第3話
俺は、食材の買い出しをする為外出している。
しかし、月に一度の
怒涛のテンプレラッシュにあっている。
例えば、
隣の家の30歳未亡人にお茶に誘われたり。
ナンパ絡みされていた美少女が、
俺の事を彼氏と言い出したり、
その他細かいテンプレに出会っている。
通常の主人公なら、
この出来事がきっかけで物語が
始まって行くのだろうが、
俺には、知ったこっちゃない。
俺はテンプレから抗うと決めたからである。
まぁ本音は、
未亡人の奥様と、チョメチョメしたいし
美少女と、破天荒ラブコメしてみたいけど
しかしだ!
テンプレとは、
しかれたレールにしか進めなくなるのだ。
例えば、未亡人の奥様とチョメチョメしてみろ
この小説は18禁小説となり、
この小説を書いている筆者は友人に性癖が
バレる事になるだろう。
それくらいならまだいいだろうが
美少女と、破天荒ラブコメなんてしてみろ
お前らそんな感じの
小説糞ほど読んだことあるだろうううずううつつ
だからおれ山田太郎は皆に見してやりたい
テンプレから抗い世界最高と呼ばれたENDを
「きやぁああ」
熱弁中失礼!新しいテンプレだ。
角を曲がったとき走ってくる少女にぶつかった様だ。
スローモーションのように時間が流れる。
ぶつかった少女は食パンを咥え竹刀を持っている
遅刻しかけで焦っているのだろうか。
食パンは口からこぼれ、地面に垂直に落下している。
ここで2つの選択肢がある
テンプレに抗うために少女を見捨てクズ男になるか
テンプレを受け止め一人の少女を助け主人公になるか
究極の選択である。
俺は少女を、助けた。
尻餅をついた少女はイテテとお尻を擦っている。
え?少女を助けてないって?
いや俺はちゃんと助けたよ。
少女の昼飯を
「ごめんなさい。寝坊して朝練遅刻しそうで」
「ケガはないし大丈夫だよ。ほら、食パン駄目にならなくてよかったな。もう12時過ぎてるし急げ。」
俺は少女の口に食パンを押し込んだ。
「え?いま昼なの?ステーキ咥えてきたらよかった!」
「いや、そこじゃねえだろ」
「なんですかもう、ソーセージ咥えろって事ですか?」
「ランチパッ○咥えてろ!」
走っていく少女の背中を見送り、
帰路に立つ。
あ、
自宅の目の前であの少女が佇んでいた。
どうやら食パンを落としたようだ。
少女の背中からただならぬ負のオーラが放たれている。隣の未亡人宅の犬はその不穏な空気からキャンキャンと吠えている。
近寄り難い雰囲気が流れ、
それから自宅に入るまで30分の時間を要した。
あの少女は無事部活に行けたのだろうか?
遅くなりました。
3名の方ブックマークしてくださってありがとう御座います。
文章力がなくお見苦しい所お見せしますが、何卒よろしくお願いします。
今回から投稿スピードを上げたいとおもっています。