第10考.カニ型パンと、カニ風味カマボコ
モノマネは苦手です。
ミーアキャットくらいしか、できないかなぁ。
※noteにも転載しております。
固有名詞を避けるため。
あえて、もってまわった言いかたさせていただきます。
カニ型パンと、カニ風味カマボコ。
おなじ、カニを模した食品であるのに。こうも、在りかたが違うとは。
いや、違うもなにも。ぜんぜん別物じゃん?
ええ、ごもっとも。
ごもっともですけど。
両者とも、同じテーマ「カニを模した食品」を以って造られているはずなのに。
ぜんぜん別物になってしまっている。
それが、ポイントなのです。
いや、原因は明白なんですが。
違っているのは、両者の
「カニのどこを模するか?」
なんですよね。
カニ型パン
→ キャラクターとしてのカニの形状
カニ風味カマボコ
→ 食品としてのカニの形状。および、食感や風味まで
この違いが、両者をぜんぜん別物にしてしまっている。
まあ、パンとカマボコって時点で、ぜんぜん別物なんですが。
カニのキャラクター型、カマボコってのはともかく。カニ食感 & 風味のパンは無いなぁ。
んで、ふと思いついたのが。
モノマネ芸能人さん。
同じ人をモノマネするにしても、各人それぞれの真似するポイントってありますよね。もちろん、何から何まで完コピしちゃうかたも、おられますが。
そんでもって、例えてみると
カニ型パン
→ 声や喋りかた、仕草はともかく。容姿を誇張して、似顔絵的に似ている
カニ風味カマボコ
→ 誇張して似せてはいないが、特徴を捉えて似ている容姿。声や喋りかた、仕草はそっくり
似せる対象は同じでも、違った芸風のモノマネ芸能人さんみたいになるんですよ。
彼 & 彼女ら同様、そっくり食品にも。その成り立ちにはたくさんの努力や、試行錯誤があったことでしょう。
「偽物」ではない。「そっくり」の妙を、これからも楽しませていただきたいものです。
人工イクラなんて、舌が肥えていない私にとっては、完コピみたいなもんですからね。
え、カニ型パンはそっちのジャンルに入れちゃだめ?
豆腐ハンバーグや、大豆ミート。
おいしいです!




