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ないしょのないしょ♪  作者: ねがぽじ
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~緑間 光の場合 ~第2話~

~ないしょのないしょ~

(これは小学生のBL小説です)

~緑間 光の場合~

~第2話~

晶とキスをしてから晶の様子がおかしくなった。

どこがおかしいか言われたら答えられないけれどもよそよそしくなったと言うか僕を避けるようになった。

僕は、朝起きてリビングに向かうと晶が朝食のパンを食べていた。


「おはよう、晶」


僕は、晶に話しかけると晶は、びっくりして悲鳴をあげると食べているパンを落としそうになった。


「お、おはよう、光」


晶は、慌てたように顔を真っ赤にしておどおどしながらぎこちなく微笑んだ。


「晶、顔が赤いけれども大丈夫?」


僕は、晶の様子がおかしくて心配そうに晶の顔をまじかで覗き込んだ。


「ひゃん!?だ、大丈夫だよ、光」


晶は、僕にまじかで顔を覗き込まれて驚いたように慌てて僕から距離をとると両手を前に振って否定をした。


「本当に大丈夫?」


僕は、慌てて離れた晶に近づいて心配そうに晶を見つめた。


「うん、うん、大丈夫だよ」


晶は、激しく何回も頷くと自分の席に戻ると慌てて朝食を口に詰め込んで食べきった。

晶は、席を立つとソファーに置いていたランドセルを持つと顔を赤らめながら僕とお父さんの方を向いた。


「いってきます」

「待って、僕も一緒に学校に行くよ」


晶は、僕が止める言葉を聞いて一瞬僕の方を向くと直ぐに顔を赤らめて逃げるようにリビングを出ていった。

僕は、晶が急いでて行った扉を見つめながら不思議そうに首を傾げた。

晶が学校に出かけてしばらくしてから晶の後を追いかけるように家を出かけた。

教室に着くと晶と充と碧斗と真人が四人で集まって話をしていた。


「みんな、おはよう」


僕は、晶達に近づくとやんわりと微笑み朝の挨拶をした。


「はろはろ~~~、ひかるん」


充は、僕の方を向いてくったえのない笑顔を浮かべて挨拶をした。


「おはよう、光」


真人も僕の方を向いてにっこりと笑い挨拶をした。


「よう、光」


碧斗も僕の方を向いてぶっきらぼうに挨拶をした。


「あっ、光……」


晶は、僕に気が付くと気まず悪そうに僕を見つめた。


「もう晶ったら僕を置いて先に学校に行くだなんて酷いんじゃないかな」


僕は、晶に近寄ると怒ったように自分の両手を組んだ。


「ご、ごめん、光」


晶は、俯いてすまなそうに謝った。


「駄目だよ、許さない、兄思いのない晶には、お仕置きが必要かな……えい!」

「ひゃん!?」


僕は、晶に近づくとじっくりと晶の体全体をみつめるとすぐに晶に抱きついた。

晶は、僕に抱きつかれると少しだけ悲鳴をあげた。


「う~~~ん、やっぱり晶の抱き心地は最高だよね」


僕は、晶を抱きつきながら自分の頬と晶の頬をくっつけて頬ずりをした。


「ちょっと止めてよ、光、恥ずかしいから……」


晶は、恥ずかしそうに顔を赤らめて僕の体を押してやめさせようとした。

僕は、それを阻止するように晶を強く抱きしめた。


「駄目だよ、それにこれは、兄をないがしろした悪い弟にたいするお仕置きなんだからね」

「そんな……それに真人達も見てるからね……」


晶は、恥ずかしそうに顔を赤らめて涙目で僕を見つめた。


「くすっ、そんなに恥ずかしいがって晶ったら可愛らしい~~~~~」


僕は、晶を親愛を込めて見つめ晶に抱きつきながら晶の目にためた涙にキスをした。


「ひゃん!?」


晶は、僕に目の涙にキスをされると小さく悲鳴をあげた。

晶が悲鳴をあげると同時に授業が始まるチャイムが鳴り響いた。

チャイムが鳴り響くと同時に先生が教室に入ってきた。


「それでは、授業を始めますから席についてください」


僕は、残念そうに晶を離すと晶の耳元に口を近づけた。


「寂しいけれども続きは、授業が終わってからだね」

「ッ!?そんなの知らない……」


僕は、晶の耳元で囁くと晶の耳たぶに軽く甘噛みすると晶を離して色っぽく微笑んだ。

晶は、僕に耳たぶにキスをされて色っぽく微笑みを浮かべられると恥ずかしそうに赤らめて横を向いた。

僕達は、自分の席に戻っると日直が授業を始める号令をすると先生は、教科書を開いて授業を始めた。

それからあっというまに今日の授業が終わると放課後になった。

放課後になると晶と一緒に帰ろうと思って晶を探して教室の中を見渡したけれども晶の姿が見当たらなかった。


「あれ、晶、先に帰ったのかな?

でも晶の席にランドセルは、あるみたいだしまだ学校にいるよね。

晶は、何処にいるのかな?」


僕は、晶の席を触りながら教室の中を見渡すとため息を吐いた。

僕は、晶を探して校内を歩き回った。

旧校舎の今は、使われていない空き教室のそばを通ると空き教室から物音が聞こえてきた。

僕は、空き教室の中を覗くと晶が窓のそばに立っていて窓の外を寂しそうに見つめていた。


「探したよ、晶、こんなところにいたんだね」

「えっ……ひ、光!?

