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第25話 下積み生活。その1

 うんはぁぁ~良く寝たな身体が動かない。······あきまへんて、マリアはんふともも抱き枕にしたら身動ぎしちゃ! 転移!

 パッ


 このパターンは三葉また張り付けパターンだからこっちに転移

 パッ

 まりあは蹴られそうだから上に移動、転移!

 パッ

 あ、まりあが聖と紗々の抱き枕に······。まぁ良いか

 葉月さんも女の子はそんな格好で寝ません! 大の字って、京都に見に行ったなぁ、足閉じて、手も閉じてよし!


 また運んでくれたんやね。

『今回は5人だったので、1人余るからじゃんけん大会してましたよ、その後は並び順』

 いやいや、並び順って、なんで一緒に寝るの、まりあまで

『3番人気の場所でしたよ、三葉ちゃんと葉月ちゃんは悔しがってました(ふにふに、つんつん、さすさすの後に)』

 もういっそ公平に順番決めたら

『じゃんけんで決まった後に明日からの順番決めてました』

 決めたんかい! 寝るんかい! 男の子の生理現象ヤバいですやん! パオンがパオォォーンやからさらにパオ、止めておこう、

「ふぁぁ~」

「葉月か、おはよ」

「パオォォォォォーン!」

「······」

「······」

「見た?」

「みっ、見てない事にしてますの! だから見てませんの! 大丈夫ですの! 大は小を兼ねるですの!」

「ぁり が と う」

「あっ、朝はなににします?」


 また、"ですの" 忘れてるし、焦りまくりですやん

「お味噌汁食べたいけど味噌が無いし、たまごかけご飯は卵無いし醤油は」

『残念ですが』

 だよなぁ

『あります』

 あるんかい! よし、美味しい新鮮卵だ!

『検索完了、お店に売ってますね』

 お店かい! 森の中にっとか、険しい山頂付近にっとか、断崖絶壁の途中にっとか思って、ドキドキしたやん!

『この屋敷の近くですよ』

 教えて下さいませナビ様!

