「そうそう巨峰とかも美味しいですけど皮剥いたり種が」

「「面倒臭い!(笑)」」

『あ、戻ってきますね、頑張って下さいね、ほどほどに』

 は~い

 わかりました!


 カチャ

「ここで食べたのか良い匂いが!」

「俺なんか嫁が怒って飯抜きだ」

「ギルドの2階が食堂だから、弁当無くてもお小遣いあれば食べれるよ」

「ミスリル貯金」

「「なるほど」」

「ミスリル貯金って?」

「あぁ、ミスリルも高いから少しづつ買い集めて自分の剣を打つらしい、こいつは冒険者もしてるからな」

「店で買うより断然安くなるし、メンテナンスも自分で出来る」

「「頭良い~!」」

「だろ! これでも銀色なんだぜ! 修行するって言ったらパーティーから外されたが(苦笑)」

「勿体無いよな、パーティーの為にも成るのに」

「俺もそう思うよ隣の部屋の作業見てると」

「修理やメンテナンスはそこそこ金がかかるからな」

「毎日メンテナンス依頼が来てますの?」

「無い日はほぼ無いな」

「お前達は冒険者だと聞いたから2人もメンテナンス出来るならパーティーは安泰だな」

「はい、皆の武器防具は俺達でって考えです」

「そこの出費は必要経費だからなぁ節約出来て良い物が持てるなら最高だな」

「「はい」」

「午後始めるか!」

「「「「はい!」」」」




 もしもし

 かめよかめさんよ~

 せかって違います!このペース終って終いそうです。

 だよなあ、ここからペース落とすと見てる3人に怪しまれるだろうな。

 完成させちゃいます?

 させちゃいますか! 多分次は反対側の部屋だし大きい武器だと思うから3日で基本覚えちゃいましょ

 わかりました! やっちゃいます!

 頼むからほどほどに(苦笑)

 ほどほどにですね(笑)




「お主らは······完成しとるではないか!」

「「え?」」

「その胸当て完成しとる!」

「いや、まだ二刀流の猫さん柄の途中だぞ? 左胸の大太刀持った猫さんは出来たが」

「はい、私は杖を持った猫さんの左胸側は出来ましたが、右胸の剣を持った猫さん下描き中です」

「か・わ・の・む・ね・あ・て・だ! 柄は要らん! 柄無しで完成だ!」

「「ええぇ~」」

「嫌そうな顔をするな! とりあえず見せてみろ!」



「ふむ、防具は初心者卒業だな、しかし絵上手いな2人とも、胸当てと柄彫りの道具は持って帰っても良いぞ2人にやるから完成させろお前達の最初の防具だ、ビッグボアで造るまでは問題無いだろう」

「「やったー!」」

「初日でこれとは······」

「「自信が···」」

「こいつらは非常識だ、一緒にしちゃならん!」

「はい!」×3

「「ええぇ~」」

「ったく、明日は向かいの部屋で、槍や弓等多種な武器を見せる、その後に色々な防具、その後は侯爵邸に鍛冶場があるそこで納得の行くナイフが打てるようになったら来い試験をする」

「「はい!」」

「明日は半日の予定だ、朝から来い」

「「はい! 今日もありがとうございました!」」


 片付けをして掃除してギルドを出ました。

 ひょいっとまりあが胸当てを出し自分に当てる。


「中々カッコ良さげですね」


 俺も出して当てる。


「似合ってる、俺のは?」

「うふふ、嬉しいです、ユタさんカッコいいです!」

「ありがとう、こうして出来ると嬉しいな」

「柄も完成させたいです! ユタさんの佐々木さんの猫さんカッコいいです!」

「まりあの杖猫さんは今にも "ファイアーアロー" とか言い出しそうや」

「時間見つけ完成させよう、夜は魔法勉強会やし、明後日から家でやから出来るな」

「鍛冶場の確認しなきゃね」

「ナビに聞いて先に見に行くか」


 ナビ場所見せて~

『はい、離れに成ってますね表示します表で』

 ふむふむ音が五月蝿いから離れなんや、回りを確認!


