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哲考所  作者: 歌川 詩季
31/43

第30考.人差し指

 ちょっとまじめっぽい。



※noteにも転載しております。

 指でものをさすとき、どの指を使いますか?

 第2指——人差し指ですね。


 だけど。

 なんで「人差し指」は第2指なのでしょう?

 腕の中心線からまっすぐさすのなら、中指こそ「人差し指」であるべきではありませんか?


 この疑問に答えるには、四足動物にまで帰らねばなりません。

 我々のはるか先祖も、四足動物であったはずです。

 彼らは、「手」ではなく「前脚」をもつため。ものや方角を「さす」ためには、顔を向けて目線を使ったことでしょう。現代の犬や猫もそうしています(っぽい)よね?


 その習慣は我々、人間にも残っていて。

 両手がふさがっていれば、顔を向けて、目線、首振り、あごなどでものや方角を「さす」こともあります。

 進化の過程で後天的に、手と指を得たことから考えれば。指で「さす」ことは、この顔を向けて「さす」ことの補強。よりわかりやすく、さししめすための行為とみることができるのです。

 すると、五指のうち、横向きにはえている第1指の親指(「 母指対向性(ぼしたいこうせい)」と呼びます)をのぞいた四指のうち、補強されるべき顔の向き、目線に近い、もっとも内側の指が「人差し指」となるのです。


 よって、手の甲をうえにしてものをさすなら、第2指が「人差し指」となるわけですが。

 もし、手のひらをうえにしてものをさす習慣がありましたら、第5指の小指こそが「人差し指」になっていたかもしれませんね。



 ちなみに。

 猿は足にも「 母指対向性(ぼしたいこうせい)」があります。足で木の枝をつかむためです。

 ところが、歩くために人間の足には「 母指対向性(ぼしたいこうせい)」がなく、親指も他の四指とともに、前を向いています。

 ということは。

 両手がふさがっているとき、足のつま先でものや方向を「さす」ことがあれば。

 つま先全体ではなく、あえて言うならどの指で「さす」のかと問われたら。第2指よりも内側にあり、「 母指対向性(ぼしたいこうせい)」がないため前を向いている親指こそが「人差し指」ということになるのでは?

 足の構造上、甲がうえになりますからね。

 こじつけのわりに、生物学をとりこんでみました(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] まじめっぽいので、どこまでが本気なのかが見極めつかないのですがw ポインティングの指ですが、「ちょっとこっちに顔貸せ」ってな具合に使う時は、親指を横に向けて使う事もあると思います。相手は前…
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