『はいはい表示しますね』


「葉月、卵だ! 買いに行くぞ!」

「はいですの!」


 こそこそと部屋を出て面倒臭いからテラスから外へ

 南門まで遠いから葉月をお姫様抱っこ。


「きゃ」


 シュ


「門まで到着!」


 ちゅ


「また、お姫様抱っこちゅですの!」

「忘れてた、下ろすぞ」

「はいですの。行きますの!」


 マップを確認しながら、ここ左で次の角おう! 鳥の看板! 卵も描かれてる! うんうん解りやすい看板やね。


「おはようございます」

「おはようですの!」

「いらっしゃい、おはようさんだね、お使いかい」

「卵買いに来ましたの! 新鮮卵ですの!」

「えらいねぇ、おばちゃんおまけしてあげるね、よしよし」


 子供扱いだな(笑)まあ、小学生でも背の低い方かな。


「今朝の産みたてだよ、大きいの揃えたからね、10個1籠だけど1つで良いかい」

「ん~2つ下さいですの!」

「はいはい、重ねられる様になってるからね、はいどうぞ」

「あっ俺が持ちますので、お金はいくらですか?」

「2つで2000プルだよ」

「ではこれで」

「ちょうど、いただくね、ありがとまた来てね」

「「ありがとうございます(ですの)!」」

「はいはい」


 気の良いおばちゃんでした。


「ご飯は残ってますからすぐ食べれますの、良くやってましたの、たまに贅沢でかつお節トッピングですの!」

「かつお節美味いよな、かつおのふりかけも美味いぞ」

「美味しそうですの!」

「手間をかけるなら、白身だけ先にかけて、味○素2振りくらいかけてしっかりまぜる! 後から黄身を乗せ醤油を1まわし! ざっくりまぜて食べると」

「食べると?」

「めっちゃ美味いぞ!」

「やりますの!」

「多めに買ったしおかわりしような!」

「はいですの! おかずどうしますの?」

「そうだなぁ、あっ、あそこ屋台が開いてるぞ!」

「良い匂いがしてきましたの! 行きますの!」


 とてとてとてとて走って行く(笑)追いかけるか


「焼き串系だね、この塩コショウっぽいの美味そう! これ20本」

「こっちの野菜はさんだ串美味しそうですの! 20本下さいですの!」

「葉月! こっちに魚あるぞ!」

「皮が少し焦げて じゅる ですの!」

「11匹下さい!」


 どんどん収納していく、ちなみに卵は入りませんでした、ダンジョンには ゆで玉子にしましょう


「まだ起きてないかもだから静かに帰ろうね」

「はいですの、でも起こして早く食べたいかもですの(笑)」

「それは言えてるな、新鮮卵に!」

「熱々焼き串ですの! 焼き魚もありますの!」

「おかえり~!」×4

「おはよ! 昨日も運んでくれてありがとう!」

「おはようですの! たまごかけご飯ですの! 焼き串あるですの! 焼き魚もあるですの! ペコペコですの!」

「きゃ~!」×4

「女の子組は?」

「走り込みしてますね」

「木刀と槍も持って行ってるね」

「やる気十分じゃの、バテなければ良いが(苦笑)」

「私もお腹がぷにぷにぽんぽこ。······無い!お腹無くなっちゃった!」

「マジか! 嘘だろ!」


 卵をテーブルに置き慌ててまりあのお腹に手を当てる。


 もにゅもにゅ······


「あるよ······」

「お嫁に行けない······」

「はっ!」


 俺は慌てて手をはなす······


「触ったし、見たし、触られたし、見られたし······」

「ユタさん メ だぞ!」

「今のは メ ですね」

「メ ですの」

「いかんの メ じゃの」


 俺は誠心誠意の意味を込めDOGEZA


「大変失礼を致しました!」


 1時間正座させられました。しびしび


 しびれを緩和させながら もみもみ、大分ましになって来た。


 すると朝練を終えた女の子組がテラスから帰って来たので


「お疲れ様、朝から頑張るね」

「おはようございます、用務員さん足のマッサージですか?」

「しびれちゃって(苦笑)」

「まりあちゃんに メ な事をしたので正座でお説教してました」

「ははっ、メ ですか(苦笑)、解りませんがダメですよ」

「そんなつもりは無かったのですがね、焦っちゃって」

「皆、朝練終ったぁ~今朝はたまごかけご飯&焼き魚&串物ですよ~」

「朝どり新鮮卵です」

「醤油もあるのじゃ!」

「は~い座ってですの~」

「は~い!」×5


 テーブルに屋台からの焼き魚&串&卵の籠、それに醤油が置かれ、お茶碗に8分目ほどご飯をよそい、ままずは白身と味○素パラパラ、しっかりまぜます、ご飯の真ん中を少しくぼませ黄身を、おんざらいす! 醤油を1まわし、ざっくりまぜて、い······

「な、何かな?」

「物凄く嬉しそうな顔をしますね(笑)」

「朝起きた時に食べたくなったたまごかけご飯だから?」

「そんなところは子供っぽいですね」

「大人な時もあるし、良い人、悪い人、やんちゃな人、意地悪な人、優しい人、可愛い人、色々ですね」

「うぐっ、良いやん! 楽しいやん! 美味そうやん! びっくりすんやん! 焦るやん! もにゅもにゅやん! また焦るやん!」

「ストップですの! ご飯が冷めますの! 作ってくれた方に感謝して食べますの! いただきますの! せ~の!」

「いただきます!」×11


 美味いぞ! 焼き魚の塩見を感じご飯、昨日の残りの福神漬けもポリポリ良い朝です。

 何だかんだで2杯目をいただきました、ごちそうさま


「今日からギルドで修練1月後にダンジョンって、俺は考えてる、それまでには皆の武器と防具を作りたいから、要望があればどんどん言ってくれ! 出来る限りの物を作るからよろしくな、あっ! 早くダンジョン行きたい人いる? 俺はうずうずしてるが準備は万全にタイプだからどうかな?」

