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アシャティスの事情

ファンタジーにしたわりに恋愛色が強くなってきました!

なんだかすみません!

魔法使いには登録がしつようなのだとアシャティスに教えられたが、紅波はすでに歌士として有名になっていたため魔法使いの登録は見逃してくれるらしい

「貴族がお前に群がるのは嫌だからな」

それは紅波にはありがたい話だった

「ありがとうアシャティスさん」

アシャティスは少し眉間にシワを寄せた

「孫、お前年はいくつだ?」

アシャティスに対して距離をとりながらもハッキリと告げる

「17歳ですけど?」

「なら同い年だな、敬語は使うな!」

アシャティスの言葉に紅波はアシャティスって老けてる

二十代にしか見えないと思ったがあえて言わなかった

「でも…偉い人ですよね?」

「僕が良いと言っている」

アシャティスは紅波に近づいた

紅波はかなり怯えて後ずさった

それを見てアシャティスは寂しそうな顔をした

紅波はなんだか自分が悪いことをしたような気がした

「もう許可なくあんな事しないと誓うから近づいても良いだろうか?」

アシャティスのしおらしい言い分に紅波は仕方なく近づいた

「ヤッパリいい匂いだ」

紅波はその言葉に一気に距離をとる

「それ、思っても言うの止めて、じゃないと怖すぎる!」

アシャティスはゆっくり話し出した

「僕は…魔力が匂いでわかる、魔力には種類があって欲にまみれた魔力は悪臭に純粋な魔力は良い匂いに,純粋な魔力を持っていても貴族と係わると大抵臭くなるんだ」

アシャティスは紅波に向けていた視線を少し外した

「今まで貴族と係わっても良い匂いだったのは師匠だけだったし師匠のそばにいれば悪臭も届かなかったんだ、そばにいれるだけで幸せな気持ちになれた、お前も同じだ!」

紅波は少し驚いた

「そんなの分かんないよ!普通に欲ぐらいあると思うし…例えばとか出来ないけど」

アシャティスは初めて小さな笑みを浮かべた

「ライ様とラズ様の二人にかかわって匂いが変わらないんだから変わるわけない」

アシャティスは紅波に近づくと言った

「そばに居たい」

その場にいた紅波以外は、告白の返事を待っていた

「それって厄介な力だよね、私で少しは楽になるなら触らないって条件付きでそばに居ても良いよ!」

紅波以外の全員が違うだろ!と心のなかで突っ込みを入れたが、アシャティスからしたら逃げ回られるよりはましに思えた

「ありがとう、孫」

「その孫ってのやめて!紅波だよ」

「クレハ」

アシャティスは紅波の名前を言うとキラキラの笑顔を作った

紅波はそのままアシャティスから目を反らした

「何故目を反らす?」

アシャティスから笑顔が消えた

「嫌~~~~~~見ちゃいけない気がして」

紅波はばつの悪い顔をして頭をかいた

「アシャティス様普段表情無いから笑うと破壊力半端ないですね…」

ルピナスの呟きにライライトとラズナーは頷いた



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