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第4話 エボリューション

 「ということがあったのです。」

 

 「気にしないで、クリア。過ぎてしまったことは仕方ないし、こんなこと言ったら不謹慎かもしれないけどクリアと友達になれたからね。」

 今までは仕事ばっかりで昔、学校でできた友達も一人も最近会ってないし。

 

 「本当にありがとうございます!…巡さん、ものすごく心が広いんですね!」

 

 クリアがバックに花が咲くような可愛い笑顔を向ける。……それにしても、ものすごい極悪人じゃなければ、同じような回答をすると思うんだけどなぁ…。まあ、いっか!



 「それで本題に戻るのですが、お詫びとして巡さんを上級神に昇格しようと思います!」


・・・・・・はっ??えっ?はぁぁぁぁぁあああああ!!??


 「いや、上級神ってクリアの次に権力がある神でしょ!?そんな気軽にしょうかくしていいの?!」


 「もちろんですっ!あの子を助けてくれただけでも天使に上げられるのですが、巡さんは元から魂のきれいな人、つまり、悪いところが少ない人でしたから。…………それと、職権乱用です!」


 いや、職権乱用は堂々というものじゃあありませんっ!……まぁ、いっか……


 「はい!いいのです!!それで、神といっても、たくさんの種類がいますからね。そう言う訳で、この現在、空きのある枠の中から、えらんでください!」


 クリアがバラッとカードを広げる。・加工の神・機織りの神・知恵の神などなど本当にたくさんの種類がある。

 (ん?いやいや、あれって絶対最強だよ?何でここにあるのかわからん。まぁ、あんな地味そうに書かれているのは誰も選ばないかもしれないが。)

 そう考えながら一枚のカードに手を伸ばす。


 「あれ?それでいいんですか?そのカード、今まで誰も取ったことのないカードですよ?」


 やっぱり不人気だったんだ。でもやっぱりどこからどう考えても最強だし。それに私、こう見えても歌うのとか、踊るのとか、楽器も得意だしね!


 「わかりました。では・・・・‶最高神の名のもとに。此度のプロセスは、星河巡を上級神サウンド・ガーディアン(音の守護神)へと、超級進化を促すものである"」


 そう言ったクリアの瞳と、私の身体が光り出した。・・・でも、不思議と怖さはない。


 そして、数秒したら光が収まってきた。でもその前に私の意識は途切れてしまった。

もうちょっと進めるつもりだったけど、だめでした・・・・・・。


 ちなみにサブタイトルのエボリューションは、進化という意味です。知らなかった人のために一応。

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