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勇者を殺す為に復讐の鬼となった少年  作者: ナイトメア・ゼロ
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プロローグ

ある村に生まれた少年。少年には力があった。少年は村で1番の剣士だった。少年には師匠もおらず両親もただの農家だった。そんな少年は何の因果か剣の才能を持って生まれた。


少年は5歳の時に剣に興味を持ち8歳の時には我流であるが剣の特訓を始めた。農業の手伝いを無視して剣の特訓をしていたこともありよく両親に怒られていたが少年は気にせずに鍛え続けた。そんな少年をを尊敬している少女がいた。少年の幼馴染。名前は、エリス。肩まで伸びた茶髪と宝石のような黒い瞳を持つ可愛い少女だった。


2人はとても仲が良くエリスは少年の特訓によく付き合っていた。時には木で作られた剣で一緒にチャンバラをしたり真剣勝負のような試合をしたりして遊んでいた。エリスの家系は、父親が元王国の騎士であった。しかし魔物との戦闘により深い傷を受けやむをえず騎士を引退しその後村に引っ越し農業を始めその村の女性と結婚しエリスが生まれた。父親の才能を受け継いだのかエリスは剣の成長が早く少年より強くなるまでそう時間はかからなかった。


2人は、10歳になるとエリスから告白され少年は付き合い始めた。2人は時々喧嘩するが仲の良さは昔以上に良くなり2人は結婚の約束までしていた。両両親はその姿を見て微笑ましく思っていた。






















しかしその幸せな時間は突然終わりを告げた。


大昔、伝説の勇者によって封印されていた大魔王『ギャン』が何者かの手によって封印が解かれたのだ。それに気づいた王国はすぐに選ばれし勇者の捜索を始めた。王国の教会の大司教の頑張りにより勇者を発見に成功。そしてギャンの封印をする為に必要な選ばれし4人の聖女も発見された。そしてその聖女の中に幼馴染のエリスの名前があった。


エリスは、「世界が平和になったらすぐに帰ってくる。その時に結婚しよ」と言って少年と別れた。その時の少年とエリスの年齢は15歳だった。























エリスが勇者と旅立って5年が経った。その時王国に朗報が入った。その朗報とは大魔王『ギャン』の封印に成功したことだった。勇者と4人の聖女は無事でありそれを聞いた少年は喜んだ。しかしエリスが帰ってきたときにはエリスは変わり果てていた。エリスも他の聖女も勇者に依存していたのだ。勇者は、4人の聖女を自分の嫁にするといい王はそれを了承した。


その話を聞いた少年は信じられない顔をしなんとかエリスに会い訳を聞くと。


「私は勇者様を尊敬しています。あなたみたいな凡人と違い勇者様は自身の才能で世界を救い私はそれをお手伝いした英雄。今の私とあなたじゃ天と地との差があります。そんなあなたと結婚?面白い冗談ですね」


エリスはそう言って見下した目で少年に言った。少年は信じられない顔をしてエリスを見つめた。少年はエリスとの結婚を破棄されそして自分の大好きな幼馴染が変わってしまったことにショックを受けた。


村に帰った少年の目には、信じられない光景が映った。それは村が焼き尽くされた光景だった。


「な、なんで。と、父さん?か、母さん?みんな?」


少年は、頭が真っ白になった。なんで村が焼き尽くされているのか。村のみんなはどうなったのか少年は頭が真っ白になっていると。


「・・・・・」


「・・・・・」


話し声が聞こえた。少年は慌てて物陰に隠れるとそこには王国の騎士団がいた。


「しっかしすごいな。剣の聖女様は自分のことを知られたくない為に自分の両親だけじゃなく自分の故郷を全て灰にしろってなぁ」


「確かにな。いくら勇者様の寵愛を受けてるとはいえな。まぁ、こんな薄汚い村の出身だということが他の貴族にでも知られたら弱みになっちまうし仕方ねぇのかもな」


そう言って騎士達は馬に乗ってその村から去った。その話を聞いた少年は、涙を流した。


「・・・・・・エリスが?エリスのやつがこんなひどい命令をしたのか?」


少年はそう言って涙を流しながらそう言うと口から血が出るほど強く歯をくいしばり手から血が出て流れるほど強く握り拳を作った。


「ふざけんな。父さんと母さんを・・・・・・おじさんとおばさんを・・・・・・そして村のみんなを殺しておいて・・・・・・・・フザケンナアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」


少年は泣きながら大声でそう言うとエリスのいる城の方向を見た。


「殺してやる!!!何年かかってもどれだけの犠牲を払ってでも殺してやる!!!王国も!!勇者も!!あのクソ女も!!全員皆殺しにしてやる!!!!!」


少年はそう言って泣きながらエリスのいる城を睨み続けた。


もう少年には、彼女を愛する心も無い。あるのは家族を村のみんなを殺した女への憎しみとその原因となった勇者への憎悪そしてそれを実行した王国への復讐心が少年を変えた。


もう後戻りは、できない。少年は復讐の為に鬼となったのだ。

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