86/116
86幕目 爆風
雨宮「……爆発させれるんだったら……面白いことができそうだな」
アテーナ「なにするの?」
雨宮「圧縮した空間を地面に投げて、その爆風で私たちが速く向こうに飛べるってことだ」
アテーナ「……どこかで見たスピードランを爆風で加速する裏技かよ……」
私たちはその方法で向こうに行くことにした。
雨宮「よぉし、足あるか確認しろよ?」
私は地面に圧縮した空間を投げ、起爆させた。そして私たちはその爆風で奴が飛んでいった方向に飛んだ。
雨宮「足はあるね」
アテーナ「自爆覚悟で飛んだのか」
雨宮「ああ、そうだな……少し火力が足りなかったか」
少しだけ速度が遅いことに気が付いた私は悪魔的な発想をした。
雨宮「アテーナ?とりあえず、体を掴んでろ」
アテーナ「いいけど……どうかしたの?」
雨宮「じゃ……ぶっ飛んでいくよ!」
私は手のひらで空間を圧縮し、同時に爆発させていった、これぐらい、手がチリチリにならない。




