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とある学級の光景。

何となく更新してみたくなった。

学校です〜。


勉強です〜。


家に帰ったら家事で忙しいので学校で頑張らないといけないです〜。


悪い点をとると妹には怒られて、お姉ちゃんには蔑まれて、お母さんには罵倒されちゃうです〜。


そうならないためにも頑張るです〜。


「ねぇ、星君。」


黒板に書かれていることをノートに書き写していると隣の席のなっちゃんが話し掛けてきたです〜。


「何ですかです〜?」


「また教科書忘れちゃったからなっちゃんも星君と一緒に見せて。」


「いいですよです〜。」


「ありがとうっ。」


なっちゃんはにっこりと満面の笑みを浮かべて机をくっつけてきたです〜。


なっちゃんはよく教科書を忘れるうっかりさんです〜。


その度にこうして僕が教科書を見せてあげてるです〜。


「あ、星君、ここ間違ってるよ。」


「え?どこですかです〜?」


「ここ。これはこうで、それでこうだからこうなるの。」


「ありがとうです〜。」


「ううん、気にしないで。」


なっちゃんは賢いので勉強ではたくさんお世話になってるです〜。


お返しにお昼にはお弁当を分けてあげたりしてるです〜。


可愛い笑顔でおいしく食べてくれるので作った僕としても嬉しいです〜。


家でのことを話したりすると僕のことを励ましてくれたりもするいい子です〜。


「ところで星君、今日も駄目?」


「ごめんなさいです〜。今日も忙しいです〜。」


「そうなんだ・・・・・・。」


落ち込むなっちゃんを見ると罪悪感が湧いてくるです〜。


いつもなっちゃんは僕を遊びに誘ってくれるです〜。


でも、遊んだりするとお母さんやお姉ちゃんや妹に怒られるです〜。


それもいつもよりひどく怒るです〜。


一緒に家まで帰ったときも怒られたです〜。


そんな付き合いの悪い僕を何度も誘ってくれるなっちゃんみたいないい子とはこれからも仲良くしていきたいです〜。





お昼休みです〜。


僕の後ろの席の友達の友君となっちゃんと一緒にお昼ご飯を食べてるです〜。


なっちゃんは僕が分けてあげたお弁当をおいしいと何度も言って食べてくれるです〜。


「私も一緒にいいですか?」


「あ、委員長さんです〜。こんにちはです〜。どうぞです〜。」


「こんにちは、天川君。」


委員長さんが机を寄せてきて僕の隣に座ったです〜。


委員長さんとはいつも一緒にお昼ご飯を食べる仲です〜。


「天川君、今日もいいですか?」


「はいです〜。僕ももらってもいいですかです〜?」


「もちろんいいですよ。」


お互いのお弁当のおかずを交換するです〜。


委員長さんのお弁当はおいしいのでいつもこうして味比べをしてるです〜。


色々と意見を聞いて自分の味を高めるために協力し合ってるです〜。


僕は家でそういう役割だから作っているのだけど、委員長さんは病弱なお母さんに代わって家事をしているそうでとっても偉いと思うです〜。


料理以外にも色々なことが得意で見事な手作りの編み物など一杯見せてもらったです〜。


そんな委員長さんが凄いと思うです〜。


僕なんかは毎日、家族に怒られてばかりで委員長さんみたく完璧には出来ないです〜。


「そういえば、弟君は元気になったですかです〜?」


「え、あ、はい。おかげさまで元気になりました。」


「それはよかったです〜。」


委員長さんは弟君や妹ちゃんがたくさんいる大家族なんです〜。


でも、お母さんは病弱でお父さんは単身赴任でいないので委員長さんがみんなの面倒を見ているらしいです〜。


この前も弟君の一人が病気にかかったそうで大変だと言っていたです〜。


そんな面倒見のいいところも尊敬するです〜。


「愛君も風邪は治ったですかです〜?」


「いや、あいつはまだ寝込んでるよ。どうもしつこいのにかかったようだ。」


愛君というのは友君の弟君です〜。


友君の家はお店をやっていて僕もそこをよく利用するので愛君ともたまに顔を合わせるです〜。


その愛君も最近、風邪をひいたらしいです〜。


「そうですかです〜。今度、お見舞いに行ったほうがいいでしょうかです〜?」


「・・・・・・君の都合がついたらな。家族がうるさいんだろ?」


お見舞いくらいは行かせてくれるように頼むつもりです〜。


お母さん達に怒られてもいつもお世話になっているお店の息子さんのお見舞いくらいはしたいです〜。


ちなみに、委員長さんは家族のことを話すとお母さん達に対して怒るです〜。


僕のために怒ってくれるのは嬉しいですけど、あまりお母さん達を悪く言わないで欲しいです〜。



こんな風に毎日、過ごしているです〜。

次の話と合わせてご覧下さい。

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