 まりあさんや 行くかの

 はいはい ユタさん行きましょうね

 転移

 パッ


「結構立派やん!」

「石造りで立派です」

「扉は······開きますやん!」

「万を期してユタ隊長率いる冒険隊は未知の建物に侵入を開始するのであった!」

(あた)りを油断無く確認し、1歩建物に侵入した隊員を待ち構えていたものは!」

「次週へ続く!」

「続くんかい!」

『うふふ、楽しそうですね』

「普通の鍛冶場だったのでつい」

「俺も、これは乗らないとあかんと、てか何か綺麗やね」

「誰も使ってない? 様な?」

「このハンマー新品って鑑定で出とるがな」

「この炉も煤ついてない? ですやん?」

「作ってそのままな感じやね、勿体無い」

「道具的には良いですが、こちらの鞣し用の薬なんかは劣化って出てますね」

「こっちの皮も革もダメだな鉄は錆びだけなんで良いが色々買い足しやね」

「道具類は良い物が揃ってます」

「使う前に虎鉄にって来てくれたのか! よしよし」

「はるき悦巳先生私も好きです」

「そうなんや! 小学校の夏休みの昼間によく再放送しててん! そっからのファンで働き出して漫画大人買いしました!」

「家にも有りました! 後踊ってるのも!」

「あったあった! 少女漫画やったけど喋る猫さん主役の知ってる?」

「みかんちゃん! 全巻読破ですよ! そだ! あれ知ってるかな! 三重県に松本零士先生の猫さん柄の電車有るの!」

「ふっふっふっ、見たし乗ったし!」

「私も乗った! 忍者だよ! 忍者の服着たよ! ピンクだよ! おもちゃの刀背中に背負ったよ!」

「観光かぁ! 俺は用務員前の仕事で工場に出張でだから他は何も見れなかった! よし! 忍者の服も作ろう!」

「手裏剣! シュシュシュシュシュ!」

「負けるか! シュシュシュ!」

「壁歩き!」

「負けるか俺も! ってホントに歩ける」

「あっ! 忍術!」

「あっ! マジで!」


「「はるき先生ありがとうございます!」」


「「小林先生ありがとうございます!」」


「「安孫子先生ありがとうございます!」」


「「松本先生ありがとうございます!」」


「「三重県ありがとうございます!」」


『うふふ、虎鉄ちゃんのお掃除終わりましたし、部屋に戻られては』

「そうやね、中々熱くなりすぎた」

「良い時間でしたが帰りましょうか」


 鍛冶場から出て扉を閉めた。


「「ただいま~!」」

「お帰りですの!」

「皆は?」

「タイラントカウ牛舎に誘導してますの! 395匹大人さん、93匹子供ですの! フレッシュチーズ作りましたの! バケット焼きましたの、ビッグボアの燻製作りましたの!」

