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シャドウ-光を求めて-  作者: WAVE
白里幸
1/13

不思議な能力(チカラ)を持った若者たち

深夜0時。

パトカーの音が鳴り響き、時折爆発音がする。

研究所が爆発しているのだ。

その音で、幸は目を覚ました。

幸は驚いた。

自分が誰かに抱かれている。

よく見ると、その人物は中学生ぐらいだった。

しかも、周りにも数人いる。

全員、高校生か中学生だろう。

この人たちは?と不思議に思っていると、中学生ぐらいの男の人が話し出した。

「おいおい。ちょっとこれ、やばくねえか?」

「ちょっとやばいかもな。」

そう答えたのは、幸を抱いている男?の人だった。

「どうしますか?Ms.海波音。」

と言ったのは金髪の人。おそらくハーフだろう。

「どうするったって脱出するしかないでしょ。」

と少し笑いながら、大人びた男の人。

「でも、多分今の爆発はB棟の方だから、まだここは大丈夫だと思うよ。」

とタブレットを持った一番幼そうな人。

「あ、あの…」

幸は思いきって話しかけた。

「ん?ああ、目を覚ましたのか。大丈夫か?」

「は、はい。大丈夫です。あの、あなたたちは…?」

「俺たちは…」

その人が話そうとした時、前方から銃を持った男たちがたくさん出てきた。

「うおっ!?やっべ!」

後ろを振り返って進もうとすると、そちらからもたくさんの男たちが出てきた。

「おいおい。マジかよ。」

「ルイ!お前、雑魚を片付けてなかったのかよ!」

「え?そうでしたっけ?」

「お前なあ…!」

「はいはい。そこまで。今は言い合ってる場合じゃないでしょ。」

大人びた人が2人の間に入った。

「でも、どうする?真琴。」

真琴は少し考えてから、よし。と言って大人びた人の方に向いた。

「あき兄、これでお願いします。」

「?」

すると、あき兄と呼ばれた人の髪の色がだんだん緑色に変わっていった。

「!?」

「「OK! / 了解!」」

いきなり他の人たちが返事をし出したと思ったら、他の人たちも髪の色がだんだん変わっていった。

青、紫、赤、それに黄色。

「君は…とりあえずここでじっとしててくれ」

と言って真琴と呼ばれた人は幸を隅に置いて走っていった。

その後のことはよくわからなかった。

真琴が敵に触れたと思ったら、その人が動かなくなったり、黄髪の少女が指をパチンと鳴らすと、周りの敵が寝ているみたいに崩れ落ちたり。

100人ほどいた敵はあっという間に片付けられていた。

「す、すごい…」

真琴が戻ってきた。

「おまたせ。」

「あ、あの、あなたたちは何なんですか?」

「うーん…。超能力者みたいなもんかな。」

すると、真琴が言った。

「とにかく、俺たちは君を助けにきたんだ。白里幸。」

「どうして、私の名前を?」

「そりゃ、お前のお仲間さんに頼まれたからだよ。って、あれ?」

『仲間』という言葉を聞いた途端、幸は震えだしていた。

「どうして震えてるんですか?」

黄髪の少女に聞かれたが幸には届いていないようだ。

「おい!大丈夫か?!おい!」

「なかま…なかま…嫌だ…。わああああああ!!!!」

「あ、おい!」

幸は頭をかかえて走っていってしまった。

「どういうことだよ!オレ何かマズイこと言ったか?!」

「わかんねえけど、仲間が何か関係していることは確かだろうな。」

「とにかく、追いかけないとあっちは危ないですよ!!」

「そうだな。急ごう!!」

真琴たちは幸を追いかけて行った。

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