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第159話   エピローグ

 帝国の執務室からアスタロト大公爵に転移で戻ってきた。


「お疲れ様」

「ユタさん、鰻さんを食べて元気になりましょう!」

「え! この世界に鰻があるのですか! 僕、鰻屋の息子ですから中々鰻にはうるさいですよ(笑)」

「まあ! 旦那様はお食事処のご子息様でしたのね!」


 甲板の上にテーブルを出し、皆の前に鰻丼と肝吸いを出した。


「せ~の」

いただきます♪(いただきます♪)


「美味しいですね、この肝吸いも」

「美味しいですわ、旦那様、頬にごはん粒が付いてますよ、うふふ」



「ユタさん、私もほっぺにごはん粒付けたのでお願いします」

「いやいや自分で付けないでね(笑)、取るけどさ、ごちそうさま」

ごちそうさま♪(ごちそうさまでした♪)



 少年と公爵令嬢は、国に1度帰り、他国のダンジョンを攻略無双をやるんだと、転移して帰っていった。


 俺達は厄災を倒しに次の星に行くことにした。





 数日がかりで到着しました、原生林にドンッと立ってるデカいトレント。


「ユタさん、同時にやっちゃいますか?」

「やね、せ~の」


超極小ウインドアロー(超極小ウインドアロー)()


 シュパッ!(シュパッ!)


『お疲れ様♪』

「お疲れ様、収納!」

「お疲れ様、大きかったですが、今までの中で1番よわよわでしたね」

『いえ、物凄く強いトレントの神様でしたね』

え?(へ?)

『立っていたこの森の魔物を吸収しつくして、さらに、立っていた場所の下はダンジョンです』


 するとめっちゃレベル上がって神様になってたん! んで神様倒しちゃったの?


『ダンジョンからも際限無く魔力や、ダンジョン内の魔物を吸収して、この星の管理神よりも強くなってましたね(苦笑)』


『その通りです、姿を見せない無礼、お許し下さい』


「え? どちら様?」

『この星です、この星の管理神をしています』

「星その物が管理神をやってるの? 他の所のも?」

『はい、その通りです』


 管理神にくっついて、吸収してたならそりゃあ強いのか? でも1発でやっつけたぞ?


『後1000年程でこの星、私は消滅するところでした』


 うわ~結構ギリギリやってんね。


「でも、間に合って良かったよ」

『はい、これでやっとこの星にも人が誕生していく土台が出来ました』


 ん? ってことはまだ魔物しかこの星にはいやんの?

『その様ですね(苦笑)、魔物しか居ませんね』


「そうなんや、なら厄災騒ぎもこれで終わりかな?」

「うふふ、何だかんだで遠くまで来ちゃいましたね」


『うむ、そうじゃの、ここまで来るとは思ってもおらんかったの、ほっほっほっ』


 ん?(え?) この笑い方(この笑い方)


あの時の神様やん!(召喚の時の神様!)

『創造神様!』

『どれ、そちらに向かうかの』

 パッ


「久しぶりと、ちょっと前ぶりじゃの、ほっほっほっ」


 創造神様が来ちゃったよ! 光の玉やけど!

 ユ、ユタさん、どうしましょう、怒られたりしませんか? 光の玉ですけど!


「怒らんぞ、褒めに来たのじゃ、光の玉じゃけどな、ほっほっほっ」


 思ったことがバレバレ(思っていることが筒抜)ですやん!(けですよぉぉぉぉ~!)


「バレバレじゃの、((ニヤリ))」


 光の玉がニヤリって笑(ニヤリですよ! 光の)たやん!(玉なのに!)


「ほっほっほっ、そうじゃな、褒美じゃ受け取るが良いぞ、ほいっと!」


 光が俺達を包み、ナビが "再起動です!" と言った後は記憶がない。















 2年後


 もふもふ


 もふもふ

 また、虎鉄が首で寝ているみたいやね。


 あれ? 何してたっけ? 確か、厄災を倒して星の管理神に話しかけられて、せや、創造神様が来たんだよな、光の玉やけど。


 んで、ご褒美くれるって言って、光に包まれて再起動か、よし、たぶんそんな感じやね。


『勇大様、まだ再起動の途中です、もう少しお休み下さい』


 そうなんや、んじゃ、もう少し寝るよ、おやすみ······














 4年後


 もふもふ

 もふもふもふもふもふもふ


 ぺしっ


 おはよ、虎鉄

 また仰向けやん(笑)


 虎鉄を首からシー公爵の横下ろして、おなかの上から凛をシルの背中に乗せて、上半身を起こして、周りを見ると、魔道王国の家だった。


 いつものソファーで静が背もたれに座っている。


 シルの横にタマが大きくなって、まりあをおなかに乗せて眠っている。


 立ち上がり、視線の高さが前より高くなった気がする。


 テラスに出て庭を見渡すと、玉藻の子供達がお昼寝をしている。


 遠くにタイラントカウがうろうろしているのが見えた。


 テラスにテーブルと椅子を出して、ワインを少しだけ。


 背後に気配が迫ってきた。


「ユタさん、おはようございます」

「おはよう、まりあ」


 振り向くと、少女だったまりあが女性と言えるくらいに成長している。

 さっきは、タマに埋もれてたから分からなかったけど、凄く美人さんになっていた。


「ユタさんが、カッコ可愛いから、カッコいいに成長してます(笑)」

「まりあもね、可愛いから美人さんになってるよ(笑)」


 パッ

 パパパパパパパパパパパパ························


 庭に、美人さんに成長した奥さん、若返ったエスさん達が転移してきた。


 あはは、1000人超えてるよな(笑)


 そして、みんなが声をそろえて




「おはよう、今日は何のお祭り?」



カレー祭りだろ?(カレー祭りでしょ?)




   ~ おわり ~

いつもお読みいただきありがとうございます。


完結しました。


回収出来ていない所は、ポツポツと書いていこうと思います。


これからも読んでもらえるように頑張りますのでよろしくお願いします。




後、新作も開始しました。


★『パラサイトってどゆこと!?』『転生したけど寄生しちゃうの!?』 ~無職な俺と、彼女と元王女が歩む幸せな旅路~  【異世界パラサイト冒険奇譚】★


長いタイトルですが、よろしくお願いします。


https://ncode.syosetu.com/n6655hs/




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