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33/116

33幕目 残してきたもの

雨宮「……」

アミ「どうしたんだ?」

雨宮「…いいや、なんでもない」

アミ「…そっか…あまみーも私と同じ目をしてたんだ」

雨宮「どういうことなのよ」

アミ「私はお父さんを殺された、あなたは兄を殺された、私たちは血がつながってないけど、同じ悲しみなのだろうな」

雨宮「…まぁ……あんなん……気にしてないし」

アミ「そう……」

雨宮「それに、あんな死に急ぎ野郎の事、考えたら、反吐が出るわ」

アミ「そんな辛辣なんだ」

雨宮「でも、お兄ちゃんのおかげで、最後までやり遂げる気になったよ」

アミ「もう……悔いはないよね?」

雨宮「ああ…」


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