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トヤさん、北海道に行く

トヤさんは北海道に来ました。


「何でや?何でなんや!」

何故かトヤさんは憤慨していた。

どうせ仕様も無い事だろうと思う。

「どうしたの?トヤさん?何かあったの?」

「何で北海道やのにこんな暑いねん?」

「ああ、夏だからね」

「北海道に夏があるんか?」

「・・・あるよ。夏ぐらい」

とりあえずトヤさんは北海道民に謝るべきだと思う。

「そうか・・・北海道にも夏があるんか。うち、北海道はずっと永久凍土の世界やと思っとったわ。勘違いやったんやな」

どう勘違いすればそうなるのか理解に苦しむ。

「そやったら、もしかしたら北海道に氷河はおらへんのか?」

「氷河?」

「知らへんのか?こう、こういう奴や」

と言いながら、トヤさんは伸脚しながら両手をパタパタとさせる。

時折片足を上げてこけそうになりながら、両手をパタパタとさせる。

恐らくトヤさんはアニメの話をしているようだ。

そして、きっとトヤさんは北海道とシベリアとを勘違いしている事が分かった。

「ロザンショウリュウハ!!」

「・・・トヤさん。それ、技違う」

「・・・」

「・・・」

「・・・手違いや」

何の手違いだろう。

「でも、北海道に氷河おらんのやったら、北海道用無しやな。こんなとこ来た意味ないな」

・・・

トヤさん、やっぱり北海道民に一回謝っておくべきだよ。


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