「そんなに居たのね(苦笑)バケットパーティー! ソース、マスタードソースが欲しいです先生!」

「ユタ様もちろんあるですの! ベリーソース、蜂蜜ソース、バターソース、ニンニクオイルもありますの!」

「ニンニクオイル好きです!」

「シチューはホワイトシチュー! ですの!」

「「葉月様ぁ~!」」

「デザート少いですの」

「「梨!」」


 テーブルの上に山盛りの梨。


「梨ですの!」

「お昼休みに採ってきたんだ」

「私も、収納に入ってるのでいつでも言って下さいね」

「ふぉぉ~!今夜のデザート梨ですの!」

「無いのっ!」×3

「嘘っ!無いの!」×5

「ありますの!梨ですの!」

「私達だけ無いの!」×3

「無いのはいやぁ~!」×5

「ありますの!梨ですの!」

 ・

 ・

 ・

 ・

「そろそろ止めるか」

「うふふ、そうですね」


「梨美味しい~」

「瑞々しい~」

「梨ってリンゴと違って中々買ってきてくれない」

「海釣りの帰りに売っておったが、小遣いでは買えんでのぉ」

「移動販売車有りました! 勇大さん買ってましたね」

「お土産でユタさんくれたよ」

「お婆ちゃんの畑のすみに木があったよ」

「柿の木もあったよね」

「柿はこりってするのが好き!」

「柔らかいのは私苦手かも」

「干し柿はドライフルーツの中で1番だと思う!」

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

「さて皆さん、これから魔道書で勉強会!」

「やった~!」×5

「んと、壁際に本棚出すね」


 ほいっと!


「この本棚には現行の魔法があります! って魔道書だけにしたら減ったな」

『元さんのも書棚出しますか? 寄せると1つに纏まりますよ、空になったら古代魔法の書物の書棚出せば良いかと』

 それで行こう!


「も1つ出してこれにそっちの移して1棚にしちゃいます!」


 ぱぱっと収納&リリース


「で、空になったってこのスイッチ? 何だろ?」

「ポチっですの!」


 棚が真ん中から観音開きに開いていく。


「うぉっ! 何だ!」

「奥は部屋のようじゃの、どれ」


 とてとてと三葉が2歩ほど入った時 水晶玉が三葉の目の前に


「きゃっ!」


 と手を前に付きだし 俺は三葉を引き戻そうと掴んだ ペト


『素体情報確認しました』


『お名前を』


「みっ、三葉じゃ」


『三葉を登録します』


「これはもしや!」

「ダンジョンマスターやね(苦笑)」


『魔力不足により低レベルに設定されています』


『魔力の供給を』


「魔力じゃの」

「俺も一緒にしようか?」

「うむ、頼むのじゃ」

「「せーのむむ~!」」


『Lv 100確認』


『Lv 200確認』

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

『Lv MAX確認 全ての機能の解放』

「完了かの?」

「俺がやった登録は、この後どうするか決めるんだ」

『マスター三葉ご命令を』

「みっちゃん羨ましいですの」

「次見つけたら葉月な」

「はいですの!」

『『『マスター大丈夫ですか? ダンジョンが出現しましたがそちらで、帰った方が?』』』

 大丈夫ですの!

 大丈夫だよ、三葉がダンジョンマスターになっただけだから(笑)

『何とまぁ』

『次から次へ』

『楽しいマスター達です』

 心配ありがとね、そっちは大丈夫?

『『『問題無しです』』』

 了解、帰る時気をつけてね

『『『はい』』』


「旦那様はどうしたのじゃ?」

「俺は入ってこれない様に結界張ってもらったぞ」

「ふむ、ダンジョンよ結界の範囲はこの街は行けるか」


『この街の結界可能です この国も可能です』

「国!」

「俺は魔の森全域だよ、三葉北の森含めて囲おう!俺達に敵対する者排除で!魔物は素材欲しいし除外で」

「うむ、魔道王国及び北の森を範囲で、俺達に敵対する者排除! 魔物は除外!」


『実行します 結界完了 排除に移ります 排除先を隣国国境に設定』

「待つのじゃ」


『待機します』

「旦那様、排除されるようじゃの、国境は揉めるぞ、いかにする?」

「ずっと遠くは行けるのかな? 1番遠い国とか?」

「ふむ、今後もあるしの遠方の国の辺境の街辺りが良いかのいけるか?」


『設定を変更いたしました 排除開始します 完了』


『西国境内に25039名の敵対者確認排除の為魔力の30%減少 補充を』

「旦那様、一緒に」

「了解、むむ~」


『ありがとうございます 引き続き侵入者の排除継続します』

「てか2万5000人って何? 西って帝国だったよね?」

「じゃの? 戦争? かの?」

「宣戦布告の前準備ですの! 国内に入ってる段階でダメダメですの! 賠償金請求しますの! 身代金要求! は居なくなったから無理ですの! 帝国敗退? 敗飛び? わかりませんの······」

