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ないしょのないしょ♪  作者: ねがぽじ
13/13

田中律の場合ー2話ー

~ないしょのないしょ~


これは、小学生BL小説です。

登場人物は、田中 律と佐藤 蓮です。

登場人物は、全員小学生5年生です。


~田中 律の場合~


~その2~


~ライバルは、ハンサムな先生!?~



蓮と両思いになって一ヶ月が過ぎて


俺は、相変わらず蓮にラブラブアタックをされていて


クラスメートにそれをからかわられる日々が続いて


そんなある日、俺と蓮の関係を揺るがす事件が起きた。



「始めまして、星河ほしかわ 一葵かずきです。


お産の為に休んでいる村崎先生の変わりに5年3組の担任になりました。


短い間になると思いますがよろしくお願いします」



23歳位のハンサムのお兄さんが教壇に立っていて


甘いスマイルを浮かべて自己紹介をした。



「カズ兄~!?」



珍しく蓮は、椅子から立ち上がり驚いていた。


でもカズ兄……?



「おっ、お前、蓮かよ。


昔、隣の家に住んでいた。


いやー大きくなったなー


昔は、こんなに小さかったのによ」



一葵先生は、蓮を抱き抱えて高い高いをした。



「ちょっとカズ兄、恥ずかしいってよ!」



蓮は、子供扱いされて顔を真っ赤にして一葵先生を見つめた。



「蓮は、本当に変わってないよな」



一葵先生は、ニコニコ笑顔で蓮のおでこにキスをして



・・・


・・・・・・?


・・・・・・・・・!?


てっ、蓮にキスしたーーーーーー!?



「ちょっと先生、蓮に何をしているんですか!?」



俺は、慌てて立ち上がり先生に不満を表して



「何って再会の喜びを表現しているだけだよ」



先生は、俺が何故そんなに怒っているのか解らずに不思議そうにキョトンと私を見つめた。



「だからっと言って生徒にその……


キスをするのは、やりすぎだと思います」



俺は、キスの言葉を言いにくそうに顔を赤らめて伝え。



「そうなのか?


でも昔は、良く蓮にキスをしていたよ」



先生は、平然の顔で爆弾発言をした。


な、なんだってーー!?


そんな羨ましい事を何回もしていたのか!?


俺だって数えるくらいしかキスをしていないのによ!


って今は、ショックを受けている場合ではないよ!



俺は、ショックで少しだけ言葉を詰まらせた。


でも俺は、直ぐに正気を取り戻した。



「でも、それは昔の事なんですよね。


今は、もう俺達は、小学5年生ですよ。


今キスをしたらセクハラです!」



俺は、先生に精一杯の反論をしようとした。



「そうなのか?


蓮も同じ事を思っているのか?」



先生は、キョトンと首を傾げて蓮の方を向いて質問をした。



「おでこにキスぐらい普通だろ。


律は、細かい事を気にしすぎだぞ」



蓮は、キョトンとしてキスをするのが普通な事を伝えた。


蓮の奴、俺の事をあっさり裏切りやがったーー!?



「本人もこう言ってる事だし問題がないよね」



先生は、俺の方を向いて問題がない事を質問をして



「で、でも……」



俺は、蓮が取られると思って


だからなかなか先生の行動を認める事ができなかった。



「はーー……律、細かい事を気にしすぎだぞ」



蓮は、軽くため息を吐いて俺が細かい事を気にしすぎな事を指摘をして



「蓮は、気にしなさすぎだ!」



俺は、蓮の考えが気にしなさすぎだと思い


すかさず突っ込みをいれる様に指摘をして



「じゃあ、これでこの話はおしまいだね。


そろそろ授業を始めたいのだが大丈夫か?」



先生は、これ以上話しても意味がないと思い


授業を始めたい事を知らせて



「は、はい……」



俺は、これ以上反論しても意味がないと思って


だからしぶしぶと自分の席に座った。


これが自分にとって最悪の天敵と出会った最初の出来事だったりする。


それからあっという間に放課後になった。



「今日は、芸能界の仕事が無いんだろう。


久しぶりに一緒に帰ろうぜ、蓮」



俺は、放課後に蓮の近寄ると一緒に帰る事を提案して



「あっ、ごめん、蓮。


今日は、カズ兄と一緒に帰らないといけないんだよ。


ほら、カズ兄が久しぶりに俺の親父や母親に会いたいって言うからさ」



蓮は、すまなそうに謝って先生と帰る事を知らせて



「で、でも昼休みも先生に学校を案内していたじゃんか。


いくら何でもそこまでしなくても良いんじゃないか?」



俺は、蓮と帰りたくて蓮がそこまでする必要がないって不満を表して



「でもカズ兄は、まだこっちに不慣れなんだよ。


やっぱり面倒を見てあげないとな。


それにほっとけないんだよ。


あっ、もしかして律は、俺に嫉妬とかしていてくれるのか?」



蓮は、俺が蓮に嫉妬しているのが嬉しくてニコニコしながら俺の顔を覗き込んで



「なっ!?


