第6話 スキル
「さて、次は容姿ですね。これで選んでください。」
そう言って、ボードの違うところを開く。
「まずは、性別ですね。男がいいですか?それとも、女がいいですか?」
まぁ、もちろん決まっている。
「女でお願いします。」
まぁ、慣れている方がやりやすいしね。
「じゃあ、あとは自分でできると思うので、はい、これどうぞ。」
クリアから透明なボード(クリアによると、ステータスボードというらしい。)を受け取る。
えっと、まずは____。
肌:白色(透き通るような)
髪:白銀青(青を少し薄めに)
目:右・金に鮮緑色を少し混ぜたような色 左・金に真紅色を少し混ぜたような色
鼻:小さく高く
足:細く長く
その他:背は高く・輪郭はシュッとさせる
はい、こんな感じにしてみました。ものすごく満足だわ。私の33年間の想像の集大成(?)だわ。ちなみに今設定したのは15歳ぐらいになってる。
「はい、承りました。…ものすごくかわいいですね……。」
「でしょ!?私、頑張った。」
よし続いて、スキルか。まぁでも、私のほしいスキルはもうだいたい決まってるからね。
「はい次は、スキルです。ちなみに一応あげられる上限は20個までです。あと、先程のステータスの横に書いてあった本来の力は、地上に降りても使えるので、魔力とかは気にしなくても大丈夫ですよ。」
そうなんだ。神様って便利なのね。それなら___。
「はい、わかりました。巡さんが選んだスキルは、【演奏】・【歌唱】・【踊り】・【振付師】・【作曲、作詞】・【全属性魔法】・【弓術】・【無詠唱】・【テイム】・【異空間収納】・【索敵】・【曲検索】・【全言語、文字理解】・【変装】・【体調管理】・【どこでも歩行】・【マナー】・【思考加速】・【鑑定】・【大辞典】でいいですね?」
「うん、これなら何とか15歳の身体でも生きて行けるね。」
「では、この紙にサインしてください。」
そう言ってクリアに渡されたのは、数枚重なった契約書だった。………ふむ、大丈夫だね。
「それでは、巡さんがが飛ぶのはラクトゥーンという世界の中心にあるバグリード大森林というところです。……第二の人生であなたに幸運があらんことを――――。」
その瞬間、私の身体が光り輝いた。