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元旦
元旦。
澄んだ朝の世界
ちょっぴり薄靄白んでいる
光がさす
あたたかくも凛とし
新年にふさわしい
白い息が空に溶けていく
町はまだ静か醒めない
誰もいない
静謐の空間
小さな道を
歩く歩く歩く
ざっざっ
静寂が破られ
足音だけを大きく聞こえる
息を吸い静かに吐く
立ち止まり見上げる
再び訪れる静けさ
元旦の空
雲少なく晴天なり
太陽を見やり眩しさに目を細める
差し込む光が白き線となりて
掘割に注いでる
立ち止まった橋の上
ぐっと拳を握り
ざっざっ
歩く歩く
あけましておめでとうございます。