「わーるどじゃんぷはそれでいいよ!」

「1年1組もオッケーです!」

「パーティー名初めて聞いた」

「うんうん」×5

「急には思い付かなくて(苦笑)」

「(苦笑)」×4

「では、女の子組改め、1年1組は、魔道士ギルド?」

「はい」×5

「うちは、俺は鍛冶士ギルド」

「私と紗々ちゃんは家で回復魔法極めて、セレスさんか、セバスさんに合流」

「妾は、錬金術ギルドじゃな」

「セレスさんと色々しますの!」

「冒険者ギルドへ登録行きます! ユタさんご同行よろしくお願いします!」


「よし、お昼は各自、夕御飯は家組で、早く帰ったらお手伝いかな、では行ってきます!」

「いってらっしゃい!(ですの)!」×3

「行ってきます!」×5

「行ってきます!」×3

 またテラスから外へ······玄関になりそうやね


「あっ、門まで遠いし集まって、転移!」

 パッ


「ずるっ子用務員!」

「ずるっ子!」×4

「くくく、妾達もこうして近道が出来るんじゃから」

「絶対箒で飛んでやる!」

「転移覚えようよ」×4

「転移は、古代魔法って、魔法だから きっかけが無いと無理かな(苦笑)」

「そこで猫さんですね、元の世界でだから(苦笑)」

「ぶ~!」×5

「でも魔法は、イメージ次第なところがあるから諦めないってのが大事かな」

「そうですね、昔は出来たのだから同じ事が出来る違う方法もあるかもね!」

「わーるどじゃんぷは、猫さん絡んでるの?」

「旦那様とまりあちゃんは、がっつり、他の者はちょっぴりじゃの」

「そっかぁ~」×5

「もしかすると、見てるかもね、学校に来てた猫さんだしな」

「見たこと無い(ある)」×5

「えっ!」×3

「「えっ?中庭でよく倒れてた?よ」」

「見てない······」×3

「お弁当にお婆ちゃんが入れた煮豆あげたら食べたよね」

「私はご飯の上に乗ってたシャケの皮食べたよね」

「楓ちゃん、瑞姫ちゃんほんとかの?」

「ん~加護とかは付いてないんだよなぁ、聖、紗々、三葉、葉月も後から思い出した様に付いたから可能性はあるかな」

「私達は体育館脇でしか見てないし、何もあげてないけどなでなでじゃあ無理かぁ」

「白猫? 尻尾の先が曲がってる?」

「うんうん」×5

「可能性はあるようじゃの」

「だな、パターン的にはスキルが覚えやすい、ふと思い出したんだけど、謁見の時に精神耐性は皆が覚えて、お弁当を、分けた2人がアイテムボックスとかない?」

「当たり······」×5

「そっかぁ、今の段階では、補正がちょっと効いてる感じかな、無いより相当よい方に」

「男の子組の、やかまし3人はまず無いから苦労するだろうな(苦笑)、おとなしい3人と盾君は教国行く前に回復魔法を半日足らずで覚えたからな、一緒に習った筈がこの結果の可能性があるね」

「あぁ、あの4人なら撫でてても納得かな」

「やかまし3人は無いね」

「お弁当はさらに無い」

「逆に苛めてたら······恐」

「いや、多分目に映っても認識してない可能性が」

「自分の為になるから一生懸命やろう、後、いっぱいスキル覚えてダンジョン前に皆でレベル上げよう! 島で(笑)」

「は~い!」×5

「上がると違うからびっくりだよ、カレーまぜてた木ベラ折りそうになったよ」

「そうじゃの、本気で今走ったら100メートル1秒切るの」

「そこまで!」×5


 喋りながらだとあっという間にギルドの集まる通りに着いた。


「俺とマリアちゃんはここなんだ皆頑張って!」

「は~い」×6


 5人が魔道士ギルドに入り、三葉が錬金術ギルドへ入ったのを確認してマリアちゃんと2人冒険者ギルドの入口をくぐった。


「うんうん、小説にあった酒場があって依頼書はあの壁だけど木札なんだね、あれなら繰り返し使っても大丈夫だし、紙なら破れちゃったら作りなおしだもんね」

「木札なら削るとまた使えるな、エコやん、しかしカウンター並んでるなぁ」

「今から依頼受けて皆出発! って時間かもですね」

「普段なら今頃は電車かバスで通学途中くらいか?なら混むのも解るな」

「私は電車通学でしたよ、小学校は近くで歩き! 帰りに駅から家の間で べろーんって、倒れてたの(笑)」

「俺は購買室横の非常口から出た所に べろーんだった、拾って購買室で段ボールに、梅雨の雨濡れ用に持ってたジャージを、入れ帰りに猫缶買って帰った感じかな」

「このジャージみたいな?」

「え? マジで! 内側の左脇のタグに何か描いてない?」

「左脇には······魚の絵ですね」

「俺のやん! 魚の裏に1年1組って書いてあるだろ!」

「ありますね。······男の人の服を来ちゃった。······もしかしてパン」


 口を押さえ


「それは俺のじゃないその頃はトランクスだったし」

「そうですよね(笑)シャツは?」

「それは見覚え無いな、そのねずみさんのは、このパーカーが初めてだな」

「ジャージ不思議ですね」

「夏休み前に無くなってスゲー怒られたからよく覚えてる、名前のかわりに、魚描いたからそれでも怒られたから(苦笑)」


 ドンッ!


