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36幕目 再生と破壊
アテーナ「……そういえば…襲ってきた私と反対の奴いたよね?」
雨宮「だね……それがどうしたの?」
アテーナ「あいつの能力、わかる?」
雨宮「うーん…わからんな」
アテーナ「実はね…破壊する能力なんだよね」
雨宮「…あなたの能力と真反対だね」
アテーナ「だから敵対してるんだ」
雨宮「…そりゃ…彼女にとって破壊は快楽じゃないの?」
アテーナ「それは…どういうこと?」
雨宮「だって、あなただって無意識に腕を握ってるじゃんか」
アテーナ「……ほんとうだ…」
雨宮「多分だけど、あなたにとって再生は快楽、彼女にとっては破壊が快楽ってことじゃない?」
アテーナ「そうかもしれないね…」
雨宮「……まぁ、この話は終わり、さて、なにもやることないしなー」
アテーナ「……」




