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トヤさん、青森に行く

トヤさんは青森に来ました。


「何でや?何でなんや?」

トヤさんは農家のおじさんに怒られて、少し涙目だった。

「よくテレビでお一つどうぞってあるやんか。なのに、何でうちはあかんのや!」

「それは有名人だからだよ」

当然である。

一般人が無断でりんご林に踏み入り、勝手に食べれば、それは犯罪である。

怒られるだけで済んで良かったと思わなければいけない。

普通に警察沙汰だ。

それに有名人だってちゃんと断って、善意でそのリンゴを受け取っているであろう。

トヤさんとは違う。

「有名人やったら何でも許されるんか?そんなん卑怯や」

「いや、ちゃんと前もってテレビ局が金出して取材してるかもしれないじゃないか」

「そ、そんな・・・あの善意に満ちた笑顔が演技やと?」

何かまずい事を言った気がする。

非常にまずい事を言った気がする。

「そんなん嘘や!うちはそんなん信じへんで!」

トヤさんはそう言って走っていった。

泣きながら。

・・・

トヤさん、うん。嘘。嘘でいいと思う。それでいいよ。うん。


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