「セレスさん」

「はい、お呼びでしょうか」

「エスさんに帝国から宣戦布告来てるか聞いてる?」

「いえ」

「西の国境内に約2万5000人が敵対心を持ち侵入していた様です」

「なっ! 2万5000人······していた?」

「あっ」

「妾が、実はの······で排除じゃ場所は遠方の国の辺境の街じゃな」

「すぐに確認します、では」


「ユタ聞いたが宣戦布告など来ておらんんん!!!ユタそれ!エルダートレントの!」

「片付けをしててボタン押したら開いた」

「なっ! 中の物は!」

「ん? 三葉が登録したぞ」

「発動前のダンジョン!」

「発動したね」

「発動したのじゃ」

「だから、エライ事になるって」

「まぁ、それで敵対心ある2万5000人排除出来たし」

「その人数なら帝国北部軍の数だ、南軍2万5000人、中央軍5万人、北軍2万5000人、王都に! ってもう遠方国に飛ばしたか、で、今はこの国にはこの国への敵対心を持つ者が居なくなったで良いんだよな、今後も」

「そうじゃの、設定を変えない限りの」

「その遠方国とは1番遠い国か?」

「その筈じゃのすぐに帰って来ても困るしの」


『この大陸最北端に位置する港街 外壁前に排除しております』


「ははっ、大国に喧嘩売ったようなもんだなワルダ帝国、この大陸最大の国、国土だけでも帝国の3倍はある、兵力も10倍100万だ」


 だとすると、あいつら連れ戻すってダンジョンだったよな。

『帝国、教国メンバーを引き上げる方がよろしいかと』

 だよなぁ

「戦争が、起きますね」

「ほぼ間違いなくな国境付近に注意の呼び掛け、兵士は集めるとまずい、大国とは森を挟んでいるから直接は無い」

「北の森も縄張りにしたぞ、旦那様が、欲しい言うての酒蔵立てるのじゃろ?」

「湖のほとりに」

「は? 北の森が縄張りに? どこの国にも属してはいないが」

「魔道王国がデカくなったんだし良いんじゃない(笑)」

「いやいや」×多数

「国土は確かに大きくなって帝国や教国と同レベルにはなるがうちの兵力2万5000程だぞ? 北の森に包まれた辺境国とか言われてるんだぞ」

「汚名挽回? で良いやん、そだ、ここに後7人呼ぶかもやけど良いか?」

「それは良いが仲間か?」

「元のな、こいつらのクラスメイトだな」

「別の所に行ってるのか?」

「噂の帝国に3人、教国に4人だな」

「西東か、教国もキナ臭いと商人情報だから信憑性はあるな、連れてきておいた方が良いだろうな」

「了解」


 場所はいいけどどこに居るかだな

『以前のポイントが使えますよ、一応話をしてからが良いでしょうね』

 そうか! マークしたもんな! んと、おとなしい組から行くか、宿屋かな? 飯食い終わって部屋に戻るとこだなナイスタイミング······よし皆で集まった転移

 パッ


「晩わ、先日ぶり?」

「どわぁっ!」×4

「ナイス驚き! だがそこで椅子から転げ落ちないと! 立ってるお前も転げるのがマナーだぞ? 机に手を置いてるなら滑って転けなきゃホントにもぉ」

「いやいや」×4

「簡単に言うと、この国キナ臭いから引上げにきたんよ」

「やっぱり!」×4

「何かあったみたいやねってか武器は?」

「門から入って直ぐに有無を言わせず没収」

「文句も言えないし冒険者でもダメらしい」

「ダンジョンは閉鎖中で」

「どうしようか悩んでたから助かります」

「取り上げるのはムカつくな」

『教国全域表示します、最大の街はここですね大きな建物これが城でしょうか』

「更地にしてやろうか」

『声に出てます』

 おっと、その城の屋上みたいな所は人いないね

「ちょっと武器取り返して来るから待っててね」

「はい!」×4

 転移

 パッ


 ナビ、んと城下町含めて武器、防具、魔道具、貴金属、貨幣全てポイントお願いします。

『あらあら、しましたよ』

 収納!

