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第27話 下積み生活。その3

 草原? 明るいよ?

『おめでとうございます! 祝! 初ダンジョン!』

 へ?

『ダンジョンですよ、魔物居ないですが、次の階層に行きましょう!まっすぐダッシュで2秒です、よーいドン』

 シュ


「扉あるね」

『開けて下さい!』

「触れば良いのかな?ペトペト」


 キィー

 奥は10畳くらいか?


「水晶玉が浮いてるね」

『それもペトペトして下さい』

「ん、まぁ、ペトペト?」


『素体情報確認しました』


『お名前を』


「ユタ」


『ユタを登録します』


「ん?」


『魔力不足により低レベルに設定されています』


『魔力の供給を』


「魔力ね、好きなだけ良いよ?」


『Lv 100確認』

『Lv 200確認』

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

『Lv MAX確認 全ての機能の解放』


「大丈夫?」


『マスターユタご命令を』


 どうなってるの?

『ダンジョンマスターです! 魔力の溜まる所にお城があって、それを使ってお城の魔道具使う感じなのですが、お城が壊れて溜まる一方、ダンジョン出来たが誰も瓦礫の下にダンジョン有るとはわからない、魔物も入れないので魔力もたまらない、いつ出来たのかわからない、ですが相当古いダンジョンですね』

「このダンジョンいつ出来たの?」

『約23万年立ちます』

「この城はそんな昔の城? 石とか風化してなかったよね?」

『良い素材です、それに古代魔法の魔道書が有ります宝物庫に有りましたね』

「それはありがたいね、ダンジョンって何が出来るの?」


『階層、魔物、植物、生物の生成』

『とりあえずは、ん~あの外壁辺りまでダンジョン出来るなら不侵入の結界張ってリゾート候補は?』

「ほう! 火山もあったし温泉出るかな? ダンジョンさん、この地表もダンジョンにして外から侵入してこれない様に出来る?結界とか張って」


『可能です範囲を、ユタの知識で魔の森に設定しました』

『会話より外壁内許可体のみの侵入可能とします』


「は? 魔の森全部?」


『外周部より100メートル位置に結界を張りました』

『結界内の魔物より、魔力の供給を確認』


「まぁ、良いか、そだ、ここの入り口屋根無いから雨入らない様にお願い出来る?」


『建造物の創生完了』

「あっ、結界内に人居る?」


『存在しません』

「ありがとう、しばらく来ないかもやけど、大丈夫?」


『問題ありませんが、城壁内の整備を進めてよろしいでしょうか』

「良いよ、綺麗な感じで!」


『承知しました』


『帰りますか?』

 だね、落ち着いてからで良いよね。転移

 パッ


 到着

『どうでした?』

 採取完了です!(笑)

『無事で良かったです、魔の森でダンジョンの成長の波動を感じましたから、巻き込まれていないかと』

 そんなの感じるんだ、それは大丈夫。ダンジョンマスター?になっちゃった

『『『はっ?』』』

 古いお城の下にあって2部屋? しかないダンジョンだったけど、魔力供給したらダンジョンマスター?

『なんとまぁ、ダンジョンマスターは町を作り街になり国ができると言われてます』

『マスターはやらないでしょうね。クスクス』

 やらん! とりあえず魔の森は縄張りに成ったからその内皆で遊びに行こう! お城だった所を綺麗にしてとお願いしてきたから楽しみにしてね。


「セレス居る?」

「はい」

「タイラントカウ飼えない?」

「庭に放せば草の伸びを防げて助かりますが」

「了解、すぐ出しちゃうよ」


 テラスから外に出てルーム内のタイラントカウを転移!

 パッ


 あら、結構居たね。


「あの、ユタ様こんなに沢山ですか?」

「思ったより居たね(苦笑)」

「牛舎を、雨が降らない内に用意します」

「美味しいの? 後は売れるの?」

「大変美味しいかと、お売りに成るのは勿体無いと言うか食べたいですね(苦笑)」

「タイラントカウ祭りします?」

「この状態だと1週間は落ち着かないのでそれ以降を、お薦めします、今夜はテントを張り夜露をしのいでもらい明日牛舎を、エス様残ると言うでしょうね」

「言うだろうな」

「牛さん(ですの)!」×5


 お風呂上がりか。


「楽しめた?」

「うんうん」×5

「俺も入って来るよ、サウナ楽しみだ!」


 タイラントカウ見て呆けてる皆をよそにお風呂へ


 広いな、一人占めだ、さっと流してサウナへ


 あぁぁぁぁぁ~良いなぁ~最近はスーパー銭湯少なくなったからこんな大きいお風呂は久しぶり、これで座敷の前の舞台で売れない漫才師とか売れないアイドルとか来てくれたら湯上がりのビールが進むなぁ、枝豆あてにして冷めたらお風呂への繰り返しで朝から次の朝まで24時間、そんな時代良かったけどなぁバブルがパンッって成ってから下火かな、最近は流行りで外に酒も中々飲みに行けないし、皆マスクしてるから顔忘れるってはあぁぁぁぁぁ~