 踏ん張る。


 ドサッ


 振り向くと、ヒャッハーなモヒカンさんが倒れてる。


「どうした?」

「チッ」


 その後ろから2メートルくらいあるハゲが


「うちの奴にちょっかいかけて ただですます気は無いよな?」

「ん? そのモヒカン俺にぶつかって勝手にこけただけだぞ?」

「んな訳ないだろ、お前が何かしないとこんな事にはなるわけ無い、慰謝料金貨10枚だ」

「あっ、カウンター空いたな行こっか」

「良いのですか?」

「俺何かした?」

「してないですね」

「だろ、あ、すいません、登録お願いします」

「あの、後ろで真っ赤になってますが」

「ん? 俺達関係無いですから大丈夫です、何かされたら兵士さんに言えば良いのですよね、俺は登録してますので、この子の登録お願いします」

「はぁ······」

「おい、糞ガキ」

「お姉さん、これに触るんですよね?」

「······」

「先に後ろの方を」

「関係無いですから(笑)」

「死ね!」


 ド

 ドサッ


「お姉さん、登録ですよ~」

「······」

「ユタさんお姉さん気絶してないかな?」


 鑑定! してますやん


「してるね(苦笑)、すいません、このお姉さん具合が悪いみたいです、かわりお願いできませんか?」


 奥にいる人たちに声をかける。


「犯罪者は登録できん」

「誰が? まりあが?」

「貴様だ!」

「俺がどんな罪を?」

「そこに倒れている奴を殴り倒しただろ」

「死ねと殴りかかられても、抵抗したら罪ですか?」

「兵士を、呼べ」

「はぁ、盗賊ギルド銀ランクのサンシータ捕まるのは貴方ですが」

「なっ! 解る筈がアッ!」


 ナビ、腹パンパク(笑)

『は~い』


 シュ

 ド

 ドサッ

 シュ


「縛った方がいいよ、それから登録お願いします」

「待て、何故盗賊ギルドと?」

「何故、盗賊ギルド金ランクのワカさん」


 シュ

 ド

 ドサッ

 シュ


「それも縛ってね」

「その後ろで転がってるのも盗賊ギルドか?」

「こいつはヤンチャな冒険者だよ」

「まだ居るか」

「腹パンして良いなら」

「ギルドマスター権限で許可する」


 シュ

 ドドドドドドドドドドドドドドド!

 ドサッドサッドサッ············

 シュ


「12人だね俺の後ろは違うから、まぁ一晩くらいは兵士さんとお話も良いかもね、サブギルドマスター」


 ギルドマスターも倒れてます(笑)


『他のギルドも見ておいた方が』

 良いけど、兵士さんのお仕事取るのも可哀想かなぁと

『面倒臭いんでしょ(苦笑)』

 うぐっ、回ります。

「職員! 倒れてる奴縛り上げろ!」


 サブギルドマスターの掛け声で皆が動き出すがお姉さんは気絶のまま······

「いっぱい居ましたね、職員さんも何人もだし、兵士さん間に合ってないね(苦笑)」

「手書きで書き写してるからそろそろ動くとは思うけどね、サブギルドマスターさん登録作業出来ます?」

「この状態でやるのか?」

「俺は関係無いですから(笑)」

「チッ、2人ともか?」

「こっちのまりあちゃんだけで、パーティー参加ですね」

「わかった、お嬢ちゃんこれに手を乗せてくれるか?」


 まりあちゃんが魔道具に手をピタ


「はなして良いぞ、まりあ 間違い無いか」

「はい、大丈夫です」

「次はパーティー登録だな、ギルドプレート貸して貰えるか」

「はい、お願いします」


 ねずみ色のプレートを渡す。


「あの動きでねずみ色とは詐欺だな」


 魔道具認識させて


「よし、わーるどじゃんぷはこれで6人だな、7人目からの話しは知ってるか?」

「経験値が下がるだとか?」

「そうだ、6人までは経験値10の魔物を倒すと、10の経験値が全員貰える、7人になると10の経験値を7人で分ける形になる、雲泥の差だ、命に関わってくるから本当に気をつけろよ」