ごめん、僕は、用事があるからもう行くね」

「待って、晶!」


晶は、僕に気が付くと声を裏返して驚くと僕から逃げるように教室を出ようとした。

晶が僕の横を逃げるように通ったのでとっさに晶の腕を掴んだ。


「わっ!?」

「ひゃん!?」


僕が晶の腕を掴むと晶は、バランスをくずして僕を巻き添えにして僕と晶は、倒れた。

気づくと僕は、晶を押し倒していた。

僕は、顔をあげると晶の目があうと晶は、恥ずかしそうに顔を赤らめ僕から視線をそらした。


「晶、僕を避けているでしょう」

「別に光の事を避けてないよ……」


晶は、気まずさそうに僕から視線をそらした。


「嘘をつくのは、よくないよ。

僕の事を避けるようによそよそしかったじゃない。

僕の事が嫌いになったら正直に言ってよ」


僕は、晶を押し倒して真剣な表情で晶を見つめた。


「違う、光の事が嫌いになってなんかないよ!!

ただ……光の顔を見たら光とのキスの事を思い出して恥ずかしくなったの…………」


晶は、顔をあげて僕を見つめ大声を叫んだ。

晶は、恥ずかしそうに顔を赤らめ自分の頬をかいた。


「くすっ……そうだったんだ……」


晶から僕を避けている理由を聞いて晶が可愛らしく思いくすくすっと笑った。


「もうそんなに笑う事は、ないでしょう!」


晶は、僕が晶を馬鹿にして笑ったと思い頬を膨らませてぽかぽかた僕を叩いた。


「ごめんって、別に晶を馬鹿にしたわけじゃないよ」


僕は、晶をなだめるように晶の頭を撫でた。


「むぅ~~~~~~……」


晶は、僕に頭を撫でられると子供あつかいされたと思い不機嫌そうに頬を膨らませた。


「ねえ、晶、また僕とキスをしよう……」


頬を膨らませる晶が可愛らしくて僕は、晶の頬を触りじっと晶を見つめた。


「うん……」


晶は、恥ずかしそうに顔を赤らめて小さく頷いた。


「んっ……」


晶が恥ずかしそうに顔を赤らめて小さく頷いたのをみて薄く微笑み晶の口に僕の口を近づけて親愛を込めて晶の口にキスをした。


「んっ……光…………」


僕は、晶にキスをすると晶も僕を求めるようにキスをした。


「んんっ……晶…………んんんっ……う……んっ…………んん…………」


晶は、光に求めるようにキスをされると発情したように顔を赤らめると光と激しくキスをした。


「んっ……んんんっ…………光……んんっ……………う……んっ……んんっ…………」

「うっ……んんっ…………晶…………んっ……んんんっ…………う……んんっ…………」


僕は、晶の発情したように顔を赤らめた様子に我慢ができなくなり晶を床に押し倒した。

僕は、晶の首筋にキスをするともう一度晶の口にキスをした。


「ひゃん……!?んんっ…………んんん…………んん……光…………んっ……」

「んんんっ…………晶……う……んんっ…………んんんっ……んっ……うんんっ…………」


晶は、僕に首筋をされると少しだけ悲鳴をあげた。

僕に激しく口にキスをされると気持ち良さそうにうっとりしながら僕を見つめた。

僕は、晶の声が聴きたくてさらに晶を求めるように激しく晶とキスをした。


「んんっ…………う……ん……晶…………んんんっ……んっ…………んんっ……」

「う……んんっ…………んんんっ……光…………んんっ…………んんんっ…………」

「んんんっ…………んんっ…………晶……う……んっ…………んんんっ…………」

「んっ…………光……んんっ…………うぅ……んんっ…………んん~~~~~~~~!?」

「んんっ…………んんん……う…………んんっ……晶…………う……んんん~~~~~!?」


僕と晶は、互いを求めるように激しくキスをすると限界をこえて体を振るわせて互いに支えるように倒れ込んだ。


「は~~……は~~~……大丈夫、晶……?」


僕は、息をきらしながら晶を見つめた。


「は~~……は~~……うん……もう光ったら激しすぎるよ……」


晶は、息をきらしながら恥ずかしそうに顔を赤らめ照れ笑いを浮かべて僕を見つめた。


「ごめんね、晶が可愛らしかったからつい。

これで許してくれる?」


僕は、悪戯っぽく微笑むと晶を優しく抱きしめた。


「うん、許してあげる……」


晶は、僕に抱きしめられて小さく頷き幸せそうに微笑んだ。


「ありがとう、晶」


僕は、愛おしそうに晶の頭を撫でた。


「ねえ、晶、まだ僕に見つめられると恥ずかしい?」


僕は、晶の顔を覗き込んで優しく話しかけた。


「うん、まだ少し恥ずかしいかも……

でも嫌な感じは、しないよ……」


晶は、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。


「それは、良かった。

今度、またキスをしてあげる」


僕は、右手で晶の頬を触りながら優しく微笑んだ。


「うん、楽しみにしているね、光……」


晶は、僕が晶の頬を触った右手を触りうっとりと僕を見つめ嬉しそうに微笑んだ。

僕と晶は、互いを求めるように抱きしめて休憩するとしばらくしてから二人で家に帰った。

僕と晶は、生まれてから一緒で二人で一人だと言っても良いと思う。

今回の出来事で再確認をしたと言っても良いです。

僕は、この先も晶と二人で歩いて行こうと思います。

~つづく~


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