 シャワーを、さっと出ますかね。


 リビングに戻ると牛達が居なくなっていた。


「タイラントカウは?」

「円ちゃん達を見て逃げて裏の方に行ったみたい」

「あぁ~そりゃ怖いか」

「牛さん祭りですの? いつしますの? パラミスちゃんとパミュちゃんとエスさん帰っちゃいますの、早くしませんの?」

「1週間後くらいかなぁ」

「そうですの······」

「する時に来て貰おうか!」

「はいですの! お仕事頑張ってますから労いますの!」

「なら、どんな料理にするか頑張って考えなきゃね、それに色んな事も修練して、頑張ろう!」

「はいですの! そだ、レベル上がりましたの! 239ですの!」


 忘れてたわ


「ちょっと素材を採りに行ってたんだ、その時にタイラントカウも見つけたん」

「ビックリだよ~ユタさん何採りに行ったの?」

「龍?」

「ドラゴンバスター(ですの)!」×5

「ドラゴンバスター!」×5

「称号ついてたな」

「妾も称号欲しいぞ!」

「私もギルドプレートに書いてありますの! うそっ子ですけどドラゴンバスター気分ですの! Sランクですの!」


 葉月のギルドプレートには綺麗な字でSとエン、崩れた字でティア、ティアママ、丸、ドラゴンバスターと書かれていた。······落書きしまくりですやん! 重罪ですやん! 捕まりますやん!

「葉月、言いにくいがギルドプレート改造は重罪で捕まるよ(苦笑)」

「大丈夫ですの! アモルファス冒険者ギルドマスターお墨付きですの! ここにマーク入ってますの! 怒られませんの!」

「あっ、ほんとに書いてある! ギルドマスターの印がありますね」

「まりあそこで磨こうとしない! まりあはお墨付き貰ってないから!」

「三葉! その彫刻刀下ろしなさい! 彫刻したら流石に誤魔化せないから!」

「聖! その筆何するの墨をさがさない!」

「紗々は良い子だね なでなで」

「うふふ、これ」

「デコってますやん! キラキラですやん! スマホと違いますやん!」

「え? 私達穴開けて首からかけてるよ!」

「うんうん」×4

「何してますのん! 穴開けたらダメやん! くそ! わかった明日皆で謝りに行こう! D O G E Z A ! しよう!」

「ユタ様、エス様に間に入って貰えればもしかしたら」

「よし、引きずってでも連れてく! あっ、冒険者のギルドマスター今どこに居る! あいつにサインさせあいつのせいにしよう! セレスどこに居るかわかるか?」

「既に連れてきております」

「はぁ、ほら皆ギルドプレート出して、ほらほらこのテーブルの上に」


 みの虫状態のギルドマスターの拘束を、解き俺は誠心誠意謝りなんとか······

「お前ら、葉月はまぁ、俺が印を押したから良いが、キラキラと、穴は、辛いな、マスター辞めたしいいか! 無くした事にしろ、罰金払って終わりだ、キラキラと穴開けは俺が処分しておく」

「そんなのでオッケー?」

「失う奴は結構居るからな、罰金は銀貨1枚だ」

「1000プルかぁ」×5

「1万プルだ!」

「高っ!」×5

「俺が出すから良いよ、改造禁止ね、まぁ俺も磨こうとしたけど、じゃあ明日は早めに出発して冒険者ギルドで再発行な」


 はぁ、まいったまいった。


「あ、そうだ、何か今日騒がしかったって聞いたけど何かあったの?」

「ん? 盗賊ギルドの大捕物だ、王都からも応援が有ったがそれでも、冒険者、魔道士、錬金術、薬士、商人ギルドに相当入り込んで居てな、奴隷商人の8割が盗賊、下位貴族にも、今日街に来た商人75名だったか? 盗賊がこの街で1095人、王都は?」

