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シャドウ-光を求めて-  作者: WAVE
遊園地
9/13

幸、人生初・遊園地

退院してから数週間が過ぎ、幸も能力が上手くコントロール出来るようになった。

「わあ!すごい!もうコントロール出来るようになったんだ!」

「じゃあ、もう一緒に仕事ができるな。」

「あ、じゃあ、そのお祝いってことで、明日遊園地行こうよ!」

「イイですネ。」

「いいよー。」

「久しぶりにいいんじゃない?」

みんなOKした。

「よし。決まり!」

その後、おやすみを言って、幸は自分の部屋に戻った。

「遊園地かあ。」

幸は今まで、遊園地に行ったことがない。

「楽しみだなぁ。」

人生初の遊園地のはずがあんな事件がおこるなんて、誰もこの時は思いもしなかった。


次の日。約束した通り、みんなで遊園地に行った。

「わあ!遊園地だあ!」

「え、もしかして、幸ちゃん遊園地初めて?」

「はい!」

「マジ!?」

「そうなんだー!」

「じゃあ、どれ乗る?絶叫系いける?」

「たぶんいけると思います。」

「じゃ、やっぱり遊園地と言えばジェットコースターだろ!」

となり、ジェットコースターに乗った。

「楽しかったー!」

「よかったよかった。」

「な、なんで…お前ら…こんなの…乗れるんだよ…。」

バタンと真琴が倒れた。

「真琴さん!?」

「ああ、真琴は絶叫系苦手なんだ。大丈夫だよ。そのうち回復するから。」

「そうなんですか。意外です。」

「だよなー。真琴、苦手な物なんか無さそうだもんな。でも、結構あるんだぜ。聞く?」

「巽。お前、殴られたいのか?」

いつの間にか、真琴は立ち直っていた。

「うげっ!もう立ち直ってる。悪かったって!だから殴るのだけは勘弁してくれ!痛ってえ!!」

真琴が巽の頬をつねった。

「仲いいですね。」

「幼なじみだからね。」

「へえ。どうりで。」

「と、とりあえず次行こうぜ!」

「あ、逃げた。」

「ったく。」

「まあ、いいじゃないですか。行きましょ!」

「おう。」

その後、いくつか乗ってからお昼を食べた。

「次はどこ行く?」

「やっぱりお化け屋敷でしょ!」

「ま、マジかよ…。」

「じゃあ、真琴はやめとくか?」

巽がからかう口調で言った。

「そ、そんなわけないだろ。」

「見栄っ張りだなぁ。」

「うるせえ。」

「はいはい。悪うございました。」

「じゃあ、行こう!」

幸達はお化け屋敷に入った。

「く、暗いですね。」

「あれ?幸ちゃんビビってる?」

「そんなこと、ない。ことないです。」

最後の方は、ほとんど消えかけていた。

すると、急にアナウンスが流れた。

『あー、テストテスト。遊園地でお楽しみの諸君。この遊園地は我々が占拠した。』

機械の様な声だった。

「「!?」」

『この遊園地から1人も外には出られないし、入ることもできない。さっき、警察に金を10億用意しろ、と要求をした。タイムリミットは2時間。それまでに警察が金を準備できれば、お前達は助かる。ただし、警察が準備できなければ、仕掛けた爆弾がドカンだ。』

「「!?!?」」

『この遊園地内にいるやつは全員広場に集まってもらおうか。変な動きされちゃ困るからな。抵抗するやつには容赦しねえぞ。』

アナウンスは切れた。

途端、遠くでキャーという声が聞こえ、バタバタと走る音も聞こえた。

「どうする?」

「捕まっても安全っていう保証はねえからな。」

「犯人達を倒して、人質を解放するのが一番いい方法なんじゃない?」

「でも、爆弾はどうするの?」

「それなら私、解除できると思いますよ。」

「マジ!?」

「私、頭良いですから。」

「とりあえず、広場に行ってみよう。幸、能力使え。」

「はい。」

幸の能力で姿を消して、6人は広場へと向かった。

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