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7幕目 邪
雨宮「……なんで電源落としてあるのよ」
アミ「……なんか……使ったら負けだと思う!」
雨宮「は…はぁ」
アミ「しかし……疲れてきたな……」
雨宮「そう…」
アミ「それに……伸びも悪くなってる…」
雨宮「……使ったら?」
アミ「それだけは…いやだ」
雨宮「職人の意地か?それ」
アミ「……プレス機を…使わせて下さいッッ!!!」
そして鳴り響いたのは、油圧の音とプレスされる金属の音だった。
アミ「……これでいいんだよな?」
雨宮「ああ、お前は十分がんばった。」