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第5話 神の常識

 

 「・・・さん、・・・・ですか? お・・、おー・・、おーい大丈夫ですか?」


 透き通るような声で私の意識は覚醒した。


 「起きたようですね、巡さん」

 

 「・・・私はどうしていたの?クリア」


 私の身体とクリアの瞳が光ったの覚えてるんだけど、その後が記憶にない。


 「それは、巡さんがサウンド・ガーディアンに超級進化したからです。」

 「超級進化?」

 

 なんだろう、それ?


 「はい、超級進化というのは文字通り進化をすることです。普通の進化ならいつもより眠くなるだけなのですが、何ランクも飛ばして進化をするとブラックアウトすることがよくあるんです。」


 まあ、体に影響はなさそうだけど。


 「まあ、神に進化したのはいいんですけど、正式な神になるのは、少なくとも、3年は修行しなくてはいけないんです。」


 はぁ、とため息をつくクリア。……可愛い。


 「そう言う訳で、異世界に転生してもらいます!」


 「いいの!?やったー!!」


 はっ!?憧れの異世界転生で、はしゃいじゃった。きっと今の私の顔は赤くなっていることだろう。


 「フフフ。それで、そちらの世界で、いったん音の守護神の使いとして生活してもらいます。使命は…そうですね、貴女の信者を増やしてきてください。あとは世界を壊さない限りは何をしてもいいですよ。そして、…いまから、ステータス、スキル、外見などを決めてもらいます。」


 そう言って、透明なボードを差し出してくる。


 「そういえば軽くスルーしちゃってたけど、やっぱり、私が選んだのって上級神だったんだね。」


 そう言いながらその透明なボードを受け取る。


 「はい。そうなんですよー。巡さんが選んだときはびっくりしましたよ。」


 へー、そうなんだ。まぁ、これでも社会人だったし、一般的な科学知識はある。


______________________

 【ステータス決め】

 「それではステータス決めを始める前に、あちらの世界での名前を決めてもらいます。巡さんに飛んでもらう時代は、中世ヨーロッパ時代のような剣と魔法の世界なので、流石に巡さんみたいな名前はないんですよ。」


 へー、テンプレ定番だわっ!嬉しい!!!!それにしても名前か・・・・・やっぱり今の名前の影は残しておきたいな・・・・なら…


 「ステラクルムにする!ラテン語でステラは星っていう意味で、クルムはウィンクルム、絆の最後のクルムを取ったんだ。」


 名前の欄にステラクルムと入力する。


 「へえ、素敵な意味ですね!巡さんの名前にぴったりです!じゃあ次は、ステータスですね!」


 クリアがそう言いながら慣れた手つきでボードを操作する。

____________________________________________

 名前:ステラクルム (前世:星河巡)  性別:女

 

 種族:人族(上級神)  レベル:0  年齢:0(精神年齢33)


__ステータス_____________

体力:100000/100000(∞)

 

魔力:10000/10000(∞)


腕力:1000000/1000000(10000000000)


防御力:1000/1000(10000000)


素早さ:10000(1000000)


(神力:10000000000/10000000000)


__スキル_______________



加護:創造女神・ルラクリアの加護&時空神・メウチルスの加護&太陽神・サウセルの加護&四大中級神の加護・未来で上級神になる者の加護


称号:神を助けた者・創造女神に謝罪された者・心が広い者・音の守護神(見習い)・転生者


 

 ……すげー何このステータス。これ絶対チートでしょ!逆にこんなにもらっていいのかな?


 「これ大丈夫なの?創造女神的に……」


 絶対ダメでしょ!こんなに強すぎるのは!!


 「いや大丈夫ですよ?」

 

 いや大丈夫なんかい!!っていうか、何言ってるのこの人みたいな顔しないで!


 「いやー、上級神ならこれくらいは持ってますし、まぁ他のステータスもみんなよりちょっと多い程度ですし。」


 「へー、そうなんだね。じゃあ、この最後の文字化けしてるスキルから下のやつって何?」


 「まぁそれは転生してからのお楽しみです!」


 ウキウキしながら操作をしているクリア。


 「じゃあ次は、容姿の設定ですね。」

 【ネタバレ?】

巡は、スキル、称号、加護が見えていません。これは、クリアがドッキリさせようとしたから見えていないんです。

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