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手紙

紅波目線です

短いです

私にとってライライトさんは、じいちゃんの親友


そして、初恋の人


じいちゃんの話す親友の話はドラマチックで、過激

それでいて、イタズラも、恋も、親友以外が知らないと、言う知的な感じが好きだった

「じいちゃん、ライライトは格好いいね!こう言う恋人って良いよね」

小説の中の登場人物だと思い込んでいたから、じいちゃんに笑顔で言った

じいちゃんは複雑そうな顔をして、それから笑顔を作った

「ライライトみたいな男を連れてきたら殺すよ」

笑顔で殺すと言うじいちゃん、その頃は何だか、恋人はじいちゃんに勝てそうな人じゃないと駄目だって思ったし、そんな人間は存在する気がしなかった

「ライライトみたいな男は駄目だがライライト本人なら良いぞ」

「?本人?」

「ライライトはじいちゃんの親友がモデルだからな、ライライト本人なら紅波をくれてやってもいいかな~」

「じいちゃんの親友って事は老人じゃん、お金持ち?お金持ちなら考える」

「金持ちだよ、財産目的での結婚、良いぞ!」

祖父はゲラゲラと笑い転げた




思い出したら、かなり凹んだ

ライライトさんと、イライザちゃんがソファーに座るのを見た時、ふと、ライライトさんに渡した祖父からの手紙を思い出した

ライライトさんは最後まで読んでいない手紙

「……………今すぐ処分しないと」

じいちゃんの性格を考えれば確実に最後の方にろくでもない事を書いているに決まってる

「ライラぃ…ライさん、じいちゃんからもらった手紙って今あったりします?」

「いや、寮の自室に置いてある」

私は頭を抱える

「どうした?」

「出来れば…いや、良いです、少し気になっただけです」

下手に読むな、なんて言ったら気になって読むに違いない

「ハウロウがなに書いてるか気になるのか?」

「…気になります」

そして処分したい

「今度持ってきてやる、もし欲しいならやるが」

「本当ですか!ありがとうございます!」

ライライトさん、いい人

そんな中、イライザちゃんが1つ咳払いをしてソファーから立ち上がった

「そろそろ、失礼させて頂きましょうか、クレハさん」

「うん、ら、ライさん、手紙よろしくお願いしますね!」

私とイライザちゃんはライライトさんに笑顔をむけて執務室をあとにした

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