俺が嫉妬するわけがないだろう!


いくら何でも自意識過剰なんだよ!


じゃあ、勝手しろ、じゃあな!」



俺は、蓮に嫉妬してる事を指摘されて


顔を真っ赤にして否定して


俺は、蓮に嫉妬をしてる事を言い当てられるのが恥ずかしくなって


だからわざと怒ったふりをして


蓮の返事を聞かずに教室を出て行った。



まったく俺の気持ちも知らないでよ……


蓮の馬鹿やろう……



それからとしばらく同じような事が続いて


久しぶりに蓮と日曜日に遊ぶ事になって


でもまさかあんな事になるとは思ってもいなかった。



「蓮の奴、自分から遊ぶのを誘ったのに遅刻とはどう言う事だよ……」



俺は、愚痴を言いって


でも久しぶりに蓮とデートができると思うと胸がドキドキしていていて蓮を待っていて



「ごめん、律、お待たせたな。


少し出掛ける準備に手間取ったんだよ」


後ろから誰かに話し掛けられて


その声が蓮だと直ぐに解り



「遅いぞ、蓮。


まったくいつまで待たせるつもり……なんだよ……?」



俺は、後ろを振り向くと蓮と一緒にいる人物を見て信じられなくて


驚いた様にその人物を目を開けたり閉じたりして見つめて



「って、先生!?


何で先生がココにいるんだ!?」



俺は、驚いて右手の人差し指を先生に向けて指を指差して



「そんな言い方をしたらカズ兄に失礼だろう。


ほら、カズ兄は、ここの町に引っ越してきてたばかりだろ。


昔この町に住んでいたと言ってもかなり町の中が変わっているからな。


解らないところが沢山あると思ってね。


案内することになったんだよ。


俺一人だけよりも律と二人の方が案内しやすいって思ってな。


別にそれでも構わないよな。


それとも何か用事でも合ったのか?」



蓮は、先生を町を案内する事を知らせて


何か用事があるのか質問をして



「そりゃ……構わないよ……」



俺は、蓮の頼み事を断る事ができなくて


しぶしぶ蓮の提案を了承して



「せっかくの日曜日に町を案内させてこめんな」



先生は、すまなそうに謝り


相変わらずイケメンスマイルを浮かべていて



「別に構わないよ……」



俺は、しぶしぶ返事をして


俺と蓮の二人で先生を街中を案内して


蓮は、先生の質問に嬉しそうに蓮が答えていて



全くなんだよ……


そんなに嬉しそうにする事がないじゃないかよ……


そんなに先生と一緒に居るのが嬉しいなら俺とじゃなく先生と付き合えばいいじゃんかよ……


今日は、久しぶりの雪火と2人だけのデートだと思って楽しみにしてのによ……



そう考えたら少し泣きたくなった……



ハンバーガーショップで昼ご飯をした先生が蓮と俺にハンバーガーを奢ってくれた。


気分が最悪でハンバーガーの味が全然解らなかった……


それから俺と蓮は、午後からも先生を街中を案内して


俺は、たまに先生に反抗してそれを蓮に呆れられて


今日は、そんな最悪一日で終わった。



俺は、まったく何をしてるんだろうな……



久しぶりに蓮と遊んだのに先生の所為で気分が最悪だった。


先生が悪くは、ないと解っていて


でも逆恨みを止められなかった。


それからしばらく憂鬱な日々が続いて


その日は、学校の委員会で帰りが遅くなって


教室で帰宅準備をしていて


いきなり一葵先生が教室に入ってきて



「まだ残っていたんだね。


確か今日は、委員会の集まりだったよね。


委員会は、大変みたいだね」



先生は、俺に近づいて優しく話し掛けて



「別に大変でないです。


決められた仕事をやるだけですから


ところで今日は、蓮と一緒でないんですね」



俺は、不機嫌そうに遠回しに皮肉を伝えて


先生は、俺の態度が可笑しそうに口元を押さえてクスクスと笑っていて



「なっ!?


