104/116
104幕目 ストーカー
引かれた先は、控室だった。
アンジェラ「なんでここに!?」
雨宮「いやぁ……急に来たかったから、来ただけ……」
アンジェラ「嘘ついてますね!?」
嘘を見抜けるようになったか……よかったよかった。
アンジェラ「それ自体嘘ですけど」
雨宮「……私の心試した?」
アンジェラ「まぁ……そうですけど」
人柄変わるもんなんだな……すごいな」
アンジェラ「それで、本当のこと言ってくださいよ」
雨宮「また一緒に旅しないかってね」
アンジェラ「……旅ですか……あの人たちと一緒に」
雨宮「ああ」
アンジェラ「でも、あの箱に入れっていう……」
雨宮「いいや、直で行けるぞ?」
アンジェラ「どうやってやってるんだよ……でも、少しだけ面倒ごと、片づけてから行きましょう」
雨宮「面倒ごとって…?」
アンジェラ「最近、私の同僚がストーカー被害を訴えていて……それで、退治頼めないかなって」
雨宮「よし任されたり!」
アンジェラ「わー」
スタッフ「……お知り合いなのですか?」
アンジェラ「そう、知り合いだよ?」
スタッフ「……それだったら言っておいてくださいよ」
アンジェラ「はいはい、すいませーん」




