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やせ我慢

優雨は胸を押さえて苦しそうにしている。早苗は優雨の背中をさすり、様子を見た。




優雨自身、今の自分の状況があまり理解できていなかった。急に胸が苦しくなったのだ。


さっき追いかけてきていた影を通り抜けた時から、急に苦しくなり始めたのだ。息苦しさと共に、とてつもない絶望感が優雨を襲う。




体験したことのない苦しみに、脂汗をにじませる優雨。無理やり息を整えながら、優雨は早苗に笑顔を見せた。




「大丈夫、大丈夫だから。ゴメンな、心配かけて」




優雨は立ち上がり、歩き出した。少しふらつきながら前へと進む。




早苗は心配ではあったが、とりあえず優雨についていくことにした。




優雨は今出てきたドアの正面にあるドアを選んで開けようとした。


しかし鍵がかかっていてあか開かない。


優雨はさっきの部屋で手に入れた鍵で開けようと試みるが、それでも開かなかった。


残るドアは一つ。




優雨は最後のドアを開けようとした。


しかしこのドアにも鍵がかかっている。


優雨は鍵を取り出して鍵穴に差し込んだ。すると鍵は違和感なく鍵穴に収まり、鍵が開いた。




鍵が開くと、ドアはひとりでに不気味な音を立てながら開いた。


ドアの先に見えた部屋は薄暗くて、ちょっとの先もまともに見えない。




優雨は一口つばを飲み込み、早苗をの手を引いて歩き始めた。

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