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79幕目 フード
そして去り際に、フードが外れた、そこには、私がいた。
雨宮「なんだと……」
そして私は何が何だかわからないまま、船に着いた。
雨宮「……あれは……私……じゃないよね、私はここにいる……」
世界に3人ほど自分の顔がいるって聞いたことがあるけど……あれは、私の魂も、脳も、私だと認識した。
雨宮「……アテーナ…」
アテーナ「どうしたの?」
雨宮「あいつの顔、知っているか?」
アテーナ「ああ、あなたに似てる顔…どうしたの?」
雨宮「あれって……偶然?」
アテーナ「……私たちは別次元の存在だから……偶然かもね」
雨宮「……そっか」
そして私は何が何だかわからないまま、立ち上がった。




