架空の空
極度の緊張により、思わずヘリの窓から顔を出し、黒い海に落ちる水の数々と耳を麻痺させる程に煩く、けたたましい雷鳴をあげる雷を見て、マクレガーはなにか不吉なものを感じた。
「...生きて帰る。待ってろよミザリー。」
このフラグビンビン発言をぶちかます男の名はマクレガー。ジョン・マクレガー新兵だ。
僅か20歳でVR訓練のレベル5をクリアし、このRATストライカー部隊に配属された経歴に華のあるエリートで、故郷に幼なじみを残してきている。
「おいおい...いきなりフラグ建ててんじゃねーよ...ルーキー」
20代後半の渋みのある顔立ち___口にキューバ製の葉巻を設け、頭には”平和のブルース”が刻まれたバンダナを巻いている。
この男の名はエリック・R・プリスキン。PMCのベテランでこの作戦のため、俺と共に雇われたマーシナリーだ。そして共に戦場を駆け抜けた相棒でもある。
「お、お前らよく平静としていられんなッ~、これから死ぬかもしれねえのによぉ...」
こいつは小心者のイワン。IQは高いがネガティブ思考でお調子者。ちなみにこいつは兵士ではなく生物兵器対策のエリートだ。
「ふぅ...あんまりネガティブだと早死にするぜ、ジャコブスさんよ。」
コイツも相棒の一人で名前はユウキ・カイドウ。冷静沈着な性格で律儀なジャパニーズだ。
「そうだな。心配性もほどほどにしないと心臓発作でも起きて島に上陸する前に逝かれちゃ困るからな。俺達はあんたをエスコートしながらダイダロスをぶちのめさないといけないからなあ!」
俺はそう言って、念入りに点検したCOMANDOをガチャリと床に置いた。
___黒い空と比例するように黒く暗い海を背景にブラックホーク4機が稲妻をかい潜るように飛んでいる。
4機のブラックホークから60マイル程のところに、今作戦のターゲット、ダイダロスがある。
ダイダロスとは生きるもの全てを屍に変えてしまう生物兵器で、ブラザーフッドと名乗るテロリスト集団に研究所ごと奪われてしまったらしい。
ブラザーフッドは___研究所の職員31名を人質とし、身の代金350億ドルをアメリカに要求し、これを阻んだ場合、アメリカ合衆国の主要都市全てにダイダロスを打ち込むと脅迫、アメリカ側は秘密裏にテロリスト狩り”RATストライカー部隊”を結成し、SEALs21連隊と共にオーストラリア近隣に浮かぶ孤島オーストリッチ島に派遣...。ここまでが俺らが知っている事情、だ。
どうも^^前々からミリタリーものの小説を書きたいと思っていて遂に実行に移すことに成功した本作!
...なのですが、またまた1008文字以降書き続けることが出来ないバグが発生。これが治らないことには続きの書きようがありません...困ったなあ...。
ということで、これの解消方法を知っている方がいましたら、是非、レビューや感想、メールなどで教えて頂けると幸いです(^_^.)
ああ...続き書きたい(Q_Q)↓