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"師匠と孫"

アシャティス目線


しかも短いかも…

僕の家では魔力を強く持って産まれる事が当たり前で、その中でも魔力を匂いで判断できる僕は幼いながらも社交界の場に駆り出され相手の真意をたしかめる為が仕事だった


あるパーティーで始めて師匠に会った

いつも僕が居ると声をかけてくれるライ様の横に師匠は立っていた

「アシャティスこいつはハウロウだ、ハウロウこの子はアシャティス、ウインディネの次期当主だって噂の子だ」

師匠はライ様のその話に対して興味が無い様子で僕を抱き上げると笑顔をくれた

しかも、今まで嗅いだことのない良い匂いがして僕は彼にしがみついた

臭い魔力の匂いを嗅がされ続けて気持ち悪くなってきていた僕には彼にしがみついていることが幸せで仕方なかった


師匠が居なくなって、ぽっかり穴が開いたような喪失感に襲われた

耐えられなくなり使い魔のタイムを使って彼を探し始め、ようやく見つけた彼はこっちには帰ってきたくないと言っているときいて息が出来なくなるかと思った

彼のかわりに孫をつれつきたと聞いたとき、彼に似た者なら良いと思った

だが来たのは彼には少しも似ていない黒髪に黒い瞳の女だった

遠目から見て腹が立った

そのままライ様に彼女を押し付けた

それからしばらくして偶然彼女の近くを通った時、師匠と同じ、嫌、師匠より良い匂いがして僕は思わず彼女を抱き締めた

嫌がられて怯えられ、あの時ライ様にまかさなければと本気で後悔したがもう遅い

彼女が僕の側で笑ってくれたら良いのに

「はぁ~」

意図せずため息が出た

「大丈夫ですか?アシャティス様がため息を着かれるなんて珍しいですわね!」

彼女は僕の秘書のようなもので、魔力が少しだけ存在するその少しが臭くてたまらないが仕事が出きるから雑にも扱えない面倒臭い女だ

「大丈夫…」

その時だった執務室の中からでもわかる

彼女が同じ建物の中に居る

空気が清んでいく感じ

僕はゆっくり立ち上がる

「どうしました?」

「少し出てくる」

僕はそのまま執務室を出た

彼女に会いたい

その一心で、


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