ネタ切れ
ネタ切れであんなのを見せられたら、こうなっちまわぁ(白目)
現在、自室のベッドで寝転がり、ウンウン唸っているナマモノが居た。
「ネタが出てこない!!」
ナマモノが叫んだ通り、こいつは素人小説投稿サイトへ、ネタを思いついたままに書き殴りテキトーに投稿しているナニカである。
このナニカは書いて投稿するのが目的で、作品への感想がひとつももらえるとは思ってない変人で、むしろ感想がもらえると「反応があったのは嬉しいけど、なんで感想をくれたのだろう」と感じてしまうほど自作品への自己評価が低い変人だ。
評価の点や、いいねをもらえても、それでなんで評価されたのかと動揺してしまうほどに自身を下に見る変人だ。
そのナマモノはこうして、定期的にウンウン唸る習性があった。
その唸っている時間が最近妙に増えてきているが、それは恐らく、書くことへの意欲が湧いてこないからだろう。
何か面白い作品をいくつか眺めて刺激でも受ければ、また書きたくなるだろう。
が、現在はご覧の通りで刺激を受ける作品に出会えず、ウンウン唸るナマモノのままで脱却できずにいる。
「気晴らしに何かゲームでもすれば、ネタが出て来たりしないかなぁ……」
なんてボヤいてみるが、そんなのはどんな効果があると言うのか。
実際、ネタなんてその程度でピンと来てばっかりだったなら、世の物書き達は苦労していない。
その辺は通り一遍経験済みであるナマモノなので、期待すら持てない儚い期待とかいう矛盾した感情でボヤいてみただけだったりする。
「いやしかし……だからこそ、あえて叫んでみるのはどうだろうか」
もはや苦し紛れの一手。 ダメなのは重々承知だが、やってみたら何かが変わるかもしれない。
そんな変な気持ちにさえなって、それに縋りたくなっている様子。
「よしやってみるか! カモン、何か面白いネタっ!!」
…………無茶振りにもほどがある。
「まあ、無駄だよね」
そして、何も起こらず、赤っ恥をかくだけで終わる叫び損……………………………
「お? おお? おおおおおお?」
ではなかった。
「おお! おおっ! おおっ!!!」
一体どんな奇跡が起きたと言うのだろうか。
ナマモノの頭へ、まるで叫びに応じるように、知識が滑り込んてきた。
いあ いあ はす□あ
はす□あ くふあやく △るぐとむ
△ぐとらぐるん △るぐとむ
あい あい はす□あ
「NOOOOOOO!!!」
入り込んだ知識は深淵から覗かれる、哀れな犠牲者を狂気へ誘い込む危険物だった。
この狂気へ誘う指先に触れてしまったナマモノは正気度チェックです。
三角様みたいになってるマッチョがコピペで増殖している画像を、某動画投稿サイトのSNS風機能により5連続で見てしまいました。
複数の配信者さんによるコラボのセッション中の1枚っぽいです。
それを、おすすめでスクロールしてたら、それぞれの発言として5連続。
一応同じジャンルの動画投稿者ですが、違う人達なのにみんなで一斉に同じ画像を上げるんだもん。
SANチェックに失敗して一時的狂気になって、こんなのを書き上げてしまってもおかしくないよね(震え声&痙攣)