表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
─運命の旅路─  作者: 夢乃
第二部 大アルカナ編:アルカナの導き
14/82

第十四章 終わりの門 ― 13 死神(Death)

 川を渡った先に、黒衣の騎士がいた。頭蓋の仮面を被り、漆黒の馬を引いている。名はクロヴァン。


 「恐れるな。私は終わりではない」


 その足元には枯れた花々が咲き、背後には新芽が芽吹いていた。


 「過去にしがみつけば、新しき芽は育たぬ。死とは、次なる始まりのための儀式だ」


 レオは一歩、前へ出た。クロヴァンは静かに頷く。


 「君はすでに、一度“死に”、そして生まれ変わっている」


 風が吹いた。レオの背から、古い影がひとつ、静かにほどけていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