祖父の親友
街につきました!
街の入り口には門番らしき騎士様達がいて簡単には入れてくれそうに無い雰囲気漂っています
門番の前十メートルほどのところでどうやって入るか悩んでいた紅波は確実に不審者であった
どう考えても入れるきがしないと思っていると、門番とは別の騎士と魔法使いだと思われる装いの男が現れたのがわかった
その二人は紅波に近づいてきた
「師匠の孫とはお前か?」
黒いローブを着た魔法使いらしき男は深く被っていたフードを外した
年の頃は17~18才位で175センチほどの背丈で色の薄い金髪に紫色の瞳が印象的なイケメンに紅波は覚えがあった
「えっと、もしかしてアシャティス、ウェンディネさんですか?」
祖父の小説に出てきたアシャティスと言う人はもう少し年齢が低く12才だったが、色の薄い金髪に紫色の瞳とイメージがピッタリだった
「なぜ僕の名を知ってる?」
「あっ、祖父から聴いていた容姿にピッタリだなーって思って」
アシャティスは不機嫌に言った
「孫に興味はない、ライ様に後は任せます」
そう言い終わるとアシャティスは紅波に背をむけて去っていった
次にライ様と呼ばれた騎士に視線を向ける
年の頃は二十代後半ぐらいで藍色の髪に水色の瞳の背丈は180センチはありそうなイケメン
こちらの男にも紅波は覚えがあった
「ライライト、ミラルーシェ」
「ああ、そうだ…お前は?」
「紅波」
「クレハだな」
ライライトは名前を確認するとフリーズした
大丈夫かなこの人?
紅波はふと祖父から預かった手紙を思いだしウエストポーチに手を入れ手紙を取りだし、ライライトに手渡した
ライライトは手紙を読み終わるとゆっくりと言った
「一応、ひととなりはタイムから聞いている…あぁ、飯でも食うか?」
明らかにどう対応していいか分からないようだと紅波は思ったが、お腹もすいていたので素直にうなずいた
「うん、お腹すいた」