「6381名、他の町村は捕獲待ちもあり、集計は明日には、2万は超える予測です、鉱山に収まるかどうか」


 魔道王国の人口も解らんが2万は多いんだろうな、鉱山がどんな規模かもわからんが


「盗賊皆奴隷なら魔物退治させたら? 昔より強くなってヤバいんだろ?」

「その案も出てます、冒険者、魔道士等は使えますが他は中々、錬金術士は、ポーション、薬士も薬で、商人と一般職の者は鉱山しかない状況です」

「農奴は無いの」

「農奴とは?」

「新しく農地を開拓させたり、家畜の世話とか? 後は違うが、街の掃除、排水溝とかの溝掃除とか、街道の整備とか?」

「農地、家畜、街道なら分離は可能でしょうか、街は難しいですね」

「農地開拓、街道整備だな、農地は僻地を、街道は現在遠回りになる部分を、なら奴隷との距離が取れる、問題は壁がないから逃亡が心配だな」


 とエスさんいつの間にか来ていた。


「後は外壁拡張、国境の砦建設とか?」

「それなら兵士の目があるか、しかし国境は燐国との摩擦に成りかねん、農地、外壁だな話を詰めてみる、所でタイラントカウが庭で散歩してるが祭りか?」

「1週間後くらいだな、帰るだろ、迎えに行くから心配すんな」

「わかった、妻とグロリア連れてくる、パラミスとパミュ、リリはどうする」

「王都に居るなら迎えに、ここに居るならそのまま祭りだな」

「なら、ここに残そう、行く予定だった家には連絡しておこう、今日はだいぶ応援して貰ったからゆっくり休んで貰う」

「俺は戻る」


 エスさんがちょろっと来てしゃべって帰って行った。


「はぁ明日朝だな俺もギルド行って口添えする、ではな」

「お送りします」


 ギルマスとセレスさんが出ていった。


「よし明日は早いから寝ちまおう!おやすみ」

「おやすみなさい」×5

「おやすみ(ですの)!」×5


 柔らかソファーを出して横になると

 一晩で終るの無いかな?


『今必要そうなのは木工、石工辺りかしら、家具、家もどちらも必要になりますねこの2つなら1度にあら、寝ちゃったうふふ お疲れ様』











「まだ寝てますの? 今朝は卵買いにいきませんの? 焼き串~焼き魚~ダメですの」











「あっ!」×4

「葉月早起きだから料理してると思ったら」

「でも気持ち良さそうね」

「仲間に入りましょう」

「じゃの」













「んぐ? 顔がもふもふ玉藻か」

 もにゅもにゅ もにゅもにゅ もふもふ もふもふ

 もふもふ もにゅもにゅ もふもふ もにゅもにゅ

 もにゅもにゅもにゅもにゅもにゅもにゅもにゅもにゅ


「良い手触り」

「そうですか、良かったです」


 もにゅもにゅ


「あん」

「だぁっ! ごめん! 触ってた?」

「お腹を······」

「紗々すまん」


 顔の上は玉藻?

『うちの子ですね、うふふ』

 転移

 パッ


「なっ!」


 勢揃いだな、ソファーが完全に埋もれてるし、ベット増えてるし。


「おはよう?」×5

「何か山になってますね」

「もふもふ」

「あそこの中は天国かもしれない」

「用務員さんは、あそこじゃ無かったの?」

「1番下で埋もれてた」

「寄って来るのね(笑)」

「この分だと朝ごはん無理かなぁ」

「果物ならすぐ出せるけど?」

「下さい!」×5


 紗々は出さないと、転移

 パッ

「きゃ」


 お姫様抱っこ


「おはよ朝からごめんね」


 ちゅ


「もごもご(お姫様抱っこちゅ)!」×5


 飲み込んでからにしなさい(苦笑)