何がそんなに可笑しいんですか!?」



俺は、先生がいきなり笑い始めたのを見て


先生が俺を馬鹿にしたと思い不機嫌そうに先生を見つめて



「いやーーごめんね、律君。


律の嫉妬があまりにも可愛かったものだからね」



先生は、クスクスと笑いながら俺に謝って



「そんなの別に良いだろう!?」



俺は、先生に馬鹿にされたと思い不機嫌そうに横を向いて


でも今までに我慢をしていた気持ちが爆発して涙があふれてきて下を俯いて


先生に自分の気持ちをぶつけるように話し初めて



「お願いです、先生……


俺から蓮を取らないでよ……


俺は、蓮がいないと駄目なんです……」



俺は、水道の蛇口が壊れたのように涙を流してわんわん泣いてしまい



「それは、大丈夫だよ。


蓮を取らないから安心をして良いよ」



先生は、慰めるように俺の頭を優しく撫でてくれて



「本当に蓮を取らないでくれるの……?」



俺は、涙を流して先生を上目遣いで見つめて



「うん、蓮を取らないよ。


それに俺は、他に好きな人がいるからね」



先生は、優しく微笑み他に好きな人がいる事を知らせてくれて



「先生の好きな人って誰なのですか?」



俺は、両手で涙を拭き先生を見上げて



「それは、律君だよ。


初めて会った時から可愛い子だなって思っていたんだよ。


蓮に律君の事を色々聞かされていてね。


気がつたら律君の虜になっていたんだよ」



先生は、愛おしそうに俺を見つめていて



「えっ、えっ!?


先生の好きな人って俺なのですか!?」



先生の告白を聞いて慌てて顔を真っ赤にしていて



「試しに俺と付き合ってみないかな……?」



先生は、俺の顎を左手の人指し指で持ち上げて


俺にキスをする勢いで俺の口に近づけてきて


俺は、顔を真っ赤にして慌てていて


でもいきなり教室の扉が開いて蓮が入ってきて



「ちょっと待て、カズ兄ーー!!」



蓮は、俺と先生の間に両手を広げて立って



「えっ、蓮!?」



俺は、突然の出来事に驚いて戸惑いながら蓮を見つめていて



「律は、俺の物だぞ!


いくらカズ兄にだって律は、渡さないからな!!」


蓮は、睨むように先生を見つめていて



「もう少しだったのにもうお邪魔虫が入ったみたいだね……」



先生は、残念そうに苦笑いを浮かべていて



「まったく油断も隙もないよ。


カズ兄の好みくらい知っていたからな。


律に手を出させないようにする為に日々監視をしていたんだよ。


それなのに目を放した隙にこれだもんな。


まったくカズ兄から目を離せないよ……」



蓮は、じと~と先生を睨むように見つめていて



「そう簡単に蓮の目を盗む事ができないみたいだね。


でも蓮に愛想を尽かして俺に乗り換えるのならばいくらでも歓迎するよ」



先生は、いつでも自分が恋人になっても良い事を伝えて


右手を振りながら教室を出て行って


先生の告白を聞いて信じられなくて


ただ先生が出て行った扉を呆然と見つめていて


蓮が怒ったように俺に近づいてきて



「律、お前は、隙がありすぎるんだよ!


もう少しでカズ兄に食べられる所だったんだぞ。


その事を解っているのか!!」



蓮は、怒った表情で俺に近づいてきて


俺が警戒がなさすぎな事を指摘をして



「ご、ごめん、蓮……」



俺は、あまりにも蓮の怒った迫力に戸惑いに素直に謝って



「これは、お仕置きが必要だな」



蓮は、怒ったように俺に近寄ってきて



「えっ、ちょ、ちょっと待て、蓮!?」




俺は、蓮から逃げる様に慌てて後ろに下がろうとして


でもその前に蓮は、俺の手首を掴んで俺の口にキスをして



「んっ…………り……つ……うっ…………んっ……んんっ…………」



蓮は、俺を求めるようにキスをして



「んんっ……れっ……ん……んんっ…………うっ……んんっ……んんっ……」



俺は、蓮にキスをされて少しだけ苦しそうにして



「うっ………んんっ…………り……つ……んんっ……うっ………んんんっ………」



蓮は、俺を求めるようにさらに激しくキスをして



「やっ…………んんんっ………れん…………うっ……んんんっ………んんっ……」



俺は、蓮にあまりにも激しくキスをされたから苦しくなり


蓮の体を押してキスを止めさせようとして



「んんっ…………り……つ…………うっ……んんっ…………んんんっ………」



蓮は、俺が逃げられないように俺を強く抱き締めて


俺を求めるさらに激しくキスをして



「んんんっ………れっ……ん…んんんっ………もう……らめ……うっ……んんんっ………んんっーー!?」



俺は、蓮に激しくキスをされて


体力の限界がきて体を震わせて蓮の方に倒れ込んで



「は~~は~~……蓮、激し過ぎだぞ………


今から帰らないと行けないのに腰がガクガクして動けないだろ」



俺は、恨めしそうに蓮を睨んで



「律が注意不足なのが悪いから自業自得だろ。


足が動けなくなるほど感じたって事なのかな?」



蓮は、意地悪ぽくニヤニヤしながら俺の顔を覗き込んで



「そんなの知るかよ!」



俺は、蓮に本当の事を言い当てられて顔を真っ赤にして


そして不機嫌そうに横を向いて



「でも今度同じような事が起きたらこんな事じゃ済まないと思えよ」



蓮は、自分の口元を右手の人差し指で触り色っぽく微笑んで


俺は、そんな蓮を見ているとあることを理解して


それは、蓮に一生敵わないだろうなって思わずにいられなかった。



~つづく~

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