 真っ暗になったね(笑)

『魔道具の明かりも収納しましたから、あらあら下は大慌てですね』

 あはは、教皇! とか叫んでるし、てかあの離れてるところは明かり着いてるね

『この王都? の外みたいですね行ってみますか?』

 ついで出し転移

 パッ


 なんだろうね? とりあえずポイントかな

『は~い』

 収納! よし真っ暗、あっちの遠くに光が

 ・

 ・

 ・

 ・

 こんなものかな? 15ヶ所くらい回ったね

『18ヶ所ですね、では迎えに行ってポイントして帰りますか?』

 だね、

 転移!

 パッ


「ただいま」

「お帰りなさい」×4

「武器も取り返して来たし行きますか、後なにかやり残しは?」

「特には」

「うんうん」×3

「ではでは、収納!」

「暗っ!」×4

「転移!」

 パッ


「到着!」

「明るい!」×4

「お帰り(ですの)!」×5

「お帰りなさい!」×5

「帰って来たか、その者らが教国からか?」

「だね、ついでにムカついたから18ヶ所の街から、武器、防具、魔道具、貴金属、貨幣パクさん」

『魔道書もついでに』

「魔道書もだな(笑)」

「は?」

「教皇居るところも大慌てになってたからしばらくは安心だな(笑)」

「んじゃ帝国は、なんじゃ? 3人居るが牢屋?」

『その様ですね』

 まわりは誰もいないね、転移

 パッ


「静かに」

「······」×3


 この街の1番高い所は

『領主の家でしょうか大きいですね屋上は誰も居ません』

「今から脱出だから、静かにね、転移」

 パッ


「大きい声は控えてね、いったいどうして牢屋?」

「この街のギルドで所在登録するのが普通らしいと門番に聞いて登録したら兵士がやって来て捕まってそのまま」

「あ、とりあえず奴隷解除!」

「あっ! 戻りたい衝動が無くなった!」

「「うんうん」」

「多分離れたら戻れみたいな命令あったかもね」

「俺達が、召喚されたのがわかってるようで兵士にするみたいな事を言ってたぞ」

「帝国は魔道王国へ戦争するつもりだったみたい」

「マジか!」

「ヤバかった、おっさんごめんありがとな」

「「うんうん」」

「ええよ、お前ら持ち物全部無いなその服?ワンピース1枚?」

「ワンピース言うな!」×3

「しぃ~(笑)」


 服一式ポイントお願いいたします

『ミニスカートですか?』

 ぶはっ! ダメージが······普通のでお願いします

『わかりました(笑)』

「これに着替えて」


 服やら靴やらほいほいっと渡し着替えてもらった。


「んじゃ、とりあえず送るから、俺は取られた物取り返してから帰るから、喧嘩とかすんなよ」

「あぁ、頼む!」×3

 転移!

 パッ


 さてまずは帝国だから帝城?

『その様です物凄く大きい街ですねまた屋上? 誰も居ませんね』

 まずここからポイント収納

 転移

 パッ


 マジかずっと向こうまで転々と光が! え~と帝都かなポイントお願いいたします

『は~いビックリするでしょうね』

 収納、真っ暗です(笑)

『下が騒がしいです』

 さて何ケ所かまわりましょう

『帝国は夜上から見るとわかりやすいですよ』

 おぉ! 光が集まってる所が街やね、腹立つし、南端から順に北上しますか!

『全滅作戦ですね(笑)』

 そゆ事、出発! 転移!

 パッ

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2023/02/21 05:46 揚げ足取れた
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