「紗々」


 ちゅ


「下ろすよ」

「ぶー」


 そっと足から下ろす。


「今日は早めにギルド行くからね、はい果物」

「ありがとう」


 後は三葉、まりあか、まず三葉を、転移

 パッ


「おはよ」


 ちゅ


「下ろすね」


 足から下ろす


「モーニングちゅじゃの」

「はいはい」

 なでなで


 次はまりあ、転移

 パッ


「おはよ」


 ちゅ


「下ろすね」


 足から下ろす


「リアクションが欲しいです」


 なでなで


「朝早めにギルドだから一緒にね、はい三葉も果物」

「「ありがとう」」

「用務員さん、もうあきらめてる?」

「良い人は居るとは思うんだけど、ここまでストレートだと、仲良くはしたいからね(苦笑)」

「よし、ギルド行って、屋台で少し何か食べよう」

「は~い!」×8

 転移

 パッ


「やっぱりずるっ子」

「そうだ!古代魔法の魔道書見つけたから今夜皆で見る? 朝練→ギルド→魔法な感じで修練だらけやけど?」

「YES!」×8

「ははは、よし行こう!」



 ギルド到着


「思ったより早かったな」

「おはようございます、今日はすいません」

「構わんよし行くぞ、ユタ殿はギルマスシバいたらしいな」

「盗賊だったしな」

「侯爵がグランドマスターなら仕方ないかも知れんが、要職に居るのは厳しい、俺もここで雇われる事になった」

「ほんとに! じゃあ俺もギルドプレート磨くかな」

「磨くな! とりあえず再発行だ、ここで並べまだましな時間だからそこそこで回ってくる」

「わかりました」

「今日は居ませんね」

「昨日頑張って間引き? してくれたからだろうな」

「旦那様、妾はなぜここに?」

「錬金術ギルド行くからついでに?」

「ふむ、行くにはまだ早いか、玉藻の登録はせずとも良いのか?」

「あっ! 忘れてた、葉月もだよな来て貰うか」

「早い方が良いの」

「わかった」


 玉藻聞こえる?

『どうしたの?』

 玉藻の事冒険者ギルドで登録したいんだ、それでね、葉月と円ちゃん、ティア、ティアママも一緒にギルドの場所解る?

『わかりました、子供達は?』

 従魔になったらだけど、自由に遊んで貰いたいかな

『うふふすぐに向かいます』


「すぐ来るって」

「さてさて楽しみじゃの」

 三葉が悪そうな笑みをって可愛いだけだが

「荒れるだろうね」

「悪い顔しとるのぉ」

「お互い様」

「「くっくっくっ」」

「悪っ子だぁ~!」×7


 ズシンッ

 ドスンッ


「「来たね(ニヤリ)」」

「おはようございますの! 登録しに来ましたの! 円ちゃんとティアちゃんとティアママですの! 後、お友達の玉藻ちゃんですの! あっ! みんな居ましたの! 到着しましたの! お待たせしましたの!」

「ギャー!」×多数

「だぁー!」×多数

「こっちこっち!」

「待っておったぞ!」

「お疲れ様です、早かったですね」

「いらっしゃい!」×5

「何の騒ぎだー! 静まれ!」

「従魔登録もついでに」

「ああ、並んでろ、それでお前らは何を騒いでいる!」


 壁際まで逃げている俺たちとギルマス以外。


 それが一斉に俺達を指差す。


「お前らは何かしたのか?」


 いやいやいやいや!×多数


 サブマスが勇気を出して


「その魔物がですね」

「どこかで出没か?」

「えぇ~とそこに」

「こいつらは従魔だぞ」

「えぇぇぇー!」×多数

「えぇぇぇー!」×多数


「いまいち盛り上がらんの」

「だなぁ、入りは良かったが」

「ギルマスかの」

「ネタ潰しはギルマスだな」

「俺と三葉のターンがスルー」

「あれではのぉ、また違う機会にじゃの」

「いやいや」×5

「うふふ、残念ね」

「ネタをぶったぎったね(苦笑)」

「ダメダメですの、やり直しを要求しますの!」

「知ってやってるのね(苦笑)」×5

「結局お前らが原因じゃないか! ったく! 俺が再発行と従魔登録をするカウンターヘ来い」

「は~い!」×8

「おし、まずは再発行から、1人ずつ触ってくれ」


「よし、今度はわかってるな?」

「は~い」×6

「登録は、ねずみ色ランクユタ、従魔、玉藻」


「お前は、チッ書いてやるからそんな顔するな!」


 登録してドラゴンスレイヤーと書いてくれているそしてマスターの印まで。


「登録、Sランク(ねずみ色)ハヅキ、従魔、円、ティア、ティアママ」


 Sランク言ってくれるんや!


「「ありがとうございました!」」

「後、従魔にもプレート、全部黒ランクだな(苦笑)」

「クリーンは?」

「それは、まだ検討中なんだ、従魔になるのかどうかな」

「ステータスには従魔のとこにあるぞ」

「上がまだ通ってない、通り次第になる、すまんな、あの子達にも謝るよ」

「まぁ、最初の従魔ではあるからな」

「すまんな、よし終了だな」

「ありがとね」


「よし出るか!」

「は~い」×8




 ぞろぞろ


「じゃあ、1年1組は魔道士ギルドで、三葉は錬金術ギルド、俺とまりあは鍛冶士ギルド、紗々と葉月は帰るのか?」

「うん! 帰るの! 今日はセバスですの!」

「私も帰るわ」

「玉藻達も家で良いのか?」

『私は1度湖の様子を見に行くわ娘は家で待ってるって』

『ティアママを、乗せて行ってくる』

『私も1度巣に様子を見に行きたいです良いですかマスター』

「良いですの!でも帰ってきて欲しいですの」

『『はい』』

「じゃあ葉月に果物渡しておくよ、気をつけてね」

『ありがとう、私達2人に勝てるものはまず居ないわ』

「だろうね(笑)じゃあ各自屋台で購入&修練だ!」






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