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看板娘のルピナス

ライライトの言葉に顔がひきつる

「えっ…ハウロウって勇者なの?」

店のお姉さんは不思議そうな顔をした

「あら?勇者様の事知っててそんな冗談言ったんでしょ?」

紅波は少し慌て言った

「いや、ハウロウって魔法使いが勇者なんて呼ばれてるなんて知らなくて…」

店のお姉さんは可愛い笑顔を作る

「勇者様は今の権力者のトップ達がほぼ全員力を認めた素晴らしい魔法使いよ!顔も格好良かったし時空の穴を命掛けでふさぎ、戻られなかった時も他の魔法使い達は喜んだけど、アシャティス様の落胆と言ったら今にも死んでしまいそうだったわ」

さっきの金髪に紫色の瞳のイケメン、そんなにじいちゃんの事が好きだったんだ

それなら孫に興味はないって言うよね

紅波がさらに苦笑いを浮かべると店のお姉さんは紅波の顔を除きこんだ

「私の名前はルピナスよ!あなたは?」

「クレハだよ!よろしく」

ルピナスはさらに顔を近づけて紅波を見た

「本当に女の子みたいね!」

ルピナスの言葉に紅波は笑った

「うん、女だからね!」

ルピナスの顔が青くなる

「ライライト様、何て格好させてるんですか?」

絶叫とも悲鳴とも言えない声で叫んだルピナスにライライトも驚く

「えっ!俺?いや、俺がこの格好させてる訳じゃないんだが」

ルピナスの顔が迫力を増す

「嘘おっしゃい」

「ルピナスさん、自分が住んでいた国では一般的な格好なんだよ!男女問わずこんな格好なんだけど変かな?」

慌てて紅波が言うとルピナスは目を見開き紅波の腕をつかんだ

「ライライト様、彼女お借りしてもよろしいですか?ライライト様が世間体を気にしてこんな格好させているんじゃ無いなら良いですよね!」

ルピナスの迫力にライライトは頷くしか無かった

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