「おぉ! なるほどそれは厳し過ぎですね、6人までが適正って事かな、神様的に」

「そうだな、こんな事は神様以外あり得ないな」

「ぐはっ」

「思ったより早く目覚めたね、中々強い人なのかな?」

「てめぇ、白金か、黒ランクか?」

「俺? ねずみ色だよ」

「んな訳あるか! 俺は金だぞ!」

「でも、あっプレート返して、ほらねずみ色」

「マジか······」

「こんな人にタカるような事して金ランクって、プレート見せて」

「チッ、ホラよ」

「ほぉ! ピカピカだよ! 良いなぁ、白金はもっとピカピカ? ありがと」

「あっ、ああ、パッと見たら真っ白だが角度を変えるとスゲーキラキラだな、黒は、黒光りでまたカッコいいんだよなぁ」

「私は金色も捨てがたいかなぁ、ねずみ色も可愛いけど、白金見てみたいですね」

「うんうん、ねずみ色プレート磨いたらピカピカしないかな?」

「プレートの改造は重罪だぞ」

「磨いたらでもダメ······」

「聞いたことは無いが、······どうなんだ? 磨くは掃除と一緒だよな?」

「磨いてみようかな」

「ああ~一応やめとけ、綺麗にして犯罪者とか嫌すぎるからな」

「ですね、ってまりあちゃん布出して磨きかけてたやん! 捕まっちゃうかも? だよ!」

「危ない所でした、知らず知らず犯罪を犯す所でした!」

「あっ」


 シュ

 ド

 ドサッ

 シュ


「サブギルドマスター追加です(苦笑)」

「はぁ~帰って酒でも飲みたい気分だ(苦笑)そいつも縛れ! まぁ、ありがとな、ギルマスはこれだが」

「仕方ないって、領主が盗賊だったしね」

「マジか······領主推しだったからな、こいつ」

「他のギルドもヤバいかもね、じゃあ ありがとね、多分活動は1月後からかな」

「わかった、それまでには体制を整えて待ってるよ」

「解りました、頑張ってね、まりあちゃん行こっか」

「はい」


 そして冒険者ギルドを、出ていく前に


 ド

 ドサッ


「これもお願いね!」

「チッ、わかった!」


「思ったより、いっぱいだ」

「そんなに居るの?」

「見えてるだけで、······23人、腹パンしたら捕まるかな(笑)」

「笑い事じゃないけど、いっぱいですね(苦笑)」

「錬金術ギルドも寄りたくなったけど、冒険者ギルドみたいに捕縛できる人居なさそうだよね」

「出来そうなのは、傭兵さんくらい? 鍛冶士も強そうだけど」

「兵士さんに任せるだな」

「別れて帰って貰うつもりだったけど、鍛冶士来る?」

「打てるでしょうか?」

「多分」

「体験入学と言うことで」

「どこの英会話教室なん! あはは、行こっか!」


 少し歩くだけで鍛冶士ギルドに


 建物デカかったけど入ると狭い、ほぼ受付だけだ(笑)

 カウンターヘすんなりたどり着き


「おはようございますアルバトにユタが来たって伝えてくれるかな?」

「は?」

「アルバト居ないの? どっかで酒でも飲んでるのか? 誘えよ!」

「居ますが、どちら様で?」

「いや名乗ったでしょ?」

「えっ?」

「ん?」

「そのパターン好きですね(笑)」

「にひひ、ユタです、さっさと来いっ! 酒やらんぞ! って言ってますと伝えれば来ますよ」

「なっ!」

「ん?」

「うふふ、繰り返した、3回目は!」

「クスクス、早くしないと建物事更地にするぞ! って言ってますと伝えれば来ますよ」

「······」

「······」

「んふふふっ! 来ました!」

「ユタ遊んでないではよ来い」

「アルバト様、更地にされます!」

「ん? ユタこの建物更地にしてどうする?」

「ん? 酒蔵?」

「駄目だ、ここは地盤が硬いから水が出ん、この街中なら西だな、本来なら北の森にある湖近くが良いが、開拓すると水質が変わるやも知れん、そこから流れる川なら街の北北西だな」

「今度場所教えてくれ見てくるよ」

「ユタはこいつからかって遊んでたろ」

「だって、反応が良かったから思わす(笑)」

「ワシも、コイツはからかい易いな」

「苛めないで下さいよ」

「ごめんなさい」×3


「よし、行くぞそっちの嬢ちゃんもだろ」

「「はい」」

 3人で奥の扉をくぐった。


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