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87幕目 立体機動
アテーナ「速いぃぃぃぃ!!!」
大体速さは100Km/hだろうか……生身で受けているのだから、相当なGがかかっている。
雨宮「……あいつだ!」
アテーナ「私は降りる!」
雨宮「わかった!」
アテーナは奴に向かって、落ちていった。
アテーナ「おらぁぁ!」
そして落ちた先は、誰もいなかった。
アテーナ「……はえぇよ、あいつ」
私はあいつの移動先にいた。
雨宮「ぶっとべやぁ!」
私は奴の顔面に爆発を当てたつもりだった。
雨宮「何だと!?」
奴は後ろにいたいつの間に後ろに付かれたのはわからないが、結構厄介だ。
雨宮「っと退避ぃ!」
私はとっさの判断で近くにあったクレーターに入った。
雨宮「あいつ、相当な手馴れだな」
アテーナ「だよね……」
雨宮「近くに建造物がないよな……」
周りを見渡したら、岩がそこら中にある地形があった。
雨宮「あそこまで走るぞ!」
アテーナ「はーい、あそこまでって……」
雨宮「もちろんぶっ飛んでいく」




