31/116
31幕目 エゴ
私は風呂から上がり、服を着ようとした。
ノア「ねーねー」
雨宮「どうしたのー?」
ノア「これはー?」
雨宮「これ…?」
問を掛けてきたものは、ペンダントだった。
雨宮「これ…?」
ノア「そうだよー?」
雨宮「これはね……私にもわからないんだ…でも、これだけはわかる、捨てたらだめなやつってね」
ノア「へんなのー」
雨宮「変でもいいんだよ」
そうか……私がしてきた…戦いは…すべて、無意味なエゴのぶつかり合いなのか…?
雨宮「…そう考えてくると…なにか申し訳ないな」
その戦いで殺した命もある、でもなんでその後の始末はしなかったんだろう。




