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85/116

85幕目 溜めて飛ばす

雨宮「……さすがにまずいか」

突っ込む力が強ければ強いほど、負荷が強くなる、だから私の腕が熱くなってきていた。

雨宮「冷却スーツなのに……これほどとは」

即座に私は奴を空間で包んだ。

雨宮「しってっか?私の技……粘土みたいだろう」

私は包んだ空間の玉を遠くに投げ飛ばした。

雨宮「……これ……強いわね」

当然、あれでくたばってないけど……時間稼ぎはできたわね。

雨宮「あいつを詰めに行くか」

アテーナ「わかった……」

雨宮「私で最低戦力だからな……慎重に動くよ」

アテーナ「ああ……わかった……」

そして私たちは奴の飛んでいった方向に走った。

雨宮「これ、私たちも包めるけど……ぶつかったときの事故が怖いな」

アテーナ「だね」

雨宮「どうしたの?熱?」

アテーナ「いいや、健康だ」


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