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親友の孫

ライライト目線で書きます!

俺の大事な友人には孫が出来ていると聞いたのは数時間前

何でも時空の穴に落ちた友人ハウロウは違う世界で嫁や娘や孫が出来て、帰るのを渋ったらしい…

かわりにきた孫は皆から持たされた荷物の重さに耐えられなくなったアシャティスの使い魔に森に落とされ行方が分からないようだと聞いたときは目眩がした

「ライライトさん、ここのごはんめちゃくちゃ美味しい!ライライトさんは食べないの?」

「あぁ、そうだな」

手にしたフォークで料理をつつきながらも目の前にいる人物が気になり口まで運ぶまでにはいたらない

ハウロウの孫と聞いてもハウロウに似ているようには見えない、ハウロウは赤みがかった長い黒髪に焦げ茶色の瞳の優男だったが目の前の人物は綺麗な長い黒髪になんだか吸い込まれそうな黒い瞳が目を引くこの辺では見ない組み合わせの…女性

「ライライトさん、もしかして私が本物か疑ってます?」

彼女は不安そうに聞いてきた

「いやハウロウからの手紙は本人の筆跡だたから疑ってない、ただ、似ていないと思ってな」

彼女はキョトンとすると可愛らし笑顔を作った

「うん!どちらかと言うと蘭様似だって言われるかな?ちなみに蘭さまはハウロウの奥さんだから、私のばあちゃんだよ!」

嬉しそうに話す彼女は可愛かった

ふと、ハウロウからの手紙を思い出す

近況報告もそこそこに大事な孫娘を心配する内容がビッチリ書かれていて途中で読むのを止めた

だが大まかに言えば孫娘に変な虫がつかないように見ていろ的な事が書かれていたと思う

最後まで読んでいないがそんな感じだ


しばらくすると、他の料理を持ってこの店の看板娘のルピナスがやって来て料理をテーブルにおく

「お兄さん何処から来たの?ライライト様と一緒ってことは騎士になるの?」

ルピナスは完璧にクレハを男だと思っているようだった

それも仕方がないのかも知れない、この国では基本男はズボン女はスカートと決まっている

クレハは服装は上が大きめな白いシンプルなシャツに少しピッタリとしたズボンで、この国では一般的な男の服装なため俺もハウロウの手紙がなければ核心は持てなかったと思う

世の中には女顔の男など腐るほどいるから仕方ない

「お姉さん可愛いね♪ここの娘さん?それとも従業員かな?ちなみに自分は異世界から来たよ!」

クレハの言葉に俺が絶句しているうちにルピナスがケラケラと笑う

「お兄さん面白い人ね!私はこの店の娘よ!異世界何て、この国の勇者様みたいね!」

ルピナスがさらに楽しそうに笑いながら言った言葉にクレハは俺の方を見た

「ハウロウのことだ…時空の穴を1人で閉じた勇者だって言われてる」

俺の説明にクレハはフリーズした


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